ふと気が付けば、アニバーサリーという単語に敏感な年齢に・・・。
私が敏感になったということは、同じ歳の友達もそうなわけで、
そうなると、その友達の友達もそうなるわけで・・・
そんな素敵なループで、友達の友達のYさんに頼まれたアニバーサリーリング。
早くにご結婚されたそうなのですが、エンゲージリングは特になかったそうで、
今回は、その役割も担う、とても特別な指輪です。
素材はプラチナとダイヤモンド。
デザインの段階で、アンティーク調というワードがあったので、
華奢な感じをイメージされているのかなぁ、と思っていたのですが、
もっともっとずっーと時代をつけまして遺跡風。w
アンティーク風の繊細ではなく、ちょっと無骨なゴツゴツぽってり遺跡風。w
それを今欲する感じがとても共感できてしまいます。
そんなこんなで、デザインイメージが共有できたので、
後は、ダイヤのグレードやら大きさやらを決定するのみです。
私の周りは、迷わない方ばかりで、本当に助かります♪
じゃじゃんっ!
センターのダイヤは0.793ctの個性派オーバルカットに、
クラリティがVS-1と素晴らしい布陣です。
そして、両サイドにバゲットカットのダイヤが美しくも、みっちりと脇を固めております。
そしてそして、石座の下にもバゲットカットのダイヤがぐるりっ!
バゲットカットのダイヤだけで、トータル0.92ct。
バゲットカットって、カット面が少ないので、内包物等の粗が丸見えになるので、
汚いものは使えず・・・、おのずと品質の良い(そしてお高い)ものなってしまうんです。
故に、美しい!
ブリリアントカットの細かな豪華な輝きも美しいですが、
バゲットの少ないカットの、静寂さえ感じさせる凛とした輝きを眺めていると、
喉の奥がきゅんとして、なにやら切なくなってしまいます。(感受性豊か過ぎ..w)
地金もたっぷりたっぷり使用して、贅沢な佇まいです。
プラチナの"とすんっ"、という心地よい重みがリッチな喜び!
今回はこのレール留めを含め、私には難しい加工なので、
信頼する職人さんにお願いして、美しく仕上げて頂きました。
出来ない事は、外の職人さんにお願いするのですが、
ただ上手なだけではダメで・・・
なんていうか、良く 『手が合う』 って表現するんですが、
製図したデザイン画の余白というか、ニュアンスを分かってもらえないと、
思い描いたモノが出来上がってこないんですよね。
自分で全部できるのが一番なのでしょうが。w
内側には、お誕生石のタンザナイトがきらりんっ。
そして、お名前と生年月日と家紋の刻印が入りました。
家紋は、ジュエリー用の刻印を一からオーダーしました。
※他の承っているリフォーム分にも、どんどん使っています!
後ほどご紹介させて頂きます。
ご自分のお名前と生年月日は、何かあった時の身元確認のため。
Yさんも私と同じ仙台の方で、先の震災を身近で経験されていることもあり、
このアイディアは、とても自然な考えだと思いました。
途中経過を送りでチェックしてもらいました。
その際、サイズがとても心配だったのですが、最終的には、無事に合い、
仕上がりも気に入ってもらえたようで、ホッとしました。
そして、先日仙台に帰省した際、
紹介してくれた友達も含めて三人で会った時、着けて来てくれました!
なんだか、ずっと前から持っていたかのような馴染み具合で、
Yさんの雰囲気にも、洋服やお持ちの小物にも合っていて・・・
『着けこなすって、こんな感じなんだなぁ』
と、感心してしまいました。そして嬉しい!
そして・・・こちらは、Yさんを紹介してくれたSさん。
彼女も気を遣って、着けてきてくれていたので、嬉しくってパチリ。
マリッジのTigeFineとpierrepierreとエンゲージの重ね着け。
ゴージャスになり過ぎてしまいそうな重ね着けも、
ラフなスタイルにさらっと溶け込ませているのは、さすがなのです♪
三人でゆっくりとたくさん色々なお話できて、楽しいひととき。
Yさんとは同じ月生まれということもあり、勝手に打ち解けてしまいました。
『友達の友達はみな友達だ!』
・・・で、いいのかな?タモさ~ん。
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●松屋銀座1Fプロモーションスペース
10月29日(水)~11月4日(火)
"THEATREUX/テアトロ"での出店に、zetta collectionもお取扱い頂きます。
私も一日だけ店頭でご案内させて頂く予定です。
お近くへお越しの際は是非お立寄りください。
※ご案内をご希望の方は下記アドレスへご連絡をお願いいたします。
zetta@piecepiece.com