クローバー 匍匐(ほふく) 福福

末梢神経鞘腫瘍で右前足と肩甲骨を切断したココのことや身の回りの出来事など日々感じたことを発信します。

私の恋人

2024-01-24 10:30:41 | 


1月22日の夕方、ココと散歩をしているとココの足を覗くように確認して、

「前に会いましたね。」と声をかけてくださる方がおられました。

ココは前足が一本しかないのです。

「この前、この子は私の恋人と言ってたな。」

「はい、いつも言っています。」と言うと、

「こんなことを言うのも、あれなんやけど・・・」

「この前、知り合いの飼ってた20歳の犬、この子(ココ)よりまだ小さかったかなあ?その子が死んだんやけど、その翌る日に飼い主の77歳の女の人が亡くなったんや!」

「数日前に海外旅行に行ってたんやで!」

「その人も犬をとても可愛いがってたけど、あんたも気いつけや!」
と忠告してくれました。


     ◆  ◆  ◆

トイ・プードルは人懐っこくて、社交的な子が多いそうです。
ココはまさにその通りです。


家にいる時はずっと私の後をついてまわります。

私がリビングにいる時はリビング。

寝室に行けば、ベットに飛び乗って、すぐに私の胸にもたれかかって来ます。

顔をグイグイ押し付けて来るのですが、毛むくじゃらなので息ができないほどです。

そして、必ず唇を奪いにきます😝 

一晩中私にピッタリくっついて寝ます。(夏の暑い時は足元にいる時があります。)

腕まくらも大好きです。





お風呂に行ったり、出かける時は後追いしません。

ところが、トイレに入って、扉を開けるとずーっと私のことを見ています。

これはもちろんトイレの中からではなく、トイレの前から写したものです。




先日、椅子に座って抱っこをしている時ココが見つめてくるので、大体の時間を数えてみました。(時計が見れないので…)

何と5分近く目を逸らさず私を見ていました。最後は私の方が根負けしてしまいました。


     ◆  ◆  ◆

一歩外に出ると…

知らない人でもそばに寄って行こうとするし、関わってくれると思うと抱っこをせがみます。

背伸びをし、片腕で膝の上あたりを引っ掻くようにします。
しっぽもちぎれんばかりに振っています。

抱っこをしてもらうとどなたにでもすっかり身を預けて、すぐに寝てしまいます。

かわいいい寝息をたてて…💤


 


やはり、隙あらば皆さんの唇を奪って困らせています😁(男女を問わず)

でも、それは『ありがとう』の意味が込められているように思います。


ココはいつも可愛がってくださる方の家は全部覚えていて、中に入ろうとします。

遠くからでもグイグイ引っ張って行くこともあります。




抱っこしてもらって、もうおしまいと下に下ろすと、クルッと振り返って、また、抱っこをせがんでなかなか帰ろうとしません。

私が「帰るよ!」といくら言っても帰ろうとしないので、私の家まで一緒について来てくださる方が結構おられます。

ココはどうしたらその人が喜んでくれるか分かっているかのように振る舞います。

ココは外では「飼い主様よりよそ様」です。

そんなココを可愛く思う反面、「私のことはあまり好きではないのかな?」と不安になったり、寂しく思ったりすることもあります。

それで、ココはご近所さんのアイドルのような存在になっているのだと思います。

でも、ココの本当のかわいさは一夜を共にしないと分からないと思いますよ〜🤭


ココをとても可愛がってくださっているTさんが暮に、お餅と柚子を持って来てくれました。

ココに会いたいからとご夫婦で来てくださいました。




ココは2022年9月に未分化細胞の悪性腫瘍で右前足と肩甲骨を切断しました。

昨年、手術した病院でMRIを撮ると再発しているかも知れないと言われました。

また、同じような手術をした20頭のうち半数の子は術後1年以内で亡くなっているとも言われ、何かあるたびにヒヤヒヤしています。

ココは私の体の一部であるかのようにいつもくっついているので、もしものことがあった時の喪失感はかなり大きいのではないかと心配しています。

でも、もしもの時、私と同じように悲しんでくださる方が周りにたくさんおられると思うので、その点では心強いです。




これは先代犬ナナのオーバーオール?です。

裁縫の得意な友人がココに合わせておしゃれに手直ししてくれました。

これを書いている間も北風がビュービュー吹き荒れています。

超寒がりなココですが、ナナの温もりも感じながら温まることが出来るるでしょう😊 



薬が効いている!

2024-01-20 20:43:00 | 整形外科


1月19日、近畿大学病院の整形外科に行って来ました。

普段は近くの整形外科に通っていますが2017年から年に一度骨密度の検査をしています。

昨日は診察室に入るなり、医師が「薬がよく効いているね。」「薬があっているんだね。」と言われ、データを元に説明してくれました。

《大腿骨》

これは大腿骨のデータです。
あまりいい状態とは言えないのですが、下の履歴をみると2017年に0.553g/㎠だったものが今回は0.565g/㎠になって、0.012g/㎠増えています。













微々たる変化ですが、大腿骨は骨粗しょう症の危険域(赤)を脱したようです。

しばらく骨粗しょう症の薬を休んだら良いと言ってもらいました。
休むことによって、また、飲み始めた時に薬の効果が上がるのだそうです。


《腰椎》

腰椎は以前から良かったのですが、7年前の0.921g/㎠から昨日は1.025g/㎠となっていました。0.104g/㎠も上がっていました。

若い人の標準値以上になりました。

70歳を過ぎて、若い人と肩を並べられるなんて、とても嬉しいです。



脊柱管狭窄症についても説明がありました。
画像から見ると脊柱管狭窄はそれほど狭くなっていないとのことでした。

側湾症の影響もあり、骨が固くなっていることも関係あると言われました。



30年くらい前からいくつもの整形外科を受診し、脊柱管狭窄になっているとずっと言われて来たので驚きましたが、骨塩定量の検査はDEXA法による撮影もして、レントゲンでは見えないところまで調べられるそうです。

以前、分離症があるので隙間があって、脊柱管狭窄の症状はあまり出ていないと言われたことがあります。




改めて見ると、数値の伸びに驚かされます。

それにしても私の背骨の下の方は画像で見るとかなり腰椎が右側に曲がっています。

どうして、こんなに骨密度がいいのに腰椎が側湾しているのか不思議です。






「デイサービスで自転車を意識的に頑張っている。」というと
「自転車は前傾姿勢になるし、腰痛にはとてもいい。」とのことでした。




コメントの一番下に書かれていますが、閉経すると女性ホルモンが減少するので、いろいろなところにダメージが出てきます。
骨はその一つです。

私は39歳で乳がんになり、40歳で閉経しました。
その後更年期障害の嵐が吹き荒れましたが、手術をした外科医からは何の説明もありませんでした。

話はそれますが、その頃離婚をすることになり、仕事の困難さも相まって、人生でもっとも辛かった頃でした。

最近、特定健診を受けた産婦人科医から「ホルモン補充療法を受けていたらよかったね。」と言われましたが、当時はがんの再発リスクがあると言われていて、踏み出せませんでした。

今はがんのリスクを抑えるように改良されているようです。

加齢により年々悪くなっていることが増えて来ている中、よくなっていると言われ、とても嬉しく思いました。



30年前に別れた夫のお母さんに会いに高槻へ

2024-01-14 15:07:55 | お出かけ
<写真は全て御堂筋>

1月13日に高槻に行きました。

少し、脊柱管狭窄症の症状が和らいだお陰か、今まで「もう出来ない。」と諦めていたことなどに「できる!」「やりたい!」と思えるようになって来ました。

症状は無くなった訳ではないですが意欲が出て来ました。1年ぶりです。





当日の朝、弟さんから「お母さんの体調があまりよくないので次の機会にしてほしい。」と電話がありました。

私はもしこれからさらに体調が悪くなって会えなくなっては困るし、母のお香典をいただいているので、直接お返しがしたいと無理をお願いしました。

実はコロナの前にお会いすることになっていたのですが行けなくなり、電話をするたびに体調を崩されていないかドキドキしていました。

それまでも電話をしてきてくださったり、二十四節記(今は閉店🥹)というところでナナと一緒に食事に行ったり、近くのデパートでお茶を飲んだりしたことがありました。

お会いすると思ったより、元気そうで安心しました。





元義母はとてもいい方でした。

お正月前などおせちを作る時、私はただ重箱に詰めるだけでした。
それでも、「〇〇さん、綺麗に詰めてくれてありがとう。」と言ってくれました。

私は自分の母に「お手伝いしたい!」と言った時、かえって時間が取られるから手伝わなくてもいい。」と言われました。

その上、「お母ちゃん、お茶。」「お母ちゃん、おかわり。」と何にもしてこなかったので台所仕事はほとんど出来ませんでした。

食べた後は枕と毛布を持って来てくださり、「ここで寝ていたらいいよ。」と言ってくれました。洗い物をしたかどうか覚えがありません。

こんな呑気な私でしたが文句一つ言わず、出来たことを褒めてくださる方でした。



行燈にYOSHIDAと書いてありましたが、時計販売店のショーウィンドウのようです。

話していると。4人とも要介護であることが分かり、しばし情報交換をしました。
お互い「人生何があるか分からないね。」と言いました。 

お母さんはこの日の前日に95歳を迎えられました。

母のこともよく覚えていて、「六甲山に連れて行ってもらって、楽しかった。」と何度も言っておられました。

私のこともいろいろ気遣ってくださいました。

ココをブログで見ていただくと「頑張っているね。」「かわいいね、今度連れてきてね。」とおしゃってくださいました。



御堂筋に面してビルの中にありました。三津寺というお寺のようです。

あまり、長居をするとお母さんの体に障ったらいけないので、1時間ほどで失礼しました。

帰る時、皆さんと握手をしました。
それぞれ、「自分の家だと思っていつでも来てね。」「元気でいてくださいね。」
「また、遠慮なく来てくださいね。」と言ってくださり、胸が熱くなりました。




カメラを持って行ったので心斎橋で降りて、御堂筋をなんばまで歩きました。

ココをSさんに預かっていただいたので、途中で知る人ぞ知る『はり重』で牛肉の佃煮をお土産に買いました。




帰り、駅からタクシーで帰ろうとしましたが、一台も止まっていない上、他に待っている人もいたのでちょうど来たバスで帰りました。

バスを降りると流石に腰や足が辛く、心の中で、「白馬の王子様が来てくれないかなあ・・・」と思いました。





Sさん宅で新歌舞伎座の写真をお見せすると、「今は上本町に変わっているよ。」と教えてくださいました。

これは2019年に生まれ変わった「ホテルロイヤルクラシック大阪」で隈研吾氏が設計したものだそうです。

世の中、ずいぶん様代わりしたなと実感しました。

とても疲れましたが、充実感を覚え、晴れ晴れとした気持ちになりました



春よ来い!

2024-01-06 18:13:31 | 自然

1月2日、ココと散歩に行こうと外に出るとあまりにいいお天気だったので
カメラを持って出かけました。

前日に能登地方に大きな地震があり、暗い気持ちだったのですが
こんな悲惨なことがあっても清々しい青空は広がるのだなと複雑な思いがしました。




倒壊した家屋の映像を見るたび、2018年8月の台風18号のことを思い出します。

大阪近辺はかってない強風に見舞われ、我が家の屋根の一番上の大棟の瓦がたった4、5枚ですが逆立ちしたり、ずれたりしました。

それでも、雨漏りしたらどうしようとか役所からもらって来たブルーシートを自分では覆うことができないのでどうしたらいいのだろうとか、とても不安な気持ちになったことがあります。

幸いご近所のリフォームショップをされている方がすぐに直してくださいました。
こちらからお願いした訳ではなく、ご近所の方から声をかけてくださいました。

こういう時の人のやさしさ、善意の有り難さをしみじみ感じました。

ほんの小さな被害でも不安に襲われるのに、家屋が倒壊したり、火災にあったり、ましてや身内の方やお知り合いが亡くなられた方はどのような思いでおられるのでしょう。

心からお見舞い申し上げます。そして、周りの方と支え合ってどうか
乗り越えてください。




私の弟は金沢市内に住んでいます。

当日は富山の方に行っていて帰る途中だったということですが、電線が揺れたり、側溝の水が揺れて溢れそうになったり、タイヤも浮く感じで恐怖を感じたそうです。

3ルートあるうち、選んだ道路は被害がほとんどなく、無事に帰れてよかったと言っていました。

家に入るといろいろなものがグチャグチャになっていて、特に冷蔵庫の開閉扉のものが全部下に落ちていたそうです。




でも、電気やガスなどは何事もなく、余震も大きくて震度3くらいで、徐々に弱まっているとのことです。

弟は以前、内灘に職場と住まいがあり、その内灘から北がとても被害が大きいと言っていました。





自転車のお陰か、歩くのが少し楽になって来ました。

この日は3年ぶりにフォレストガーデンの最短ルートを1時間半かけて
1周出来ました。

ココも全部しっかり歩きました。


今回の写真はフォレストガーデンの春間近の写真です。

道のりは険しいと思いますが、必ず春は訪れます。

日本中、世界の人々も応援しています。
希望を失わないようにしてください。