ここのところ、大都市大手・中小私鉄での純新車投入計画の話題で持ち切りですが、その中でとみに高まってきた地方中小私鉄での“省エネ新型電車”投入表明が相次いでいますね。
まず先鞭をつけたのは何と言っても一畑電車のデハ7000形だろう。両運転台構造のステンレス車体で勿論、純新車。近くの後藤工業製造で、比較的安く納まったのかもしれません。
そして、静岡鉄道ではA3000形も。何となく小ぢんまりしてはいますが、これからの地方中小私鉄での純新車に一石を投じましたね。こちらは総合車両製作所で造られました。
これによく似た電車は、間もなくデビューしそうな伊予鉄道800形。近畿車輛にて造られます。
他にも北陸鉄道では存続が決まった石川線に新型電車。しかしながら、折からの令和6年能登半島地震の煽りを受けており、本当に実現できるのか、ちょいとばつかり心配ですね。
さて、ここからは純新車ではないのかもしれませんが。
近江鉄道もVVVF車の導入を表明。今後も親会社の西武鉄道から電車を購入すると言っており、2000系か9000系、30000系が考えられますね。
高松琴平電鉄も同様。しかしながら、まだ純新車かどうかは不明です。
長野電鉄は8500系の置き換え用として、東京メトロからさらに03系を購入するとか。
上毛電鉄では新車と言っても、何と東京メトロ03系でした。
さて豊橋鉄道ですが、どうやら豊橋市内線については今回はモ3500形全車の大規模リニューアルで済ませそうだ。
渥美線はどうか。もし1800系のリニューアルならば、京王重機整備北野事業所もこれから、まずまず多忙だ。
名鉄5000系も車体が若くて、なかなか堅牢そうだ。台車やクーラーも良品なため、私自身はECB車化かつVVVF車化にぜひとも期待したい。
あの瀬戸線にいた6750系はどうやら、車体が華奢な出来だったらしくて、鋼板も薄くて傷みが予想外に激しかったので、泣く泣く高性能車化を断念したのだろうね。きっと。
今の5000系の車体と同様に考えるのは、やや無理がありそうだが。うん。