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風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

豊饒の森

2016-09-20 12:29:33 | 山歩き

6月の牛ノ寝通りの山歩き延期から3か月、台風と秋雨前線の合い間を潜り高崎さんと
瑞牆の森で遊ぶことになった。山道具、釣道具を積み込んでいざ出発!

 


待っていたのは、恩賜林のカラマツ林と細い流れが続き、苔蒸した別天地のような風景だった。
まずはハナイグチを探して気持ちの良い林の中を歩き始めた。






二人で左右に分かれ、ジグザグに斜面を進む。木々の間では顔や頭にクモの巣がまとわりつく。
頭を垂れ、下を見ながら探し歩いても一向に見つからない。
ふと見ると目の前にはクマの糞。その次は鹿の足跡。
んん~っ、見つけたいのはキノコでござ~る。

 


そうこうしている内に高崎さんが最初のハナイグチを見つけた。
特徴を覚えてカラマツの間を彷徨うこと?分。
ついに自分でもハナイグチを発見!傘の形、綺麗な黄色、初ハナイグチです。





しかし予想していたような収穫にはほど遠く、どうしたものかと思案中の高崎さん。
カラマツ林の中、遠くを見つめる背中が哀愁を帯びて見えたような。



しかし、そこは高崎さん。すぐまた摘みごろのハナイグチを見つけたようです。
キノコは食べ物というより被写体か?学者レベルの観察態勢。
「ハイッ、もう少し右向いて。ちょっと笑ってみようか。はいそのまま・・・「カシャッ」」
と言っていたかは定かでない。




こんなキノコも・・・               この木には一体何があったのでしょう     


雪か風のいたずらか


今年は一週間ほど遅いそうで今日の収穫はこれ。二人なら立派な山飯の一品になります。
高崎さん下処理も手慣れたもので、あっという間にほれっ!





保冷剤でがっちり保冷した鮎の一夜干し。コールマンPEAK1がぐずり、弱火にすると火が
消えてしまい、テキパキ調理中の高崎シェフの背中を伺いながら四苦八苦。



何とか火も安定し、香ばしい匂いが辺りに漂いだして一安心。




この料理、美味しそうでしょ。ビールが進む、すすむ。




高崎シェフの手から次々オリジナル料理が出来上がり、ご馳走になりっぱなしの私でした。






山飯の後はちょっとだけ釣りを。
私が持ってきた道具は出さずじまいで、高埼さんのショートロッドを借りて交互に釣り上がる。



何度目か、連続する落ち込みにキャストしたフライににやっとおチビさんのイワナが
ヒットしてくれた。ありがとう!!



心配した雨も降らず、下界の暑さも忘れ、瑞牆の森、ハナイグチ採り、小渓流のちびイワナと
初物ずくしで楽しい山遊びの一日が終わりました。