風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

混沌

2017-03-03 22:50:18 | 独り言

雲間から射し光る一条の輝き

天から垂れ下がる重く黒くも柔い固


いま君はその清純な身体に世の穢れを纏い

いつしか見えぬ時の流れに委ねたその一歩の中に

何を問うのか


小さな流れはいつしか大河になると言う

古来からの教えを信じ

何者にも勇気を与え

救いの声を閉ざし

今聞こえるこの静寂を

君はとらえることが出来るのか


我はこの戦きと理不尽な歩みに泪し

聳え経つ壁に向かう心を戒めんがため

盾となる憂いを手に入れん

さあこの手を取り眼前の岩の裂け目に触れぬがごとき流れの中を

行けど其の身が絶えずとも解かり得ぬ


そよ吹く風に揺れる葉も落つる水音の響きを聴き

いつしか奈落の四十万に消えてゆく

ああこの時が永遠に満る心の憂いを救えるならば

今、己の秘めたる葛藤にも似たこの色彩を

君に与えん