東京都の笹塚付近に本社を置く京王重機整備会社。
こちらは親会社の京王電鉄の全般車両検査のほか、全国の鉄軌道所有の車両の大改造を受注している特殊な事業者と言えますね。
中でも八王子市内にある北野事業所はその中枢で、新造は行わず、むしろ改造や大規模リニューアル専科とか。
これまでもアルピコ交通や伊予鉄道向けの中古車両の改造を手掛けたほかに、ごく最近では豊橋鉄道市内線のモ3503を大規模リニューアル。半年掛けてこのほど完成したようで、純新車並みの顔で帰ってきました。まさしく、今の豊鉄らしい考え方で感服しますよ!!
名鉄においても、そちらに依頼していれば、先代の3300系や6750系、7300系、3780系のカルダン駆動化やSR車化も十分に可能だったのかも。
その第一候補としたいのが、やはり今の5000系だろう。
何も9500系並みの最新鋭システムにする必要はないとは思うが、今のリニューアル3500系並みの走行システムにして、何とかECB車群の仲間入りをさせたいところ。台車やクーラーはまだまだ十分に使用に耐え得るだろうから。うん。形式名とか車号は今までのままで良かろう。
これからは名鉄も暫くの間は闇雲に新車ばつかり投資するわけにもいくまい。経費節減のためにも推奨する声は高まりそうな気がしますね。

ところで、元東急7200系の豊鉄1800系。恐らく、こちらもこうしたリニューアルを豊橋鉄道幹部は既に検討かしら?? しかしながら、車体そのものは1967〜69年製造と相当に古く、且つ傷んでいて、かなり難しいのかも。やはり近所の日車豊川にて純新車を造らせた方が良さそうだ。
なお、小田急はもともと電気指令式ブレーキの採用には消極的でしたが、8000系や1000系のリニューアル時に当たり、大半の組成をVVVF且つSiC素子化。ブレーキも空気指令式から電気指令式に変更しました。勿論、マスコンも然りですね。中にはわざわざ相互読み換え装置まで追設した事例も。さて、名鉄はどんな選択肢を採るのかな?