2024年7月6日奈良県の二上山(ふたがみやまではなく、にじょうざん)へ登って、当麻寺に行ってきました。
出発は大阪の阿部野橋から、近鉄南大阪線でたった30分。
藤井寺、道明寺を越して、駒ヶ谷を過ぎるともう山の中なんです。
では二上山駅で降りましょ。
駅は小さく、売店もありません。一応食べ物と飲み物は用意しております。学習済みなんです。
地図です。雄岳を登って、馬の背を伝って雌岳も登って、一気に下山、当麻寺(當麻寺)を見学する予定です。
尚、二上山登山に当たってはこちらのサイトさんを参考、というよりなぞらせてもらいました。
8時二上山駅出発、住宅街を抜けて少しづつ登っていく感じで歩き、8時15分上ノ池横登山口へ。
鳥獣防護柵を開けて中に入ります、序盤はこんな感じ。
今日は暑くなりました、でも滝の音が聞こえて嬉しくなりました。
ここは迷わず左の六合目へ。
8時28分、最初の分岐です。参考サイトの教え通りに左に参ります。
暑い暑い、飲み物をグイグイ飲みながら進みます。
8時36分、第二の分岐です。
どっちにしましょう?
先人の教え通り、右の雄山山頂に向かいますよ~でもだんだんキツくなってきました。ひぃひぃ。
第二の分岐から12分、8時48分に第三の分岐へ。
ちょ、ちょっと休ませて下さいまし。ゴクゴク。
少し経ったら二上山上へ参りましょ。
こんな階段もあるのです。
ここは登りにくいです。黙々と登っていく他ありません。
9時33分、また分岐……と思いきや何かありますよ。
右へ向かうと、
お墓です。悲劇の皇子、大津皇子がここに眠っているのです。9時33分です。
ちょっと進むと、
雌岳方面からの方のために石碑がありました。
大津皇子は天武天皇の第三皇子。父の天武天皇が死ぬと謀反の疑いありと訴えられて、自邸で自害したそうです。
こんな山の上に葬られたのですねえ。
では進みますよ~
9時37分、葛木二上神社に到着、無事を祈願しますよ。
また進むと、あれ!?
おー、9時40分、雄岳山頂です。やったぁ。
二上駅から1時間40分でした。雄岳517メートルです。
次は馬の背を通って雌岳へ参ります。
うわ、下りですよ。嫌な予感。
いつも思いますが、下るってことは次は登るのではないか、と思ってしまいます。
9時53分、トイレのある休憩所へ着きました。ここで持ってきた2本のうち1本を飲み干します。
暑いわ、ホントに。ここはトイレもあって人がたくさん集まっています。カップルが意外と多い感じです。
私の眼を惹いた紫陽花。ちょっとリフレッシュ。
ね、登り階段でしょ?これもまた急階段なんですよ。
ふうふう登って10時8分、どうやら雌岳山頂到着です。ふぃー疲れました。
雌岳474メートル。
この奥に、
三角点と、
日時計がありました。またここで小休憩。5分ほど休憩取ってまた出発。
岩屋方面へ向かいます。
10時28分、結構下ってまた分岐点。史跡のある岩屋方面へ今は下ります。
10時31分、すぐに石碑のある場所に着きました。
超意訳:南総里見八犬伝【第十二回 冨山の洞に畜生、菩提心を起こす/流水に遡って、神童未来果を説く】
で記した中将姫がこの岩屋に籠って、曼荼羅を蓮の糸で織ったそうなんですよ。
こんなトコで?
と思わずにいられませんでした。
そばでは杉が倒れていました。千年杉、だそうで屋久杉もびっくりです。
人知れず紫陽花が咲いていました。
分岐へ戻ってきました。今度は左の祐泉寺方面へ。
一気に下り降りる感がします。
小さい沢を渡ります。水の流れが多いと怖くなりそう。
11時2分祐泉寺に到着。もう下に降りたも同然です。
暑い日なたに出て少し歩くと、11時15分鳥谷口古墳が出てきました。
結構大きいです。
実はこちらの埋葬者も大津皇子説があるのだそうです。
足がガクガクしていますが登ってみます。
棺が見えてますね。ここまでしか進めない様です、では先に。
11時25分傘堂に到着。面白い形です。
ふーむ、江戸時代のものですね。
10分ほど歩くと当麻寺奥院の表示が出てきました。
大津皇子の説明版、上部には大津皇子を傷んだ歌、
うつそみの人にあるわれや明日よりは 二上山を弟背(いろせ)とわが見む
詠み人は、大津皇子のお姉さんである大迫皇女。
11時40分、当麻寺奥院に到着。
拝観料+宝物館で500円。宝物館は撮影NGでした。
更に暑いのですが浄土庭園を散策。
桔梗が印象的なのです。青さが凛としている感じがしました。何ちて。
奥の院の本堂にお参りしました。
今度は当麻寺中之坊へ。こちらの伽藍三堂は拝観料500円で曼荼羅堂、講堂、金堂が見れるのです。
あ、中将姫さんです!!
わずか29歳で入寂されてしまった中将姫さん、おいたわしや。
では曼荼羅を拝見させていただきます。
ふうむ、暗いのですが見事なものです……っと感動して外に出たのですが、後で検索してみると、当時の物は痛みが激しく公開していないそうなんですよ。
公開されているのは文亀年間(1501年から1504年)の複製だそうなんです、少しガッカリ。
曼荼羅堂と呼ばれる本堂、講堂、金堂を見ました。今は12時43分。
日本最古の石灯篭なんだとか。
後ろに見えているのが二上山ですね。
12時54分、仁王門を見て外に出ました。
お腹が空いたので旅たび写真缶さんが寄ったと思われる噂のお蕎麦屋さんに行きます。
あ、お蕎麦売り切れですって、残念。食べたかったなあ。
次に噂の瓦そば屋さんに行きます。暑くて死んでしまうかもしれませんが歩きます。
瓦そばドリンク付きセット1,375円を注文します。
待っている間、麦茶をゴクゴク、数杯お替りしました。
キ、キタ――(゚∀゚)――!!
暑いけど(゚д゚)ウマー、練り天も美味しいです。
ほーん、下関名物なんですね。
お腹を満たして、水分も取ったので、近鉄の当麻寺駅に向かいます。
色つきマンホール。当麻寺が描かれています。
おや……何か塚がありますよ。
当麻蹴早(たいまのけはや)の塚です、なるほどここは当麻という場所でしたね。
日本最初の格闘家……相撲取りではない様な気がしますが、ですね。野見宿禰さんに負けて踏み殺されてしまった方です。
蹴って、踏むのも当時の相撲なんですかね?
13時55分、当麻寺駅に到着です。
ふぃー、お疲れ様でした。足がくたくたですが、次の目的に向かいます、では。
そんな風に言っていただけるとは、嬉しい限りです。
今城塚古墳、初めて知りました。
隣りには太田茶臼山古墳、これは継体天皇陵?
高槻は奥深いですねえ。
ちょっと覗いてみたいです。
二上山の名前は、今城塚古墳(高槻市)の
二上山白石で造られた石棺で知りました。
そして、高松塚古墳壁画を見た時に
いずれも二上山の凝灰岩でつくられた石室の内面に塗られた
厚さ数ミリメートルの漆喰の上に描かれていました。
二上山の名前は、何度も聞いて知っていましたが
行く機会も無く気になっていましたが
ブログを拝見して、二上山にご一緒させて頂きました。(^^♪
ありがとうございます。
>馬琴翁は、、見てないですよね?
江戸から出ていないというので、見ていないはずです。
ただ物語は世阿弥さんたち一座のころにあったそうですし、1696年元禄3年には近松門左衛門が浄瑠璃の戯曲を書いているそうです。
瓦焼き
なるほど、お店では下関名物と唱えていました。
相撲
今でいう総合格闘技、パンクラチオンなんでしょうかね。
天覧試合とはいえ真剣勝負で命のやり取りだった訳で、怖いです。
姉妹ですか~トラブルになりますよね~
あちこちで大暴れですね!!
秘仏
誰も見たことが無い
何てとこもありますよね?
今の言葉で言えばレプリカなんでしょうが
とは言っても、500年ですし…
馬琴翁は、、見てないですよね?
瓦焼き
始めたのは西南の時の薩軍で、そばを焼きだしたのが山口だったという…(長州勢は居なかったと思うのですが?)
相撲とは言え、余興的だったんですかね?
古代ギリシャ辺りのを思ったりします。
精力的に活動されて感服いたします。
天武天皇並み?
♪六根清浄♬
大津皇子
お母さんが持統女帝の姉なんですよね。
持統女帝が自分の血統を守るために粛清した、というのが俗説です。
中将姫
私も超意訳を書いて、初めて彼女のことを知りました。
近くの当麻寺に縁があるということですので、初めてお伺いして来たのです。
写真は無理でしょうが、複製ではなく現物を見たかったです。
山紫陽花と桔梗
なるほど山紫陽花なんですね、ありがとうございます。
桔梗、確かに色っぽいお姉さんです。
私なんかは某金柑頭のおじ様を想像してしまいました(笑)
でも清楚なお花ですよねえ。
瓦そば
えー西南戦争なんですか( ゚Д゚)
これは初耳です。
天覧相撲
そう言えば当麻蹴早さんのライバル、野見宿禰さんを祀った神社が竜野城にありました。
探しましたが、迷ってたどり着けなかった苦い思い出があります(笑)
食べたら
ハイ、行ってきました。
しかし今はもう酷暑で辛かったです。
ちょうど屋嶋城で天智、天武、壬申の乱を振り返った所なんですが、この頃の家系と権力争いはすぐわからなくなってしまいます。
大津皇子
これは、どストレートに伺って、陰謀ですか?
持統天皇との子ではないのですよね?
天武、持統陵には行きましたが、前で何をしたらいいかわからなかったこと覚えています。
はいはい、中将姫の話、また読み返しました。
納得であります。
現地案内感謝いたします。
たぶん山紫陽花だと思います。
桔梗の色は、艶っぽい姐さん連想するんですよね~
蕾が面白いですよね。
瓦そば
西南の役!
山口では普通ですが奈良にもあったとは!
天覧相撲
なんとま~
今回も地方者が知らないことを紹介していただきありがとうございました。
毎回楽しい
って、食べたらまたどっか行くのですかっ?