こんにちは。
今澤です。
さて、ジュエリーリフォームのピエスオーダー枠のご紹介の続きを…
と、思っていたのですが、
本日は、がんばって価格のお話をしようと思います。
なんでがんばって?というかというと…
金の価格上昇がどんどん進んでしまっていて、
このぐらいです、
と書くと、あとあと困ったことになることがあるからです。😅
なので、あくまで今のところ…というつもりで読んでいただけると幸いです。
心づもりができていないと、相談もしづらいですしね。
前々回あたりで、価格のヒエラルキーは、
オーダー
↓
既成枠
↓
改造版
というお話をしていたかと思います。
まず高いところからいってしまいましょう。
オーダーです。
リングでいうなら細めのボリュームで10万円〜15万円ぐらい。
わりとボリュームありますね、
というレベルだと、20万円〜ぐらいはみておいていただけるとそんなに外れないかな、と思います。
大体15-25万円ぐらいにおさまることが多いです(税抜です…。😔 )
もちろん地金の重量や加工の難易度にも左右されますので、
これを超える価格もあり得るわけですが、
なるべくびっくりするような価格になってしまわないように企業努力(!)しています。
ここで、
『どうして石が持ち込みなのに、例えば普通に売っているジュエリーより割高な感じがするのか?』
と、お思いになる方が、多分いらっしゃると思います。
確かに、気持ち的には7-8万円ぐらいでできれば嬉しいな…といったところですよね…。
私たちもそう思います。
ところがところが、
今や、世の中のものがほとんど大量生産なので、つい忘れがちなのですが、
オーダーは一点ものです。
その商品ただひとつを作るために、言ってみれば、
一本の生産ラインを作ります。
対して既製品は、一本の生産ラインでたくさんのジュエリーを作ります。
そうすると、まあいろいろと、減価償却というのができたりしますよね。
たくさん作るほど原価が下がっていくという、量産のいいところですが、
オーダーにはその逃げ場がないのです。
と、いうわけで、全ての原価やなんやらがひとつのジュエリーに乗っかってしまうわけで…。
そしてもうひとつ、高いなと感じる要素が、最初に言ったアレですね。
金が高騰しています。
なんとひと昔前から、数倍になっているんですよ。
ちょっとボリュームをつけるだけで、どん!と価格に反映してしまいます。
ただこれには良い面もあって…
リフォームジュエリーのお支払いは、お持ち込みいただいた金属で相殺ができます。
買うときに高いということは、
売るときにはラッキーなので、
片方になってしまったイヤリングやら、
もう使わない昔買ったチェーンやらをお持ち込みいただくと、
リフォーム価格が抑えられます。
サスティナブル…。😗
さて、次はヒエラルキーの真ん中、既成枠です。
リングでいうなら9万円〜ぐらい、平均は15万円前後という感じでしょうか。
オーダーと同じように、地金の重量にも左右されますが、
既成枠は割と地金のボリュームが抑えられて作ってあるものが多く、
地金のせいで高くなると言うよりは、
追加する石のクオリティや量が価格が上がる要因になります。
ちなみに、オーダーは、デザイン画の作成期間もあるので
お見積りまでに二週間ほどいただきますが、
既成枠は、その場でお見積りが確認できます。
そして最後の改造版です。
こちらは、まるっと作るわけではないので価格的にはやさしめ…、なのですが、
できるかできないかが最大の重要ポイント。
なので、お客さまのご要望というよりは、
『これなら、こういうこともできますよ』という、
制作担当川畑さんからのご提案という形にさせてもらっています。
単純に、外すだけ、切るだけ、などの加工だけの場合は、
数千円などの、
おや?というぐらいリーズナブルになる場合もあるのですが、
逆に、
地金を使って何かを足す、
というような加工や、
仕様を足す、
という場合は、意外とかかっちゃいますねという価格になることもあります。
素材や工程、作業量によりますが、
15,000円〜40,000円ぐらいのイメージでしょうか。
改造版は、手軽なジュエリーリフォームではありますが、
年月の経っているものは脆くなっていることもあり、
とても繊細な作業です。
わりとできない場合も多いので、まずは現物を見ての判断になります。
ジュエリーリフォームの価格はなかなかご理解いただくのが難しく、
言い訳がましい説明になってしまいました。😔
でも、
なんとなく『このぐらいはかかるんだな』と、
イメージしていただけましたでしょうか?
ちょっとかかることはホントですが、
後悔はさせません!
まずはお気軽にご相談ください。
今澤でした。