馬鹿琴の独り言

独り言を綴ります。時にはお相手して下さい。

赤穂城に登ってきました

2023-08-04 23:03:08 | 城攻め

2023年8月4日100名城は60番目の赤穂城に登ってきました。

こんなトコ。

安心して下さい、山城ではなく平城です。

安心して下さい、履いてますよ、のとにかく明るい安村さんのイギリスでの大活躍はこちら。

姫路駅から山陽本線赤穂行きに乗ります。相生駅で黄色い電車の岡山行きを見かけました。

ここまで来れば中国地方が近いんですよね。

とにかく姫路から約30分で播州赤穂駅に到着です。2009年以来2度目の赤穂、15年ぶり(笑)

駅からして義士関連押しが強調されています。

前は歩いたのですが、今回はレンタサイクルを駅前でお借りして出発進行~

播州赤穂駅。傍らに大石内蔵助がいます。

金曜日ということもあってか人が全然いません(´・ω・`)

5分ほど走ると義士あんどんと呼ばれるからくり時計が出てきました。

江戸からのニュース(お殿様の凶行)を走って伝えた飛脚が咽喉を潤おしたという話のある井戸もあります。

息継ぎ井戸と呼ばれています。

更に進むとお城に突き当たって、櫓が見えました。

立派な大手隅櫓。

大手門。橋の下に亀がいます。

橋を渡らずに大手櫓を迂回すると、塩屋門跡に到着。

字が読めませんが、昔の写真があったので分かりました。「元禄の名残り豊かな赤穂城址」と書いてあるのです。

塩屋門の石垣。

説明書きです。

流浪の坊さんにして歌人の良寛さんの歌碑がありますが、全く読めませんです。

あこうてふところにて天神の森に宿りぬ
さよふけがたあらしのいとさむふふきたりければ
やまあらしよ いたくなふきそ しろたへの
ころもかたしき たひねせしよは

だそうです。漢字版はこれかな。

山嵐よ いたく泣ふきそ 白妙の

衣片敷き 旅寝せし 夜は

ちょっと戻ると三之丸西隅櫓台がありました。お見事ですねえ。

塩屋門に戻って中に入ると、浅野時代の赤穂藩の高級武士たちの屋敷跡が目につきました。

例えば大野九郎兵衛知房。

経済に詳しく家老になりますが、赤穂開城前に出奔、討入には不参加。

間瀬さん、磯貝さん、鈴田さん、寺井さんと続きます。そしていきなり大石神社がドーン!!

四十七士の石像が並んでいます。中国の兵馬俑っぽいなと思ったら、まず石が中国の大理石、制作者も向うの兵馬俑の学校で携わった方らしいですよ。

恐るべし Made in China!!

神社本殿です、いつもの様に無事を祈念しました。

ほとんど人がいません。風鈴の音が涼やか。

神社の由緒書きです。明治33年創立なんですって。

更に御祭神は大石内蔵助含め四十七士、討入前に世間とのしがらみで自決した萱野三平さん、常盤国笠間から移ってきた赤穂藩初代藩主浅野長直、三代藩主にして事件の張本人浅野内匠頭長矩、その弟でとばっちりを受けた浅野大学(長広)、後に赤穂を治めた森家の森可成、鬼武蔵森長可、森蘭丸三兄弟などしめて五十八柱(;´Д`)

大石内蔵助さん像。

大石主税くん像。最年少の16才です。

神社の近くに大石内蔵助屋敷跡があります。別途料金が掛かるので入りませんでした。

大石内蔵助屋敷跡を抜けると大手櫓、大手門に出ます。

大手門と橋を抜けて振り返ります。

先に中を探検しましょう、戻ります。

本丸門です。自転車を止めて入ってみましょう。

素晴らしいなあ。

本丸門から顧みます。

お城の中です。

更に奥へ。

狭間から門を臨みます。

本丸案内図、天守台のみがあるのみなんです。

ブラタモリの番組なら食いつきそうな暗渠跡。

暗渠から進むと刎橋門。登っても向う側には行けませんよ。

天守台跡です。

天守は建てなかったんですねえ。

登っても何もなしです。

詳しい説明書きがありましたよ。

本丸厩口門。

夏草に隠れた隅櫓台。

厩口門を出ました。

公園になっておりお堀に囲まれています。

ちょっと巡ってみましょう。

刎橋門を外から見るとこうなっております。繋がっていませんね。

晴れた公園内を散歩。

更に水手門。

その名の通り加里屋川と繋がっていて、海にも出れるようになっています。

船で荷物を運搬できるんです。

公園を一周しました。西仕切り門を潜ります。

二之丸庭園になっていました。

軍学者山鹿素行さんが赤穂に配流された時、この辺りで著作をまとめていたようです。

出ると本丸門のところに出てきました。

ふと地面に目をやると、消火栓のマークが赤穂浪士討入バージョンになっていました。

12時半を回りました、お腹が空いたので何か食べに行きましょう。

大手門を出たところにある巴屋さん、名物討入そばですって。

店内から見る赤穂城。鯉も暑そう。

店内には義士関連がありました。

これは大石内蔵助の討入口上書の写しです。幕府への言い訳をきちんと用意していたんですね。

お待ちかねの討入そばです。1,160円なり。

胡麻が断然美味しいです、塩最中付き。

食後、巴屋さんの本店を発見。

うーむ、なんちゃってお城にカテゴライズしたいかも。

その隣にはポストが。浅野の違い鷹の羽紋と巴屋さんの巴紋?

また大手隅櫓を眺めて、

行ったことのない清水門跡の方へ。

幅の大きな門ですね。

その奥が赤穂市立歴史博物館。

入場料200円ですがJAF割引が有効でした。

写真撮影はNGです。

2階のシアタ-で所謂忠臣蔵のストーリーを学びました。

赤穂義士討入と忠臣蔵は違うので要注意ですよ。忠臣蔵では足利時代に想定されております。

吉良上野介 → 高師直

浅野内匠頭 → 塩谷判官

大石内蔵助 → 大星由良助

といった具合です。

そろそろ戻りがてら花岳寺に寄っていきます。

赤穂藩の菩提寺だそうです。

立派な本堂。

太平洋戦争の際にも、赤穂義士に免じて鐘の供出は免れたそうです。

観光協会でGETした御城印です。火消装束模様。

日付を間違ってしまいました(;´Д`)

市立歴史博物館で100名城スタンプをもらってしまいました。

思えば2009年初めていただいたスタンプがきっかけなんですよね、懐かしいです。

自転車を無事返却して帰ることにします。

赤穂線はあまり本数がなく注意です、でわ。


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