熊本市はこのほど、市電を上下経営分離方式に移行させ、今の交通局を廃止すると発表しました。
来年4月以降は、線路や施設、電車を市が所有し随時更新。運営は熊本市公共交通公社が担当します。
ちなみに、熊本市交通局は以前は市営バスもありましたが、今は熊本都市バスに移行し、民営化済みですね。
熊本の公共交通と言えば、ごく最近ではICカードサービスから撤退の意向が伝えられ、物議を醸しています。
熊本の市電は標準軌で直流600ボルトの架線電圧。ホンマに理想的な規格だと思いますよ。私自身も昔は水前寺付近から熊本駅前まで乗った覚えも。運賃は対キロ区間制で整理券乗車です。
また、近隣の熊本電鉄を標準軌化させて御代志方面まで直通させる構想もありましたが、あれからどうなったのかしら?
改軌は大変だが、何とか実現させて、ライトレール化も選択肢だが。うん。
取り急ぎ報告まで。
名古屋の地下鉄、市バスは今の市有市営でも決して悪くはないが、営業面でさらに多様多彩なことが出来れば、こうした方式もありかな? 海外では公社の場合が多いらしいし。
それよりも、鹿児島の市営交通事業には微妙な影響を与えるかも。うん。
2023年には、名鉄百貨店がナナちゃん人形でABC朝日放送・テレビ朝日系アニメ「プリキュア」シリーズ20周年を記念したコスプレ企画がありましたし、名鉄百貨店店内で、歴代プリキュア映画ポスター全作品掲示企画も実施していました。
名古屋市交通局への2024年度予算編成過程パブリックコメント・交通局次期経営計画パブリックコメントでも、アニメコラボ企画をもっと実施してほしいという意見も実際に投稿されています。
また、昨年はグループ傘下のJR東海パッセンジャーズと共同で「五等分の花嫁」(週刊少年マガジン連載作品 テレビアニメ放送・劇場アニメ公開)とのコラボ企画を実施していました。この作品は原作者が愛知県知多市出身であることや、劇中に愛知県を思わせる舞台が多数出てくること・劇場アニメでは桑名市のナガシマスパーランドが出てくるなど、東海地方の「聖地」が登場するなどの縁もあります。
今年には「ゆるキャン△」(芳文社COMIC FUZ連載作品)の第3期が4月~6月にテレビ放送され、JR東海も製作に協力しています。第3期アニメ第1話には飯田線と213系が登場しましたし、エンディングテーマアニメは313系の車内が描かれていました。物語の主人公たちは山梨県の身延線沿線の高校生です。「ゆるキャン△」第3期では、大井川鐵道も登場しています。
JR東海以外では、ライトノベル「変人のサラダボウル」(小学館ガガガ文庫 今年4月~6月にテレビアニメ放送)のラッピングバスが岐阜乗合で運行されました。これは、原作者が岐阜出身であることと、物語の舞台が岐阜市であることにちまみます。
今年7月から放送のアニメではライトノベル「負けヒロインが多すぎる!」(小学館ガガガ文庫)で、豊橋鉄道が劇中に登場し、市内線の電車がそのままアニメに描かれています。豊橋鉄道・JR東海・豊橋市に実在する県立高校も製作に協力しています。
JR東海を筆頭に、東海地方の交通事業者もアニメコラボに盛んに展開するようになってきました。
残念ながら、名古屋市交通局はご当地漫画「八十亀ちゃんかんさつにっき」がヒットしてアニメ化されたり、名古屋発アニメプロジェクト作品「シキザクラ」が放送されても、それらを市営交通に十分に活かすことができないでいますが。
夏休みこども一日乗車券「1DAYお子サマーパス2024」発売&「夏休みスタンプラリー2024」を開催します!
https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/ENJOY/TRP0001710.htm
8月9日公開の映画クレヨンしんちゃんとのコラボ企画です。昨日はセントラルパークにしんのすけが登場しています。
クレしんの舞台である埼玉県春日部市と何の関係もない名古屋市がなぜクレしんとコラボなのかは疑問にも思いましたが、今までアニメコラボに超がつくほど消極的だった名市交も、こういう企画をやり始めるようになりました(※コロナ前は「クリスマススタンプラリーという名の年末公開映画とのコラボ企画もありましたが)。
他事業者では、東海地方では現在のJR東海ではアニメとのコラボに舵を切ってまして(これは6月27日放送のテレビ東京系「カンブリア宮殿」で取り上げられていました)、やはりアニメコラボは今は避けては通れない企画になっています。
テレビ東京カンブリア宮殿 "お堅い会社"からの脱却 JR東海 大改革の裏側 2024年6月27日放送
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2024/0627/
また、名古屋市交通局は以下の企画も実施予定です。
市バスでPetit旅
https://j-lppf.jp/otokunimegurou_2024/
こういった企画には、管理人さんはガン無視でしょうか。車両更新や民営化云々しか興味関心がないからこういう企画には見向きもせずただブログ上で「文句を言い続ける」だけしかできないのでしょうか。
ちなみに、クレしんスタンプラリーは早速初日である昨日から参加者が散見されました。
営業面で多様多彩なことが、と申されますが、これ以上名古屋市交通局に何をしろとおっしゃるのですか?交通局に今以上の何かを求めても現場スタッフが疲弊するだけで、それにより運行ミスなどの混乱を惹き起こすことになるのではないでしょうか?
それと私もMさんもこれまで何度も申し上げてきましたが、銀河さんは交通局の民営化を推進したい立場の方なのでしょうか?
公職選挙法に引っかかる可能性もあるので実名と出典元は明かせられませんが、来年春実施予定の市長選出馬予定者の、現職参議院議員の本人公式サイトを見ると、名古屋市長選出馬に向けて「公約」ともいえるページの中に「交通」の項目もありますが、民営化や上下分離に関してはノーコメントです。公共交通利用率向上・地域産業育成のために国産EV導入推進の一方で、東山線リニア化とリニモ接続・愛知環状鉄道との大環状線化や地下鉄のシェルター化など、「現実離れ」した政策も散見されます。
市営交通民営化云々コメントで過去に何度も同じことの繰り返しになりますが、上下分離に関しても、市議選市長選で公約に掲げる候補者がいないため選挙の争点にならず、市議会で全く質問や議題に挙がらないため市政レベルでの議論すら起こっていません。
来年春に市長選が予定されていますが、現職はまだ態度を表明しておらず、その一方で参議院愛知選挙区選出の現職議員が市長選出馬を目指しています。他にも市長選出馬を目指している人もいますが、いずれの出馬予定者も市営交通に関する政策に関しては表明してないように思われます。当面は「現状維持」で進むだろうと思われます。