2025年2月11日、雪の月山富田城に登ってきました。
今回はここがメインなのでした。
月山富田城は日本100名城65番目、尼子氏の居城。
私は3回目だったかな。こんなトコにあります。
結構不便なところにあるのです。米子駅か荒島駅、安来駅からバスが出ています。
ということで7時半にJR荒島駅。米子から出雲、松江方面に向かって2駅です。
ご覧の通り雪は降っていませんが、積もってますねえ( ゚Д゚)
これは厳しいかもしれません( ;∀;)
JR荒島駅です。ポストの隣にバス停がありますでしょ?
ここからバスに乗って向かいます、お庭で有名な足立美術館には寄りませぬ(笑)
駅も山中鹿介のポスターを貼って推しています。私も彼が好きです。
麒麟がくるではなく、麒麟がいる、です。山陰の麒麟児、山中鹿介、カッコいいのです。
赤の四角が荒島駅、右上方の赤い丸が目的地の月山富田城です。遠いですね(笑)
あら、7時50分バスの時間になりました。
これこれ。安来市のイエローバスという乗り物に乗ります。
ICカードは使えず後払いの200円でした。
乗客私一人でした(´・ω・`)では出発~
寝たら危険ですので、おメメぱっちりでいきます。
見た目の距離の割に、約20分でピュアレ前というバス停で下車しました。
あれが月山富田城です、(;゚д゚)ゴクリ…雪積もってますやん!!
バス停から15分、安来市立歴史資料館と道の駅広瀬・富田城に着きました。
雪は降っていませんが、暗鬱な曇り空。そして風が冷たいです。
こんなイメージ。雪もフカフカですが行きましょうか……
でもその前に安来市立歴史資料館がオープンしています、寄ってみましょう。
凄いです、こんな要塞だったのでしょうか。
尼子氏と中国地方の関係図。
これを見ると、尼子・大内の勢力圏のはざまにいた毛利氏が、中国地方の覇者になるとは分からないものです。
紅顔の美少年な山中鹿介さん、可愛い(笑)
今どきゲーム風の鹿介さん。月にもっと祈って下さい。
御城印を入手しました。
お城カードもGETです、ミッションクリア。
これで登らなくても良いのですが、そんな訳にも参りません。
昨日、米子城で雪の登城訓練をしたので、行けるところまで行きましょう。
尼子興久さんのお墓が起点となります。
彼は尼子経久の三男で、塩谷氏に養子に行きます。父に反乱を起こして、結局負けて自害。38才で亡くなりました。
その横を失礼しますよ。
道があるようでありません(見えません)が、誰かさんの足跡があるので踏んでたどっていきます。
早速の登り道を登って行くと、
尼子神社です。無事を祈願せざるを得ません!!
千畳平。大きくて広い曲輪なのですが、今は単なる雪原。
先進むと境界が分からなくなるので困ります。
またちょっと登りますと……
月に祈る山中鹿介像。
願わくは我に七難八苦を与え給えと三日月に祈り、それが実現してしまった戦国きってのマゾヒストなのです。
更に登ると、花の壇と呼ばれる施設に来ました。
発掘すると、当時の花壇みたいなものが見つかったそうですよ。
休憩できる様なんですが、この時間は施錠されていました^^
部分部分では石垣もあるのです。
上部にはこれから登る七曲りが見えていますが、真っ白(涙)
うわ、何か吹雪いてきました、前途多難かも。
軍用大井戸と書いてありますが、何も見えません。
菅谷口と書いてあります。虎口なんでしょうか。
これ以上は先に行けません。
方向を変えて山中御殿平(やまなかではありません、さんちゅうごてんひら)に進むと、
鏡石のある石垣。
この左側を歩きます。少し雪が深いです。
石垣がキレイすぎます、後で直したのかな?
とうとう来ました、七曲りの入り口。9時25分です。
10分進んで小休止。後ろを振り返りました。
山吹井戸。
しかし井戸が見当たりません、足もずぼっとはまりそうですので、探索は断念。
あれ、意外と呆気なく七曲りを登り切ったようです。9時39分。
15分弱で雪道を登れた訳ですね( ̄ー ̄)ニヤリ
私、頑張りました(自画自賛)
西袖ヶ平から見た三ノ丸。
左側から登ることができます、行きましょう。
大きな鳥居が見えました。
すぐ二ノ丸です。
ここからは眺めが良く海も見えるのです。
米子方面の中海です。
薄く日も差してきました、もっと早くお願いしますよ(笑)
二ノ丸の小屋は、休憩用でここは開いていました。
地元の写真家の方の作品が展示されていました。
では、最後の本丸に行きましょう……あれ?二ノ丸から道が繋がっていません(´・ω・`)
雪で良く分かりませんので探してみましょう。
ありました、一旦下る必要があるのでした。
雪道をおいしよおいしょ。
振り返って二ノ丸。やっぱり直接進めない様になっているのですね。
本丸に到着しました!9時44分。
山中鹿介記念碑……ですが、これ割れていませんか?
題字は【山中幸盛塔】と記されております。
本丸の頂上には神社があります。
勝日高守神社です。大国主命を祀っているそうです。
お参りしたのですが、少し不思議に思いました。唐獅子から見て、本殿は何故か右側を向いているのです。
中のご神体の向きまでは確認できておりませんが……
さて恐怖の下山を開始します。
七曲りが滑りそうで怖いのですが、手すりに掴まってそろそろと降ります。
30分近く掛けて山中御殿平に到着です。
この階段も降りるのが苦戦しました。
大土塁、というのがあるそうです、見に行ってみます。
おー立派な石垣です。
その隣が土塁でした。うーん、良く分かりません。
御子守口に出てしまいました。
史跡の表示をパシャリ。
自動販売機も山中鹿介推しでした。
入口から3時間弱で月山富田城を登って降りることができましたね。
バスの時間がまだありそうですので、何か探しましょう。
山中鹿介生誕地!!これは見ない手はありません。
自動販売機から10分、見つけました。
やれやれ、坂を登るみたいです。
ここですね、屋敷跡。
ご自由にお入り下さいと書いてあるのですが、門が雪で動きませんぞ(´・ω・`)
仕方ありません、門の外からパシャリ。
山中鹿介幸盛屋敷跡を確認しました。
後は新宮党館跡があるのですが、距離があるのと時間が厳しいので諦めました。
新宮党とは尼子氏の中の精鋭部隊なのですが、武芸を鼻に掛けて傲慢な振舞いをすることもあり軋轢があって、当主尼子晴久は粛清してしまいました。
一説には、毛利元就が新宮党を厄介払いにするために謀略を仕掛けたとか何とか。
では道の駅で食事をしてバスに乗りましょう。
どじょっ子の停留所です。
それではイエローバスに乗って米子駅に帰ります、でわ。
右向いてる社…どうしてでしょう…昨日からひっかかってます。
行けなくはないです…寒波しだい。
私も雪の城に行きとうござりまする。
スノーシューズとか、かんじき要りますね!
津和野は、ほんと残念でしたもんね…
何か雪山に目覚めてきました、このまま津和野の仇を取ってやろうかしらん?(笑)
ちょっと調子に乗ってきました(´・ω・`)
月山富田城はお薦めです、是非機会を作ってみて下さいな。
雪、すごいですね!下り石段がコワイ、、無事に戻られてなにより。
それにしてもすばらしい!
良いもの見せてもらいました。
山陰の城攻めは雪の時季が良さそうですが、積雪量と天候次第ですね
この日しかない、、という三城攻め!
天晴でござった!
すばらしい…感服いたす。ウラヤマシイ
拙者も行きたくなり申した。