風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

愛車を手放す時

2017-08-27 22:57:50 | 独り言

20年前、深夜の中古車販売店でスポットライトを浴びて輝いていた車に魅せられて、
同車種の車を求めて都内を主に捜し歩き、やっと巡り合えた一台。
MAZDA ユーノスコスモ 20B CCS-E
バブルの時代を象徴するラグジュアリーカーと言われるが、この車の味は何といっても
3ロータリー+シーケンシャルツインターボのエンジン。

当時の出力280PSは今となっては珍しくはないが、ロータリーの滑るような無振動で
どこまでも加速して行く圧倒的なスピード感は他の比ではない。
車の加速で押し付けられ吐き気をもよおすような”G”を感じたのはこの車が初めてだった。

5年前、エアコンが不調になり部品もリビルト品しかない状況で修理費も嵩むことから
車検を諦め、登録抹消手続きをして車庫に保管していた。
いつかレストアして再びドライブできる日を夢見て・・・・・











車内も当時は宇宙船のようと言われた斬新なデザインだった。
走れば圧倒的な加速の浮遊感を体感できるが燃費は3km/ℓ
外車並みにガソリンをまき散らして走っている感じで今の時代にはそぐわない。

再び乗る夢を諦めて、ネットの一括査定サイトに申し込んだのは先日。
登録直後から100件以上の着信や留守電に追われ、手段を後悔した。

長い間乗って、本当に思い入れのある車。
何とか買い手がついて明日には引き取られて行く予定で、本当に淋しく心残りでもある。
まるで我が子を旅に出すような・・・・・

こうやって身の回りを一つづつ整理して行かなければと思う今日この頃。