昼休み,外食先から帰ってくると,オフィスにある小さなブラウン管TVの周りに,みんなが群がっている。そうそう,今日はバンクーバーの女子フィギュアのショートの日だ。なんと,浅田選手がいまから演技を始めようとしているところだ。
最初のコンビネーションジャンプには拍手が起こった。飲み会の乾杯のあとの拍手以外でこのメンバーと拍手するのは初めてだ。ま,いいか。でも,ここ最近多忙で「話しかけるなモード」に入っている某○長でさえ,最前列で真剣にみている。浅田選手の演技がおわり,いい点が出た瞬間,昼休みを終える時間となる。「あとはキムヨナ(さん)」じゃのう・・と言い残して,いつものモードにみんなが戻る。
帰宅後,キムヨナ選手の演技をニュースで見る。なんとプレッシャーのかけらも感じない堂々とした演技だ。私でもわかるくらい,それが伝わってきた。さらに印象的だったのが,その演技の最後のシーンで,実況アナがそのポーズにあわせ「撃ち返しました」。とコメントした「実況」だ。
これは,ポーズの説明と直前の浅田選手の演技に対しての意味があったはず。野球でいえば4番打者同士が初回にホームランを打ち合ったようなもの。生でみることができていたら,実に,見ごたえがあっただろう。そして,この実況アナのこのコトバも,絶妙だと思う。私はそういうところにも感動してしまう。
最高の舞台での最高の演技の応酬が,そのアナウンサーの最高の実況を引き出したのか・・・。「なんとかトゥループ」とか「なんとかスピン」というようなワザの説明もいると思う。「美しいです!」とか「いい表情です!」というような状況実況もいると思う。
ただ,このような状況に応じて的を得た表現の「実況」は,演技の感動を強い記憶として脳のなかに刻んでくれる。決して多くを語らず,絶叫もしなくても,伝わる実況だ。
やっぱり プロは違う。
最初のコンビネーションジャンプには拍手が起こった。飲み会の乾杯のあとの拍手以外でこのメンバーと拍手するのは初めてだ。ま,いいか。でも,ここ最近多忙で「話しかけるなモード」に入っている某○長でさえ,最前列で真剣にみている。浅田選手の演技がおわり,いい点が出た瞬間,昼休みを終える時間となる。「あとはキムヨナ(さん)」じゃのう・・と言い残して,いつものモードにみんなが戻る。
帰宅後,キムヨナ選手の演技をニュースで見る。なんとプレッシャーのかけらも感じない堂々とした演技だ。私でもわかるくらい,それが伝わってきた。さらに印象的だったのが,その演技の最後のシーンで,実況アナがそのポーズにあわせ「撃ち返しました」。とコメントした「実況」だ。
これは,ポーズの説明と直前の浅田選手の演技に対しての意味があったはず。野球でいえば4番打者同士が初回にホームランを打ち合ったようなもの。生でみることができていたら,実に,見ごたえがあっただろう。そして,この実況アナのこのコトバも,絶妙だと思う。私はそういうところにも感動してしまう。
最高の舞台での最高の演技の応酬が,そのアナウンサーの最高の実況を引き出したのか・・・。「なんとかトゥループ」とか「なんとかスピン」というようなワザの説明もいると思う。「美しいです!」とか「いい表情です!」というような状況実況もいると思う。
ただ,このような状況に応じて的を得た表現の「実況」は,演技の感動を強い記憶として脳のなかに刻んでくれる。決して多くを語らず,絶叫もしなくても,伝わる実況だ。
やっぱり プロは違う。