ピエスのジュエリーまわり

恵比寿南のジュエリーリフォームアトリエ&ショップ、『pièce ピエス』のあれやこれやです。

コズミックジュエリー

2020-05-19 | Order&Reform -Rings-
ピエスのお店の営業はまだまだお休みしておりますが、
できあがったものを少しずつお届けさせて頂いております。
 
先日お渡しさせて頂いた
オーダーリング&リフォームリングのご紹介。
 
グリーンなお石がお好きとの雑談から、
ピエスのストックの"タンザナイト"をご紹介しました。
 
このルースはタンザナイト特有のブルーが薄く、
そして、グレーがかった淡いグリーンが浮かび上がります。
 
 
 
いわゆるタンザナイトブルーではありませんが、
一箇所として同じ色合いがなく、新しい色が浮遊する様子は、
飽きずに眺めていられます。
 
枠は、zetta collection の定番、ツブツブアーム。
 
同じデザインで、お手持ちのラピスラズリでもお作りさせて頂きました。
 
 
こちらは、Aさん思い出のルース。
その"ステキストーリー"は、後日改めてご案内させて頂きます! 
 
 


画像では分かりにくいかもですが、
アームにはお手持ちのメレダイヤが、
5pずつランダムにセッティング。
 
これが良い塩梅にセンターストーンを引き立ててくれます。
 
私の勝手な心情として、
シルバー枠には、
あんまりキレイじゃないダイヤを入れたい…というのがあります。
 
ほんと勝手な思い込みですが。笑
 
コーティングしていないシルバーが、
少しずつ硫化してくる過程も楽しみたいので、
その時キラキラ過ぎるダイヤだと、
せっかくのシルバーの、深みを増した風合いに、
キラキラダイヤが水を差すんです。(個人の感想です…)
 
なので…
少〜しくすんだくらいのダイヤの、
少〜し鈍いくらいのキラキラがちょうど良い。
 
お互い引き立てあって、

「ダイヤさん、どうぞどうぞ光ってくださいな」
「いえいえシルバーさん、私なんて鈍くしか光らないんで…」
「私なんて、時間が経つとくすんでくるんだろって嫌われちゃってて…」

なんてぼやき節が聞こえてきそうなのですが、
そのくらいがちょうどいい時もあるのです!
 
なんでも光っていればいいわけじゃないし、
ずっと変わらないっていうのもなんだか気持ち悪い。
 
風合いなのです!
そこまで楽しんで愛せるくらいの余裕と度量が欲しいもんです。

オーダーくださったAさんにはありました。合致です!

 




地球を思わせる、グリーンとブルーの混じり合った
究極のニュアンスカラー。

お隣りには、ミッドナイトブルーなラピスラズリ。
コズミックジュエリーです。
 
ふたりの息子さんがいらっしゃるAさん。
息子さんに見立てられたリング達を着けられる、
お母さまのAさんは太陽なのです。

 
そして、このリング達を、
ご次男のバースデーにお渡しできた偶然に感謝です!
 
 
 
 
 
そして、ベースとなったツブツブリング達もついでにご紹介。
 
 
 
トルマリンとタンザナイト。



こちらもかわいいです。
 
 
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pièce 12(ピエス・ドゥーズ)no.3

2020-05-01 | pièce12について
こんにちは。
 
テレワーク延長中の今澤です。
 
事務所では、いちごが実ったとのことで、先ほど清々しい画像を川畑さんにインスタグラムにアップしていただきました。
去年はメロンもできてましたね。すごい!
面倒見のよい川畑さんに感謝です。
 
本日も、pièce 12(ピエス・ドゥーズ) からのご紹介です。
no.3 『ふわり』リングです。
石留めの覆輪部分が浮いたような形のこのデザイン、
側面から見ると、石が『ふわっ』と浮いたように見えます。
 
 
上記の写真はほぼ真上なので、ちょっとわかりにくいかな?
 
次のこちらもほぼ真上ですが、
 

 
ほら!浮いてる感じに見えませんか?
手につけると、浮遊感がより一層際立ちます。
何しろ良いところは、大きい石でも圧迫感がないこと。
 
もとは、石の大きさに比例して地金の分量が増えてしまい、ゴツい印象になりがちな大石のリングをどうする?
というところから、
薄い覆輪部分だけをアームに載せるだけにしたらどうでしょう?
というアイディアで出来上がったデザインです。

 
そして、こんな風にもできます。
こちらは、円錐形のボトムに沿わせるように、シュッとすぼめたキリッとしたスタイリング。

 
こちらは、ボトムがフラットなオパールとの組み合わせ。
間につぶつぶでダイヤモンドを配置すると、カボションフォルムと合間って、
まるでUFOのような不思議リングになりました。
 
セミオーダーというと、決まった形にはめる、という印象がありますが、
ピエスのpièce 12(ピエス・ドゥーズ) は、
大体の到達地点だけ決めておいて、あとは臨機応変に素敵に仕上がるように作りましょう、という
ゆるーい枠組みです。
石の顔カタチに合わせて発展させることができるのがポイントですね。
 
お家でこんこんと眠っている、大きな石はありませんか?
 
それではまた!
 
 
 
 
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