かつてはJR総研が熱心に開発努力していた新在直通用のフリーゲージトレイン。
残念ながらも空振りに終わったようです。
その後、近鉄が京都〜橿原神宮前〜吉野の特急直通を図るため開発を引き継いだとしていますが、私自身は見通しはかなり暗いと思いますね。
この際は近鉄吉野線を思い切って全面標準軌化させた方が、安くて早いのではなかろうか?
南大阪線や長野線、御所線、道明寺線は今のまま一般狭軌として残し、むしろ、なにわ筋線への乗り入れを模索した方が良さそうだ。有料特急の代わりに快速急行に特別車を連結する形が現実的かもしれません。
大阪市内からの吉野特急については、大阪難波、大阪上本町、阪神三宮などの始発としたほうが良さそうな気もしますが、かなり大回りになってしまうのかしら? 吉野駅にも“ひのとり”“しまかぜ”“アーバンライナー”が乗り入れ出来れば理想的だが。
2年前にも提言したのですが、現状では、どちらがベターかな?
名古屋線はもとから改軌計画があったところに伊勢湾台風で被災してその復旧を兼ねて改軌を前倒し。今よりも列車本数が少ない時代だったことから突貫工事ができたと思います。
そもそも、南大阪線系統の改軌情報、全然鉄道雑誌やその公式サイトに載っていません。架線と第三軌条のハイブリッド集電技術も全然載っていません。
全然ニュースになってないから、個人的には開発が至極困難で頓挫したのでは?とも思ってますが。
フリーゲージトレインの誤りでした。
近鉄のフリーゲージトレイン情報も、ハイブリッド集電とともに全然鉄道雑誌やその公式サイトに進捗状況が載ってないので、事実上頓挫しているような気がしてなりません。
現状では吉野線の有効長が支線並の最大4連のみなので難しい状況ですよ。
https://www.chunichi.co.jp/article/937572
中日新聞デジタル 2024年8月2日配信
8月5日の中日新聞夕刊にも掲載されました。紙面では文章がさらに続いています(中日新聞購読者は会員登録していれば続きがデジタルでも読めます)。
「国の開発が頓挫し、JR川内駅(鹿児島県薩摩川内市)に置かれたままだったフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の試験車両を鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)が7月末に解体し始めたことが2日、同機構への取材でわかった。9月中の解体完了を予定している。」
新在直通用のフリーゲージトレインは「頓挫」とある一方で、中日新聞紙面では近鉄のフリーゲージトレイン開発に関しては一言も述べられていませんでした。
近鉄も何にも音沙汰がないので、近鉄も頓挫している可能性は高いのかもしれません。