最近、ブログの持ちまわり令が出まして、今回は今澤担当です。
作りの話と石の話は川畑さんと髙橋さんにおまかせして、
ジュエリーデザインのお話をなんとかひねりだしてみようかと思います。
私はピエスでリフォーム・オーダーの個人のお客さまへの一点もののデザインと、
いろいろなブランドさんのためにデザインのお手伝いをする、業務委託デザインというものをやっています。
今回は業務委託デザインのお話。
ジュエリーデザイナーのお仕事を始めてウン十年になってきましたが、
今までわりととたくさんのブランドさんのお仕事をしてまいりました。
どんな風にお仕事をするかというと…
ずばり3段階に分かれます。
それは、
1.プラン、2.デザイン、3.図面
です!
ブランドさんからのご依頼の場合、1型だけ単体のデザインということはなく、
だいたいコレクションごとどーんと来ます。
通常、ワンシーズンに10-20型ぐらいでしょうか。
『今シーズンはこんな感じにしたいんだよね』
というクライアントさんのだいたいのイメージをヒアリング。
そこから、
イメージ資料なんかをもとに、だいたいのテーマと商品構成を決めて、とてもおおばっくりなクロッキー。
ここまでがプラン。
その後、決まったデザイン要素をもとにデザインバリエーションを出すのですが、
何しろ膨大なデザイン量になるので、このあたりは鶴の恩返しのような気持ちです。
ここまでがデザイン。
採用型が決定すると、今度は製作のために図面が必要です。
業務委託デザインの場合、大抵は量産商品なので、間違いなく作ってもらえるように、
うるさいほど詳細な指示書がいるのですね。
ここまでが図面です。
そしてここから先は、ご製作の方にほいっとお投げします。
私はこの一連の作業を、ひたすらパソコン前で画面に吸い込まれながらカチカチとやっています。
デザイナーというとなんとなく華やか~なイメージがありますが、
わりと地味な作業が多いです。とくに図面。
なので、お店からチラッと見えるアトリエで、カチカチやっている今澤が見えましたら、
そっとエールを送ってくださいね。
ではまた。
今澤