ピエスのジュエリーまわり

恵比寿南のジュエリーリフォームアトリエ&ショップ、『pièce ピエス』のあれやこれやです。

ガーネットでフォークリング

2019-10-21 | pièceについて
 
お父様から贈られたという、
お誕生石のガーネットリングです。
 
 
 
 
高さもあり、デザインも少し着けにくいそうで、
リフォームさせて頂きました。
 
 
hugRING をイメージされてご来店頂きました。
 
 
hugRING はパールのイメージがあり過ぎて、
ピンと来なかったのですが…
 
 
あ!フォークリングか!
 
 
と、考え直して腑に落ちました。
 
お指の浮腫みや節も気にされていたので、
フォークリングは、その点でも良いアンサーだと思います。
 
洗浄器をかけると、汚れが取れて、
瑞々しいガーネットが登場しました。
 
 
凛としたプラチナベースに、
サイドストーンのダイヤも余すことなくセッティングして…
完成しました!
 
 
 
 
ホワイトベースにガーネットは地味になってしまうのでは…
 
と懸念していましたが・・・
どうしてどうして!
 
オンもオフも使いやすい、華やかカジュアルなリングになりました。
 
スタイリッシュなKさまにぴったりです。
 
いつかは、一緒にいらした、
ヒステリックミニをお召しのお孫ちゃんに譲られるそうです。
 
キラキラに好反応のご様子は嬉しいですね!
 
 
 
 
 
こちらは、CADデータの簡易レンダリング。
 
 
 
 
同じような角度でパシャり。
なかなかな再現率なのです。
 
 
 
 
 
 
★POP UP SHOP
 12/11(水)〜12/17(火) 松屋銀座『クリスマスアクセサリー』
 1/15  (水)〜1/21(火) 横浜髙島屋
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さんごはステキだ

2019-10-16 | pièceについて
 
 
数年前に、
「アクセサリーやジュエリーを整理するの!」
と、ご相談を受けて、
いまは使われないというジュエリー達の、”選別” のお手伝いをさせて頂きました。
 
付いていた石は全て取り外し、ルースとしておまとめしました。
 
今回リフォームされたのは、その中にありました、
亡くなられたお父さまの台湾旅行のお土産という、ブローチから外した珊瑚。
 
オレンジがかった赤色に、
柔らかスクエアカボッションで、性格良さそう。笑
ルースの状態でも十分愛でていられる佇まいです。
 
ご来店時に、
ちょうど、今澤さんがしていたリングの雰囲気をとても気に入って頂き、
そのイメージでお作りすることに!
 
余談ですが…
こういうのってとても大切にしたいと思います。
 
このアイデアや欲望がストーンと、落っこちてくる感じ。笑
 
「なんか足りないなぁ」「ちょっと違うなぁ」
 
と、感じていたことが、ふとしたきっかけで、
ぐんぐん霧が晴れていくすっきり爽快感。笑
 
一目惚れは、
対象のものがイニシアチブを取ってる感じがするので、
それとはちょっと違うのですが…
 
自分の不足していた部分に、スポンと入り込む感じ。
それには、日頃から、ちっちゃな疑問や不便さや不満を携えて、
思考してなきゃならないのですが、大事だと思います。
 
話が逸れましたが…
ご使用にならないジュエリーや、ルースも、
今はピンとこなくても、いつかピンと、ストーンと自然にハマる時があると思うので、
無理に手放したり、ましてや無理やりリフォームしなくても良いと思うのです。
 
ピンとこないまま、リフォームしても、
またピンとこないものがひとつ増えるだけで、ストレスです。
 
なんだか ”お片づけアドバイザー” 先生のようになってしまいました。笑
 
 
 
そして、お仕上がりです♪
 
 
 
ルースとして外していたダイヤモンドと組み合わせ。
 
滑らかな流線が美しく心地良いリングになりました。
 
珊瑚の赤って、不思議ですね。
マットなはずなのに、透明感を湛え、そのくせ奥行きもある。
 
珊瑚や真珠、象牙や鼈甲の有機質宝石ならではの美しさ。
 
この有機質宝石と呼ばれるものたちは、
お洋服との相性も良いので、特に好きです。
 
 
 
 
 
 
 
とってもお似合いです♪
 
 
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40年前のおみやげルースをふわりリングへ

2019-10-02 | Order&Reform -Rings-
80年代に、北米・南米を旅されたという、おじいさまからのお土産の宝石がふたつ。
 
青い石と、イエローグリーンな石。
アクアマリンと思われる方は、お母さまが選ばれたそうです。
 
 
 
 
Aさんには、イエローグリーン。
封筒に『Peridot』の文字と、金額の走り書き。
 
封筒に入れられたまんま、ずーーっとお持ちになっていました。
 
ご結婚されて、ご主人のお仕事で、欧州や中近東を回られ、数年前に東京へ。
その間もずーーっとお持ちになっていました。
 
「よくなくらなかった!」と、ご本人も感心しきり。
 
実はAさんとは、ピエスメンバーがフランスにいた時からのお知り合いでした。
 
十数年振りに東京で会えるとは思っていませんでしたし、
ましてや、私と今澤さんが、恵比寿でお店を一緒にして、
そのお店の朝の掃き掃除の途中に、
ウォーキング帰りのAさんと挨拶できる日が来るとは…
 
あの時の私たちには、全く想像もできていませんでした。
すごいなぁ。
人生ってぐるぐるぐるぐる巡って来るんですね。
なんか色々諦めちゃいけないなぁ、と思ったりします。笑
 
そんな強烈なご縁もありまして、
この機会にリングに仕立てましょう!となりました。
 
 そこで、まずは石を鑑別に出してみましょう、と。
ペリドットと書かれてはいますが、そうではないような。
 
てろてろうるうる…
光を映した水面の様にいつまでも輝きます。
とにかく美しいルースです。
 
そして、鑑別に出してみると…
 
 
 
クリソベリル。
アレキサンドライトのお仲間の石。
 
カラーストーンの正確な市場価格は判断しかねますが、
お安くはありません!
 
なかなか出回らないサイズ感でもあり、
口元にんまりな感じだと思います。
 
 
 
こちらを
pièce12から”ふわりリング”へお作りさせて頂きました。
 
 
 
 
シンプルな中にも、"ふわりリング" の特徴はいくつかあります。
 
まず、引っかかりなくストレスフリーなフクリン留め。
この幅を加減することで、デザインの顔がガラリと変化します。
 
そして、フクリン留めの時は、
全体にボリュームがついてたっぷりしがちなのですが・・・
 
この "ふわりリング" の本領発揮。
石座が浮遊(笑)しており、重さを感じさせないのです!
 
 
 
 
爪留めは、石が大きく見えて、かつ使用地金が少なく、
繊細な印象が特徴かと思います。
 
ふわりリングは、フクリンを均等に美しく回すことで、石が大きく見せてくれます。
そして、浮かすことで、繊細さが加わり、かつ!使用地金も抑えられるのです。
 
まさに、爪留めとフクリン留めの良いとこ取りの『ハイブリットデザイン』なのです!
 
 
 
 
奥行きのある美しい石です。
 
いろんなご縁に感謝なのです♪
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