関東大手私鉄の一般営業用電車のVVVF化率。既に東急、相鉄、北総、小田急、京急、京王、東京メトロが100%達成済みですね。おめでとうございます。因みに、都営地下鉄もとうに達成済みだ。静鉄も然り。
また、京成や西武もあと一息で達成の様相。JR東海も同様だ。その背景には、界磁チョッパ制御機器の補修部品枯渇の危惧も大いにあろう。
一方、東武はまだまだ10000系列も多くて、達成は道半ば。何せ規模が大きいから仕方ないかも。
さて、関西大手私鉄はどうか?
大阪メトロは100%達成済みだろうが、あの阪急でさえ界磁チョッパ制御や抵抗制御も今なお幅を利かせているようだ。近鉄も8A系のシェア拡大作戦に着手したが、目的の達成までは遥か彼方??
名鉄も6000系の全廃で、間もなく非回生の抵抗制御はすべて姿を消しそう。但し界磁チョッパ制御や添加励磁制御はまだまだ多数残り、あの5000系をどうするかも大きな課題だ。
パノラマスーパーについては、恐らく2200系のマイナーチェンジの新形式車にて遠からず代替されそうだが。うん。
ちなみにチョッパ制御車両の電力回生率は約13%とか。9500系や9100系は、今の5000系や6500系等の約半分の電力量で済むらしいが。
VVVF制御への大改造→ECB車化か? あるいは、勿体ないけれども、将来的には車体ごと廃棄して、その代替として9120番代や9520番代の大量増備に踏み切るのか?
または、5000系のギア比や限流値を6500系や6800系に合わせて、運用機能統一化が良いのか?
私自身でさえも、一体どちらが果たしてベストなのかは今のところ分かりませんね。名鉄幹部たちもさぞや頭が痛かろう。でも遠からず、その結論を経営スタッフの誰かが必ず出さねばなるまい。
小田急8000形は界磁チョッパからVVVF化されての一部編成がSiC制御というようです。説明不足でした。
現在は運用されていないようです。
大手電機メーカーのサイトには、試験結果として情報があるようです。
過去に小田急でSiC制御車の試験走行があったように思いますが、最近動静が無いのが気になります。
界磁チョッパ制御機器とか界磁位相制御機器はGTO素子でサイリスタを使用。
阪急ではIGBTで対処した事例もあるとか聞いたが。
名鉄の場合は自前で新造するしかなかろう。
近江鉄道へ譲渡された西武鉄道2000系も界磁チョッパ制御のままで使うらしく、名鉄5000系のVVVF改造の可能性も薄らいだ感じですね。
特急が走る区間は抵抗制御車の重連での高速運用は無し、VVVF車と抵抗制御車との重連も無しで、そんなこところでしょうか。
サステナ車として他社へ車両を譲渡する流れが増えると良いと思います。
そういえば、最近は5000系の河和線一般特急も殆ど見かけなくなり、3500系等に交代したような。
昼間以降は4両ばかりの津島線西尾線系統や末期のパノラマカーやSRみたいに普通中心になると思います
5000系は最高運転時速120キロを誇り、豊橋駅まで急行で今でも顔を出すほどだが、今後は9500系や9100系に代わるだろう。
一方、6500系は今でも吉良吉田や新鵜沼、中部国際空港、河和などに急行として使われており、仮に5000系が改造工事を受けたとしても、それほど支障にはならないでしょうね。
それまでは6500系や1200系や1800系から発生した予備部品で賄うと思います
3R鋼製車より先か後になるかは予想がつきません(元は3700系や3100系と同期製造もおるから)