大空を見上げて

日頃感じていること

大切な日々

2009-04-17 | Weblog
 昨日 午後3時頃会社に勤務していた私の携帯に妻からメールが来た。
1ヶ月前より妻の弟(51)は病気(癌)で都立某病院へ入院している。
そこではもはや治療ができないので入院しながら有明の癌専門の研究病院に何度か検査に行っている。
その都度妻は義妹と共に付き添って、癌研の先生に説明を受け相談していた。
妻からのメールは最終結果のメールで「癌が骨まで達していて手術は難しい、又抗がん剤も効力がない」とのこと。
残念だけど今から実家に行って両親に説明してきますと。
何とか手術をと願ってた私はショックで呆然とし涙して「わかった!」と返信した。
妻の母はこの日午前中血圧が上がり救急車で運ばれ点滴を受けたとの事。
たった一人の男の子の今日の結果を前もって察したのだろうか・・・
心労と心配で涙している両親に説明にいった妻も辛く悲しい事だが気力をしっかり持って頑張ったと思う。

昨夜仕事で遅く帰宅したが妻は悲しい顔を私に見せず笑顔で「お帰りなさい!」
普通通りの妻はその日の出来事をしっかり私に説明して、悔いがないよう後何ヶ月か分からないが「弟の命をしっかり見守ってあげましょう!」と言った。
妻は私に涙を見せないが目は真っ赤で耐えているのが良く分かった。
妻は私達はクリスチャン、気持ち落ち着けて動揺せず祈って神様に委ねましょうと
そして黙って聖書を読みながら私に一言 弟はきっと栄光の天国にいけると!

今日も朝から妻は実家と弟の病院に出かけた。
私は何も出来ない自分にはがゆいが、妻の気持ちをしっかり支えなくてはいけないと思っている。
     
コメント
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