もしも、今家の中にあるモノすべてを処分したとして、なくなってしまうと暮らしそのものが立ち行かなくなってしまうモノって何だろうか?
と、ふと考えました。
無条件で必要なモノ
人々が生きる社会の中にいる限り、無条件に必要なモノはお金です。
もし、無収入であっても、収入を得る環境下に居なかったとしても、社会で暮らす最低条件はお金があること。
それが、支援金であろうと、生活保護費であろうと、今の日本でお金がない状態で暮らしていくことは難しいでしょう。
もし、誰かから施しを受けながら生活している人でも、間接的に誰かがお金を使って、施しを与えてくれています。
たまに、自給自足で暮らしていけるという、田舎や過疎地に好んで住まわれている方もいますが、日本に住んでいる限り、税金や社会保障費を支払う義務が生じますし、住んでいる土地が所有地であれば固定資産税が、借り物であれば賃貸料が必要です。
世界中を探せば、お金がなくても暮らしていける国や地域が存在するかもしれませんが、日本で暮らす限りは、お金が必要です。
では、そのお金以外のモノで、暮らしに必要な最低限のモノって、一体どのようなものだろう、と気になり、考えてみることにしました。
お金以外のすべてがない状態を想像してみる
ひとまず、普通に暮らしていけるだけのお金(現金、預貯金など)は、持っていることとします。
それ以外の、物質的なモノすべてがない状態を想像してみます。
最初に、これはないと暮らしていけないな、と思ったモノ。
きっと、人それぞれ違うと思うのですが、私は着衣1式を思い浮かべました。
インナー(下着)1セット、ワンピース(もしくはトップスとボトムス)1着。
冬であれば、防寒目的のアウターも必要です。
次に、靴(履物)が思い浮かびました。
全てがなくなることを条件に考えているので、当然住む場所もないと想定しています。
ですから、外にいる限り、靴(履物)が必要です。
靴下は、なくても頑張れるかもしれません。
さて、服と靴(履物)は身に付けた状態になりました。
次に必要なモノは、一体何だろう?
生きるためには食べることが必要
服を着て、靴を履いていても、満腹にはなりません。
食事を摂ることができる状態が、必要です。
お金はあるという条件があるので、食品はスーパーやコンビニで購入して、どこかの公園や休憩できる場所で食べたら大丈夫そうですし、所持金に余裕があるのなら、お店に入って食事を摂ればいいので、最優先で食品や食事する場所を確保しなくても大丈夫そうです。
通信手段と情報収集手段の確保
現代は、スマホやガラケーがあれば便利です。
様々なサービスも受けられますし、スマホは財布代わりに持ち歩くこともできます。
公共交通機関の乗車料も、スマホ決済が利用できますから、持っていて損をすることはないでしょう。
そして、自分にとって有益な情報を受け取るためにも、スマホは必要なツールかもしれません。
電話やSNSで、知人友人からメッセージを受け取れる状態にしておくだけで、情報をキャッチする機会やスピードは格段に上がりますから、持たない手はないでしょう。
ただし、パソコンやタブレットは、もっと後から手に入れても大丈夫だと思いました。
私だけに必要なモノ
正しくは、私と同じ状況の人が必要なモノなのですが、それは矯正視力の確保です。
視力が悪いので、眼鏡かコンタクトレンズが絶対に必要です。
ただ、最低限のモノと考えたときに、コンタクトレンズは保存液や洗浄液、保存ケースが必要になりますし、使い捨ての場合は、数か月分のコンタクトレンズが必要になるので、度の合う眼鏡を1つ所有しておけば大丈夫ですね。
眠る場所
人間は、眠らないと体力を回復することができませんし、健康維持のためにも必要です。
ということは、眠る場所が必要です。
野宿できる人は、どこで寝ても大丈夫だと思いますが、私は年齢的にも性別の視点から考えても、屋内の安全な場所で眠る必要があります。
考え得る限り、宿泊施設(ランクや形式は問わない)、深夜まで利用できるネットカフェ、ウィークリーマンションが思い浮かびますが、賃貸の集合住宅や戸建てはどうでしょう?
何もない状態で、契約するかどうか。
契約するには、いろいろな書類を揃える必要が出てきますので、まずは、宿泊施設やネットカフェを利用することで、この先何が必要になるか、考えてみましょう。
財布やバッグは必要か
もし、カードや現金を持ち歩くのであれば、財布もしくはそれに代わるものも必要だと気が付きました。
バッグはどうでしょうか。
もし、ポケットが付いている服を着ていれば、バッグは大丈夫そうですが、今後はレジ袋が有料化されるので、食品を購入する場合に、マイバッグが必要ですね。
ということは、財布とマイバッグは必要という結論になります。
自給自足生活をしている場合は、必要ないかもしれませんが、自給自足生活をする場合は、必要最小限のモノの数がどうしても増えるので、今回は自給自足せずに生活することを想定しますね。
保険証と年金手帳と通帳
この3つは、持っておかないと困りますので、必需品ですね。
ということは、保管しておく入れ物が必要になります。
やはり、バッグのようなモノは必要なようです。
バッグの中に、財布、スマホ、保険証、年金手帳が入りました。
ただ、バッグとマイバッグは兼用でもいいかもしれません。
リュックにすれば、収納容量も大きいので、選択肢としてはありですね。
住居と宿泊施設やネットカフェの違い
ここまで考えてきて、もし、ホテルやネットカフェを渡り歩く生活を想定すると、必要なモノは以下のモノだけで十分なようです。
・財布(現金、カード類)もしくはスマホ
・保険証
・年金手帳
・通帳
・マイバッグ兼バッグ
・服と下着を1セット
・履物(靴など)
・眼鏡(私の場合)
ところで、下着と服はいつ洗濯したらいいのでしょう?(笑)
清潔に過ごすためには、服と下着は最低でも着ているモノと着替えの、最低2セットは必要ですね。
ふと、これって気軽にフラッと一人旅するときの所持品に似ていると思いました。
持ち歩かないのは、年金手帳くらいで(笑)
ですから、宿泊施設やネットカフェを渡り歩く場合を想定したら、これだけで十分暮らしていける、という結論になります。
これ以外に、もし仕事の必需品を持ち歩く必要があれば、それを足すだけで十分ということですね。
しかし、宿泊施設やネットカフェを渡り歩く生活は、現実的ではないですよね。
しかも、宿泊施設もネットカフェも、ある程度のモノが揃っていて、結構贅沢な暮らしができます。
以前、若い女性の漫画家が、住むところがなくネットカフェを転々としながら、仕事をして(漫画を描いて)いた話は結構有名ですが、仕事道具以外はほとんど何も持っていなくても、贅沢を言わなければ不自由はなかったのではないかと、想像できます。
もっとも、その女性漫画家は、服を何着か持っていましたし、メイク道具やアクセサリーもたくさん持っていたので、住む場所がないということ以外は、案外恵まれた生活だったのかもしれません。
その後、女性漫画家は確か普通に部屋を借りられるようになり、ご結婚もしたはずです。
今は、どのような暮らしをされているのかわかりませんが、一般的な暮らしをされているのだと思います。
どこにも定住せずに、宿泊施設やネットカフェを渡り歩く生活も、それほど悪くはないし、本気で身軽な生活をするのであれば、チャレンジする価値はあると思うのですが、私の現状を考えると、やはり賃貸や所有物件に住む方が現実的です。
となると、あちこち渡り歩く生活と、定住する生活では、必要最小限のモノが、あきらかに違ってきます。
では、定住した場合の必要なモノを考えてみたいと思います。
住む家(部屋)に必要なモノ
これは、いろいろな条件下によって変わってくると思います。
例えば、自炊するかしないか。
しない場合は、調理器具全般が不要ですし、食器やカトラリーも不要かと思います。
しかし、自炊する場合は、鍋、フライパンと、菜箸、調理用ヘラ、杓子があれば便利です。
食器やカトラリーについては、箸、皿、深い容器、カップがあれば、大丈夫だと思います。
フォークやスプーンは、なくても不便はないような気がします。
電子レンジはどうでしょう?
これ、結構微妙なのですが、煮込み料理や蒸し料理は、仕上がりに拘らなければ電子レンジで十分作れます。
ただ、電子レンジ料理って電子レンジを使わずに作る料理を、電子レンジ用のレシピに変化させただけなので、電子レンジはなくても大丈夫なはずなのですよね。
ということで、今回は電子レンジは不要ということにします。
同じように、トースターやオーブンも不要とします。
使うのは、ガスレンジ(もしくはIHレンジ)です。
冷蔵庫は、あった方がいいでしょうか。
私は、一人暮らしなら食べ切れる分だけを調理して、保存しておくような調理を一切しないようにします。
飲料については、冷たい飲み物をあまり飲まないし、氷もほとんど必要としません。
今は、母と二人暮らしなので、冷凍食品を使った手抜き料理をしていますが、一人になったら常温保存できるパウチパックや缶詰で対応するので、冷蔵庫も不要かもしれません。
料理については、こんな感じでしょうか。
お湯を沸かす道具がない、と思われるかもしれませんが、鍋でお湯が沸かせるので、今回は必需品から外します。
次に、寝具はどうでしょう?
最低限を考えるなら、寝袋でしょうか。
マットレスと掛けるモノ(掛け布団、タオルケット、毛布など)で2つを所有するより、寝袋ならば1つで済むので、味気ないですが寝具は寝袋としましょう。
トイレ、洗面、浴室はどうでしょうか。
トイレは、トイレットペーパーさえあれば、問題ありません。
洗面は、顔や手を洗う石鹸が必要になりますが、私としては全身シャンプーで、手、顔、身体、髪の毛までカバーできるはずだと思っているので、全身シャンプー1本あれば十分な気がします。
実は、何度か全身シャンプーで髪の毛を洗ってみましたが、コンディショナーを使わなくても、乾かした後にパサつかなかったので、自分の髪質に合えば、コンディショナーもトリートメントも不要でした。
タオルは、一応必要かもしれませんが、バスタオルは不要です。
フェイスタオルが2枚くらいあれば、ローテーションできそうな気がします。
次は、清掃等に特化した必需品について想像してみます。
巷で評判になっている、家を丸ごと掃除できるマルチ洗剤がありますよね。
その洗剤で十分だ、という場合はそれ1本あれば大丈夫だと思いますが、トイレと浴槽については注意が必要です。
最近のトイレと浴槽は、特殊な表面加工が施されていて、使用できない洗剤や道具(ブラシやスポンジ)があります。
もし、マルチ洗剤が使えない素材の場合は、専用の洗剤を揃えておく必要があるので、場合によっては、マルチ洗剤にトイレ用洗剤と浴槽用洗剤をプラスする必要がありそうです。
洗濯洗剤はどうでしょう?
マルチ洗剤が洗濯にも使えるのであれば、問題なさそうですが、生地を傷める可能性がある場合は、洗濯用洗剤も必要ですね。
ということは、最低1本でも大丈夫な可能性はあるけれど、洗剤は3種類(住宅全般用、トイレ用、浴槽用)と洗濯洗剤1種類が必要ということになりますが、洗濯をコインランドリーでする場合は、洗濯洗剤が不要ですね。
ここで、洗濯機は必要か、という疑問が湧いてきました。
もし、近くにコインランドリーがあるのなら、きっぱり不要だと思っています。
手持ちの服の数にもよりますが、最低限の枚数しか持っていない場合は、洗濯機そのものを持つメリットが思いつきません。
廃棄するときのことを考えると、ない方が身軽ですから、電子レンジ同様、洗濯機は不要ということでいいかな、と。
清掃について、もうひとつ考えなければならないモノがありました。
それは、掃除機。
私は、週に1回だけ掃除機をかけたら、あとはクイックル〇イパーと粘着シートで床を掃除していますが、正直取り切れないほこりもあります。
ウェットシートや濡れ雑巾を使って、拭き掃除をすることもありますが、それでも細かい埃が残っています。
いわゆるハウスダストです。
とても細かいので、布やシートでは取れません。
となると、やはり掃除機かホウキとチリトリが必要だと思います。
しかし、やはり廃棄するときのことを考えると、掃除機はない方がよさそうです。
少し手間がかかりますが、掃除道具については、クイック〇ワイパー、粘着シート、ホウキ、チリトリの4つが必要だとしておきます。
そして、マルチに使う掃除道具として、雑巾は必需品になりそうです。
雑巾さえあれば、家中の掃除ができますから(使う場所によって使い分けは必要ですが)、これは外せません。
最低限必要なモノの総括
これで、ひととおり必要なモノをピックアップできたような気がします。
これ以上は、なくても困らないのではないか、というアイテムばかりのような気がしましたので、最後に思い付いた必要最小限のモノを総括しておきます。
・財布(現金、カード類)もしくはスマホ
・保険証
・年金手帳
・通帳
・マイバッグ兼バッグ
・服と下着を2セット(着用分と着替え分)
・アウター(冬のみ)
・履物(靴など)
・靴下2足(冬のみ)
・住む場所(賃貸、所有物件問わず)
・眼鏡
・鍋
・フライパン
・菜箸
・調理用ヘラ
・杓子
・箸
・皿
・深い容器
・カップ
・寝袋
・トイレットペーパー
・タオル(2枚)
・全身シャンプー
・マルチ洗剤
・(洗濯用洗剤)※コインランドリーが洗剤不要のタイプならば不要
・(トイレ用洗剤)※マルチ洗剤が使用できない素材の場合
・(浴槽用洗剤)※マルチ洗剤が使用できない素材の場合
・クイックルワ〇パー
・粘着シート
・ホウキ
・チリトリ
・雑巾数枚
・筆記具
・ノート(メモ帳)
・印鑑
・照明器具
最後に、筆記具とノート(メモ帳)と印鑑と照明器具を追加しました。
筆記具とノートは、スマホでカバーできる面もあるのですが、何かモノを書かなければいけない場面は必ずあると思ったので、追加しました。
印鑑も、何かしらの書類を書く上で、日本ではサインよりも印鑑が優先されますから、持っておく必要があるでしょう。
照明器具は、ないと不便な面もあるかな、と思って追加しましたが、天井に固定するモノではなく、持ち運びできる間接照明かデスクライトがあったら十分だと思っています。
思い付いていないモノもあるかもしれませんが、深く考えていくと、必要最低限のモノはここまでかな、というのが私の感覚です。
これに、仕事上の必需品が加わるので、実際はもう少し多くのモノを持っておく必要があるのかもしれませんが、将来年金暮らしをするようになったら、これで十分なのかな、と考えています。
今回、想像でしかありませんでしたが、暮らしていくうえで必要最小限のモノ、必需品を考えてみました。
考えれば考えるほど、家具はほとんど必要ないし、家電品も照明器具以外は不要でしょうね。
そういえば、ドライヤーのことをすっかり忘れていましたが、ショートカットにしておけば、不要かな。
今はまだ、現実味がない想像でしたが、ピックアップするうちに、今後処分すべきモノがはっきりしてきました。
あとは、どういった順番で処分していくかが、今後の課題ですね。
と、ふと考えました。
無条件で必要なモノ
人々が生きる社会の中にいる限り、無条件に必要なモノはお金です。
もし、無収入であっても、収入を得る環境下に居なかったとしても、社会で暮らす最低条件はお金があること。
それが、支援金であろうと、生活保護費であろうと、今の日本でお金がない状態で暮らしていくことは難しいでしょう。
もし、誰かから施しを受けながら生活している人でも、間接的に誰かがお金を使って、施しを与えてくれています。
たまに、自給自足で暮らしていけるという、田舎や過疎地に好んで住まわれている方もいますが、日本に住んでいる限り、税金や社会保障費を支払う義務が生じますし、住んでいる土地が所有地であれば固定資産税が、借り物であれば賃貸料が必要です。
世界中を探せば、お金がなくても暮らしていける国や地域が存在するかもしれませんが、日本で暮らす限りは、お金が必要です。
では、そのお金以外のモノで、暮らしに必要な最低限のモノって、一体どのようなものだろう、と気になり、考えてみることにしました。
お金以外のすべてがない状態を想像してみる
ひとまず、普通に暮らしていけるだけのお金(現金、預貯金など)は、持っていることとします。
それ以外の、物質的なモノすべてがない状態を想像してみます。
最初に、これはないと暮らしていけないな、と思ったモノ。
きっと、人それぞれ違うと思うのですが、私は着衣1式を思い浮かべました。
インナー(下着)1セット、ワンピース(もしくはトップスとボトムス)1着。
冬であれば、防寒目的のアウターも必要です。
次に、靴(履物)が思い浮かびました。
全てがなくなることを条件に考えているので、当然住む場所もないと想定しています。
ですから、外にいる限り、靴(履物)が必要です。
靴下は、なくても頑張れるかもしれません。
さて、服と靴(履物)は身に付けた状態になりました。
次に必要なモノは、一体何だろう?
生きるためには食べることが必要
服を着て、靴を履いていても、満腹にはなりません。
食事を摂ることができる状態が、必要です。
お金はあるという条件があるので、食品はスーパーやコンビニで購入して、どこかの公園や休憩できる場所で食べたら大丈夫そうですし、所持金に余裕があるのなら、お店に入って食事を摂ればいいので、最優先で食品や食事する場所を確保しなくても大丈夫そうです。
通信手段と情報収集手段の確保
現代は、スマホやガラケーがあれば便利です。
様々なサービスも受けられますし、スマホは財布代わりに持ち歩くこともできます。
公共交通機関の乗車料も、スマホ決済が利用できますから、持っていて損をすることはないでしょう。
そして、自分にとって有益な情報を受け取るためにも、スマホは必要なツールかもしれません。
電話やSNSで、知人友人からメッセージを受け取れる状態にしておくだけで、情報をキャッチする機会やスピードは格段に上がりますから、持たない手はないでしょう。
ただし、パソコンやタブレットは、もっと後から手に入れても大丈夫だと思いました。
私だけに必要なモノ
正しくは、私と同じ状況の人が必要なモノなのですが、それは矯正視力の確保です。
視力が悪いので、眼鏡かコンタクトレンズが絶対に必要です。
ただ、最低限のモノと考えたときに、コンタクトレンズは保存液や洗浄液、保存ケースが必要になりますし、使い捨ての場合は、数か月分のコンタクトレンズが必要になるので、度の合う眼鏡を1つ所有しておけば大丈夫ですね。
眠る場所
人間は、眠らないと体力を回復することができませんし、健康維持のためにも必要です。
ということは、眠る場所が必要です。
野宿できる人は、どこで寝ても大丈夫だと思いますが、私は年齢的にも性別の視点から考えても、屋内の安全な場所で眠る必要があります。
考え得る限り、宿泊施設(ランクや形式は問わない)、深夜まで利用できるネットカフェ、ウィークリーマンションが思い浮かびますが、賃貸の集合住宅や戸建てはどうでしょう?
何もない状態で、契約するかどうか。
契約するには、いろいろな書類を揃える必要が出てきますので、まずは、宿泊施設やネットカフェを利用することで、この先何が必要になるか、考えてみましょう。
財布やバッグは必要か
もし、カードや現金を持ち歩くのであれば、財布もしくはそれに代わるものも必要だと気が付きました。
バッグはどうでしょうか。
もし、ポケットが付いている服を着ていれば、バッグは大丈夫そうですが、今後はレジ袋が有料化されるので、食品を購入する場合に、マイバッグが必要ですね。
ということは、財布とマイバッグは必要という結論になります。
自給自足生活をしている場合は、必要ないかもしれませんが、自給自足生活をする場合は、必要最小限のモノの数がどうしても増えるので、今回は自給自足せずに生活することを想定しますね。
保険証と年金手帳と通帳
この3つは、持っておかないと困りますので、必需品ですね。
ということは、保管しておく入れ物が必要になります。
やはり、バッグのようなモノは必要なようです。
バッグの中に、財布、スマホ、保険証、年金手帳が入りました。
ただ、バッグとマイバッグは兼用でもいいかもしれません。
リュックにすれば、収納容量も大きいので、選択肢としてはありですね。
住居と宿泊施設やネットカフェの違い
ここまで考えてきて、もし、ホテルやネットカフェを渡り歩く生活を想定すると、必要なモノは以下のモノだけで十分なようです。
・財布(現金、カード類)もしくはスマホ
・保険証
・年金手帳
・通帳
・マイバッグ兼バッグ
・服と下着を1セット
・履物(靴など)
・眼鏡(私の場合)
ところで、下着と服はいつ洗濯したらいいのでしょう?(笑)
清潔に過ごすためには、服と下着は最低でも着ているモノと着替えの、最低2セットは必要ですね。
ふと、これって気軽にフラッと一人旅するときの所持品に似ていると思いました。
持ち歩かないのは、年金手帳くらいで(笑)
ですから、宿泊施設やネットカフェを渡り歩く場合を想定したら、これだけで十分暮らしていける、という結論になります。
これ以外に、もし仕事の必需品を持ち歩く必要があれば、それを足すだけで十分ということですね。
しかし、宿泊施設やネットカフェを渡り歩く生活は、現実的ではないですよね。
しかも、宿泊施設もネットカフェも、ある程度のモノが揃っていて、結構贅沢な暮らしができます。
以前、若い女性の漫画家が、住むところがなくネットカフェを転々としながら、仕事をして(漫画を描いて)いた話は結構有名ですが、仕事道具以外はほとんど何も持っていなくても、贅沢を言わなければ不自由はなかったのではないかと、想像できます。
もっとも、その女性漫画家は、服を何着か持っていましたし、メイク道具やアクセサリーもたくさん持っていたので、住む場所がないということ以外は、案外恵まれた生活だったのかもしれません。
その後、女性漫画家は確か普通に部屋を借りられるようになり、ご結婚もしたはずです。
今は、どのような暮らしをされているのかわかりませんが、一般的な暮らしをされているのだと思います。
どこにも定住せずに、宿泊施設やネットカフェを渡り歩く生活も、それほど悪くはないし、本気で身軽な生活をするのであれば、チャレンジする価値はあると思うのですが、私の現状を考えると、やはり賃貸や所有物件に住む方が現実的です。
となると、あちこち渡り歩く生活と、定住する生活では、必要最小限のモノが、あきらかに違ってきます。
では、定住した場合の必要なモノを考えてみたいと思います。
住む家(部屋)に必要なモノ
これは、いろいろな条件下によって変わってくると思います。
例えば、自炊するかしないか。
しない場合は、調理器具全般が不要ですし、食器やカトラリーも不要かと思います。
しかし、自炊する場合は、鍋、フライパンと、菜箸、調理用ヘラ、杓子があれば便利です。
食器やカトラリーについては、箸、皿、深い容器、カップがあれば、大丈夫だと思います。
フォークやスプーンは、なくても不便はないような気がします。
電子レンジはどうでしょう?
これ、結構微妙なのですが、煮込み料理や蒸し料理は、仕上がりに拘らなければ電子レンジで十分作れます。
ただ、電子レンジ料理って電子レンジを使わずに作る料理を、電子レンジ用のレシピに変化させただけなので、電子レンジはなくても大丈夫なはずなのですよね。
ということで、今回は電子レンジは不要ということにします。
同じように、トースターやオーブンも不要とします。
使うのは、ガスレンジ(もしくはIHレンジ)です。
冷蔵庫は、あった方がいいでしょうか。
私は、一人暮らしなら食べ切れる分だけを調理して、保存しておくような調理を一切しないようにします。
飲料については、冷たい飲み物をあまり飲まないし、氷もほとんど必要としません。
今は、母と二人暮らしなので、冷凍食品を使った手抜き料理をしていますが、一人になったら常温保存できるパウチパックや缶詰で対応するので、冷蔵庫も不要かもしれません。
料理については、こんな感じでしょうか。
お湯を沸かす道具がない、と思われるかもしれませんが、鍋でお湯が沸かせるので、今回は必需品から外します。
次に、寝具はどうでしょう?
最低限を考えるなら、寝袋でしょうか。
マットレスと掛けるモノ(掛け布団、タオルケット、毛布など)で2つを所有するより、寝袋ならば1つで済むので、味気ないですが寝具は寝袋としましょう。
トイレ、洗面、浴室はどうでしょうか。
トイレは、トイレットペーパーさえあれば、問題ありません。
洗面は、顔や手を洗う石鹸が必要になりますが、私としては全身シャンプーで、手、顔、身体、髪の毛までカバーできるはずだと思っているので、全身シャンプー1本あれば十分な気がします。
実は、何度か全身シャンプーで髪の毛を洗ってみましたが、コンディショナーを使わなくても、乾かした後にパサつかなかったので、自分の髪質に合えば、コンディショナーもトリートメントも不要でした。
タオルは、一応必要かもしれませんが、バスタオルは不要です。
フェイスタオルが2枚くらいあれば、ローテーションできそうな気がします。
次は、清掃等に特化した必需品について想像してみます。
巷で評判になっている、家を丸ごと掃除できるマルチ洗剤がありますよね。
その洗剤で十分だ、という場合はそれ1本あれば大丈夫だと思いますが、トイレと浴槽については注意が必要です。
最近のトイレと浴槽は、特殊な表面加工が施されていて、使用できない洗剤や道具(ブラシやスポンジ)があります。
もし、マルチ洗剤が使えない素材の場合は、専用の洗剤を揃えておく必要があるので、場合によっては、マルチ洗剤にトイレ用洗剤と浴槽用洗剤をプラスする必要がありそうです。
洗濯洗剤はどうでしょう?
マルチ洗剤が洗濯にも使えるのであれば、問題なさそうですが、生地を傷める可能性がある場合は、洗濯用洗剤も必要ですね。
ということは、最低1本でも大丈夫な可能性はあるけれど、洗剤は3種類(住宅全般用、トイレ用、浴槽用)と洗濯洗剤1種類が必要ということになりますが、洗濯をコインランドリーでする場合は、洗濯洗剤が不要ですね。
ここで、洗濯機は必要か、という疑問が湧いてきました。
もし、近くにコインランドリーがあるのなら、きっぱり不要だと思っています。
手持ちの服の数にもよりますが、最低限の枚数しか持っていない場合は、洗濯機そのものを持つメリットが思いつきません。
廃棄するときのことを考えると、ない方が身軽ですから、電子レンジ同様、洗濯機は不要ということでいいかな、と。
清掃について、もうひとつ考えなければならないモノがありました。
それは、掃除機。
私は、週に1回だけ掃除機をかけたら、あとはクイックル〇イパーと粘着シートで床を掃除していますが、正直取り切れないほこりもあります。
ウェットシートや濡れ雑巾を使って、拭き掃除をすることもありますが、それでも細かい埃が残っています。
いわゆるハウスダストです。
とても細かいので、布やシートでは取れません。
となると、やはり掃除機かホウキとチリトリが必要だと思います。
しかし、やはり廃棄するときのことを考えると、掃除機はない方がよさそうです。
少し手間がかかりますが、掃除道具については、クイック〇ワイパー、粘着シート、ホウキ、チリトリの4つが必要だとしておきます。
そして、マルチに使う掃除道具として、雑巾は必需品になりそうです。
雑巾さえあれば、家中の掃除ができますから(使う場所によって使い分けは必要ですが)、これは外せません。
最低限必要なモノの総括
これで、ひととおり必要なモノをピックアップできたような気がします。
これ以上は、なくても困らないのではないか、というアイテムばかりのような気がしましたので、最後に思い付いた必要最小限のモノを総括しておきます。
・財布(現金、カード類)もしくはスマホ
・保険証
・年金手帳
・通帳
・マイバッグ兼バッグ
・服と下着を2セット(着用分と着替え分)
・アウター(冬のみ)
・履物(靴など)
・靴下2足(冬のみ)
・住む場所(賃貸、所有物件問わず)
・眼鏡
・鍋
・フライパン
・菜箸
・調理用ヘラ
・杓子
・箸
・皿
・深い容器
・カップ
・寝袋
・トイレットペーパー
・タオル(2枚)
・全身シャンプー
・マルチ洗剤
・(洗濯用洗剤)※コインランドリーが洗剤不要のタイプならば不要
・(トイレ用洗剤)※マルチ洗剤が使用できない素材の場合
・(浴槽用洗剤)※マルチ洗剤が使用できない素材の場合
・クイックルワ〇パー
・粘着シート
・ホウキ
・チリトリ
・雑巾数枚
・筆記具
・ノート(メモ帳)
・印鑑
・照明器具
最後に、筆記具とノート(メモ帳)と印鑑と照明器具を追加しました。
筆記具とノートは、スマホでカバーできる面もあるのですが、何かモノを書かなければいけない場面は必ずあると思ったので、追加しました。
印鑑も、何かしらの書類を書く上で、日本ではサインよりも印鑑が優先されますから、持っておく必要があるでしょう。
照明器具は、ないと不便な面もあるかな、と思って追加しましたが、天井に固定するモノではなく、持ち運びできる間接照明かデスクライトがあったら十分だと思っています。
思い付いていないモノもあるかもしれませんが、深く考えていくと、必要最低限のモノはここまでかな、というのが私の感覚です。
これに、仕事上の必需品が加わるので、実際はもう少し多くのモノを持っておく必要があるのかもしれませんが、将来年金暮らしをするようになったら、これで十分なのかな、と考えています。
今回、想像でしかありませんでしたが、暮らしていくうえで必要最小限のモノ、必需品を考えてみました。
考えれば考えるほど、家具はほとんど必要ないし、家電品も照明器具以外は不要でしょうね。
そういえば、ドライヤーのことをすっかり忘れていましたが、ショートカットにしておけば、不要かな。
今はまだ、現実味がない想像でしたが、ピックアップするうちに、今後処分すべきモノがはっきりしてきました。
あとは、どういった順番で処分していくかが、今後の課題ですね。