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いいぞ 野球は

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」を読んだら

2010-02-24 00:21:55 | Weblog
実に楽しい読み物だった。とっても売れているようなので,読まれた人も多い思う。装丁はミニスカートのかわいい女子高生のイラスト。ストーリーはある公立高校の野球部に入った女子マネージャーが,「野球部を甲子園につれていく!」と決め,マネージャーの仕事に取り組むためにまず「マネージャー」という言葉の意味を調べるために,本屋さんで偶然紹介されたのが,ピーター・F・ドラッガーの「マネジメント」。そこから,興味深い展開に嵌る。書店ではビジネス書コーナーに置いてある。

野球の話でもずばりはまることもあるし,どんな仕事においてもこの読み物から学べることが数多くあると感じた。多くの登場人物がいるけれど,主人公の女子高生や野球部の監督,など,自らに投影して読めた。また,様々な問題解決にどう取り組んでいくのかという,私の大好きなテーマを,野球部の意識改革というこれまた身近な事例で教えてもらえるようなえもいわれぬ快感もあった。

何か問題があっても,この読み物をよんでいれば,大方の問題は解決できる?かな?ちょっと言い過ぎかもしれないけれど,広くいえばチーム運営,狭く言えば試合の采配などに悩める監督・コーチさんの助けにはきっとなるにちがいない。
まさに監督や代表(などのチームのマネジメントを担う者)というのは,個々の力を結びつけて組織の力として引き出すことができて,初めてその役割を担ったといえるのではないか。その手法はここに実にわかりやすく描かれている。そのために必要な「監督とは?コーチとは?」だけでなく,「少年野球チームとは?」までもしっかり定義づけできる。

書店をよく見てみると,このようなドラッガーのことを書いたビジネス新刊が多く並んでいる。そういうものをその後数冊読んでみたけれど,今おかれている私の立場・役割をなんとか全うしようとするための大きく大事な教科書になるだろう。

いつか~「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」を少年野球チームの事務局が読んだら~という読み物を発刊したら,う・れ・る・か・な・(^^)。
Comments (2)
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