マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

性格の良い美人

2010年03月29日 | 車好き話
iMiEV誕生の瞬間・・・(かもしれない)

今回記事を書くにあたり調べた結果判明したのですが、
2004年、私の車好き観に衝撃が走りました。
Nスペで電気自動車エリーカの特集をやっていた時です。
エリーカの事も電気自動車の性能が良い事も知っていましたが
当時(今もか)理想のスポーツカー像と言われていた
小排気量ターボ+4WDのランサーエボリューションと
スポーツカーの代名詞(と、本人は認めていませんが)911ターボを
ゼロヨン勝負(実際は0-100マイル時勝負)であっさりと片付けた
エリーカの俊足ぶりに、内燃機関終了のアナウンスとともに
電気スポーツカー最強説が芽生えました。

それにしても格好良い・・・

実は当時のエリーカが叩き出した0-100マイル7.04秒という記録、
最新のガヤルドでも出せるタイムだそうです。
内燃機関(=エンジン)の進化にも改めて驚きですね。
とはいえ純エンジン車の性能が限界に来ているのも事実で、
翻って純電気自動車も完全な実用化にはもう少しかかるので
今はハイブリッドが現実的な選択になります。
ところで最近の濡れ衣騒動は兎も角としてHVの覇者プリウス、
あれがHVの理想、環境性能こそがHVの本質と思われていますが、
実際はそんな事はありません。
プリウスはHVの環境性能の部分だけを利用していますし、
パッケージングに至っては、実用車にHVは不利です。
(なので車としてはカローラ以下な仕上がりになっている)
ガソリンエンジン+モーターのHVの場合、
回せば回す程ハイパワーを得られるエンジンと、
初速から最高トルクを発生出来るモーターを組み合わせる
というのが本当の利点だそうで、
更にモーターとバッテリーは取り回しが比較的自由なので
最適な運動性能を引き出すためのバラストにしたり、
バッテリーを分割してフレームに入れてしまえば
構造体にしてしまう事も出来るそうです。
(ぶつけたら酷い事になりますが)
これにHVが持つ(純エンジン車に対しての)環境性能となれば
最早ねずみ講の巧みな話法の領域です。

かつて流行った究極の選択クイズという
様式美を題材にした奥ゆかしい遊びがありましたが、
その中のとても興味深い設問に
”性格ブスな美人と性格美人なブス、どっちがいい?”
というのがありました。
正に才色兼備で様式美のかけらも感じられない
918スパイダーの登場をもって、
スポーツカーがどの様に変わっていくのか、
もう少ししたら出始める試乗記に注目しています。

(私は性格ブスな美人が最高峰な世界の方が楽しいと思いますけどね。)
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