クローバー 匍匐(ほふく) 福福

末梢神経鞘腫瘍で右前足と肩甲骨を切断したココのことや身の回りの出来事など日々感じたことを発信します。

えっ!再発ありき?

2024-04-27 19:24:00 | 
4月22日、大阪公立大学獣医臨床センターに行きました。

ココの右前足と肩甲骨を切断したところです。

近所の動物病院がココのしこりから取った細胞を検査機関に出しました。その結果を持って行きました。

その診断結果と昨年6月に撮影したMRIの画像を見て説明がありました。

ココは手術前は末梢神経鞘腫瘍と聞かされていました。
手術後に未分化細胞の悪性腫瘍と言われ驚いたのですが、今日また末梢神経鞘腫瘍とのことでした。



獣医師から

なぜ、診断名が変わるのかというと・・・

腫瘍細胞は未分化なものから特定の性質を持っているものに分かれていく。手術後、病理が調べたところ、ココの細胞は典型的な神経細胞の形をとっていなかった。その時点で分類できないから未分化細胞の肉腫と判断された。

その後、現場では神経の腫瘍に出てくる特徴を持っているのではないかと意見が分かれ、この分野でいちばん信頼の高いところが末梢神経鞘腫瘍だと判断した。





ココの腫瘍は神経沿いに発生し、場所は末梢神経鞘腫瘍がよく出るところ。

神経がダメージを受けている影響で、神経が通っている場所の筋肉が萎縮していることを考えると末梢神経鞘腫瘍と考える。

そして、ココの腫瘍はとても予後の悪いもので、同じ手術をした半数の犬が1年以内に亡くなっている。

ココは術後、1年7ヶ月目で長い寿命を獲得できている。

病理検査の結果を考えても、こんなに頑張れると正直思わなかった。

去年の6月にMRI を撮らせてもらって、今回4月って聞いた時、思ったより持ったなという印象がある。





末梢神経鞘腫瘍を手術する時、再発ありきで手術をする。なぜなら、それ位、神経を取り切るのは難しい。

同じような腫瘍が出た犬10頭のうち、再発しない犬は1頭いるかいないか。

ココは取り残した部分から外側に腫瘍が出てきた。内側にも大きくなっていると考える。

大きくなり方は個性があり、症状が全然違う。

ココは背骨に対して幸いちょっと距離があるので、今のところ他の足の症状や明確な痛みにはなっていないのではないか。





胸の上の方の腫瘍は今は2cmだけど、それが5cmになっても、10cmになってもココの寿命には全く関係ない。悪性だとしても。

内側の方で2cmのものが出来ていたら、多分死んでいる。

今後、どれだけ内側に悪さをして来るかどうか。

大事な神経、胴体の部分を支配する神経に干渉してくる。

手術しても、再発かどうか確かめるだけ。ココの寿命とか生活を良くするものではないし、危険性が0ではないものを12歳9ヶ月のココに負担をかけて検査をしても、予測通りでしたということで終わってしまう可能性が強い。





検査の画像を見るとがん細胞自体は悪いと思うが、免疫的に反応するかどうかは全然別。

ココのがんの悪さからいうと手術してから今日の経過はいい方だと思う。

病理診断書を見るとすごく早くがん細胞が増えている。

今後、いちばん初めに出てくるのは痛み。その後、手足のマヒ、むくみ、そして、うまく呼吸できなくなる。

別の場所で大きくなると失神とか咳とかえずきが出る。





痛みが出るパターンは二つ。

①神経から直接、椎間板ヘルニアを出来物が押す。

②神経を触っていなくても腫瘍自体が炎症をもつ。

痛み止めが効かなくなったら、安楽死も・・・

欧米は動物愛護の精神が高くて、虐待とかに厳しいイメージがあるが、日本よりはるかに安楽死に対するハードルは低い。

今のところ、ココはそんなに炎症が強そうに見えない。背骨の神経に触っている感じはしない。手足もマヒはなさそう。

しかし、今回の腫瘍は前に手術したところと完全に一致する。

腫瘍が大きくなるなら内側で大きくならず、外側で大きくなってくれることを祈るしかない。


◆   ◆   ◆


ココの悪性腫瘍は当初から、放射線も抗がん剤も効かないと聞いていました。

人からモエギイガイがいいと聞けば与え、ジャガイモがいいと知れば与えてきました。

ココはなかなか食べないということもあって、ささみやさつまいも、ゆで卵、納豆、大豆、ヨーグルト、チュールなどをドックフードに混ぜて、与えてきました。

ご近所の方やお客さんなどに可愛がってもらって、オキシトシンやエンドルフィンなどの幸せホルモンがたくさん出て、免疫力が高まっていると感じて来ました。

それらによって、ココは今も元気でいてくれているのではないかと思いつつ、それでも、もっと何か出来ることはないかと思っています。

前回のブログを読んで、さすったり、気功によって全身にがんが広がったワンちゃんが2年頑張って生きたとコメントを寄せてくださった方がいました。

ココは何をしてても可愛くて、愛おしくて・・・



〈この頃、ココはよく見つめて来ます。〉

手術は再発ありきと聞いて愕然としました。
手術にあたって、完全に取り除けば再発しにくいが、再発する可能性は高いと言われていました。

でも、放っておくと他の足も歩けなくなるし、呼吸ができなくなると聞いて、断脚を決断しました。

同じ手術をした犬20頭のうち半数の子は1年で亡くなっている。

早い子は3ヶ月、長い子で43ヶ月と聞いていたが、大変な思いで手術をして3ヶ月で亡くなった子の飼い主さんはどんな思いがしたでしょう?1年でも早すぎます。

ココは今のところ、よく食べ、よく走り、とても元気で痛がることもありません。

ココの生命力にかけたいと思います。


ココの悪性腫瘍再発か?

2024-04-16 14:40:10 | 


ココは未分化細胞の悪性腫瘍で2022年9月27日に右前脚と肩甲骨を切断しました。

未分化細胞とはこれから神経にも筋肉にも骨にもなっていない赤ちゃんのような状態でips細胞のようなものだそうです。



<トリミング後、アピィさんから送られてきました。>


3月25日にトリミングをしたあと、「胸の辺りにしこりのようなものがあった。」と教えてもらいました。

気になりながらもすぐには確認できず、4月はじめに知り合いの方と一緒に触ってみましたが分かりませんでした。

別々に二人の方が触った時、キャンと鳴き声を上げました。

それでも、しこりがどこにあるかなかなか分かりませんでした。
何度も触ってみると柔らかくて動くしこりのようなものがありました。



<親指のあたりにしこりがあります。>


4月6日動物病院に行きました。
しこりに注射針を刺して、組織を取りました。
5回くらい刺したのですが、ココはそのつどギャンと鳴いていました。



<注射針を刺されて痛そうに鳴くココ!>

顕微鏡で見たあと、「かなり怪しいと思う。」とのことでした。

その時、「痛みが出たら、痛み止めを飲ます。痛み止めが効かなかったら麻酔のような注射。それが効かなかったら安楽死。犬は人間と違って安楽死が出来る」と淡々と言われました。

「もう何度も安楽死という言葉は聞いているので、ココにとって一番いい方法で最善を尽くしましょう。」と言ってほしかったです。



<たんぽぽがいっぱいの公園で!>

精密検査に出すかを聞かれ、出すことにしました。
結果は1週間か10日くらいで出るとのことでした。

その間、はじめは人に話す時、泣き出しそうな状態でした。

ネットなどで調べると皮膚が荒れておらず、しこりが動くものは脂肪腫などの良性であることが多いと書いてあったので、大丈夫と思い込むことにしました。そうすると気持ちが楽になりました。

ココのことを好きで好きでたまらない人たちが私の周りにたくさんいることも心強く感じています。



<4月10日 我が家の庭で!ココはよく、この煉瓦に寝そべって日向ぼっこをします。>

4月14日 朝、獣医師から電話がありました。明るく元気そうな声だったので大丈夫だったのだと思いましたが、そうではありませんでした。



<4月7日 桜の満開の時、あちこち連れ回してしまいました。>

「検査の結果、手術の時の細胞と今回のものは同じで、場所も切断した足の近くなので、再発の可能性が大きい。」

「これからどうするかですが、前に手術した病院(大阪公立大学獣医臨床センター)に行って、MRIで調べたり、放射線を当てたりするかなどを相談されますか?」と聞かれ、

「そうします。でも、ココの悪性腫瘍は放射線も抗がん剤も効かないと聞いています。」

「昨年6月にMRIを撮って再発の可能性があると聞いているので、今後どうしたらいいかを聞きたいと思います。」と言いました。



<まだ、他の草が伸びていないので、たんぽぽがきれいです。>

「飼い主の方から病院に電話をして予約を取ってください。」と言われましたが、獣医臨床センターのH.P.を見ると、病院から予約を取るように書いてあったので、そのことを15日に病院に伝えました。

可能な日を3日あげるように言われ、それを伝えました。



<4月7日、結構遠くの方まで連れて来てしまいました。>

一昨年の10月に抜糸をする時、ココの悪性腫瘍は未分化細胞の肉腫だと聞かされました。

その時、どこに腫瘍が出来るか分からない。腫瘍が出来て痛がるようになれば、安楽死も考えなければいけないと聞きました。

(足を切断する前にも、断脚しなければ安楽死しなければいけないと言われました。)

昨年6月にMRIを撮った時、足を切断した端っこに気になる部分があり、再発の可能性があると言われました。

その後、元気なので、もう大丈夫かと思っていました。



<毎朝のようにココと散歩をしてくださるYさんと満開の桜の前で!>

今、ココはとても元気でどこも痛がっていません。今までよりもよく食べるようになり、たくさん歩いています。

再発したと言われても信じられません。


<すでに四つ葉のクローバーがいくつか出始めている我が家の庭で・・・四つ葉がココを守ってくれますように!>



ココの散歩道の桜

2024-04-08 17:51:45 | さくら

2024年4月7日午前中の桜です。

我が町は緑が多く、桜もたくさん咲いています。

桜の時期になるとこんなところにも桜があったのかと驚かされることがあります。

ココの散歩道にもあちらこちらに咲いています。

今回は出会えませんでしたがメジロやシジュウカラ、美しい鳴き声のイソヒヨドリ、もちろんスズメなどもたくさんいます。

桜の見頃の時期はいても立ってもいられません。




これは我が家から一番近い桜。

ソメイヨシノだけでなく、よく見ると結構いろいろな種類の桜が咲いています。

























ココの写真を何枚か撮ったのですが、ココは写真が嫌いなのでなかなかカメラの方を向いてくれません。この時は首を傾げてくれました。

ココは3本足でも頑張って歩くのですが、今回は私が撮影に夢中になって、あちこち連れ回すので、何度も抱っこをせがみました。

ココの様子を見て、「抱っこ?」と聞くとしっぽをプルプルプルと振ります。

可愛くてたまりません^ ^

ココは小さくて3kgもないので片手でヒョイと抱えられますが、足や腰、肩の悪い私には結構負担で帰ったらバタンキューでした。

ココも連れ回されて大変だったと思います。もちろん、ココも私と一緒にバタンキューでした。(いつも、一緒に寝てくれますが・・・^_- )



病院の帰りの桜

2024-04-06 16:46:33 | さくら

病院の帰りに去年行った狭山池の桜を撮影してこようかとカメラを持って行きました。

でも、曇り空だったのと早咲きの桜が多いことを考えて、行くのをやめることにしました。

以前、入院した時にこの桜が咲いていたことを思い出し、向かいました。
少し見頃は過ぎていましたが、病院の建物との相性はいいと思いました。






これが向かいの東大池公園です。
素敵な桜の小道でした。




メジロが何羽も来ていました。

撮影していると知り合い同士がばったりお会いしたようで、桜の木の下で長い間話しておられました。

メジロは逃げてしまい、なかなか戻って来てくれませんでした。

桜に向けてカメラを構えていたら、まさかメジロを撮っているとは思われなかったことでしょう。

満開の桜です。
着物の柄のようでした。




蜜がよほど美味しいのでしょう!
次から次とメジロがやって来ました。




バスに乗って帰る途中、三ツ割池公園があることに気が付き、途中下車することにしました。

桜は1週間が撮影の勝負です。

今年はなかなか天気に恵まれませんでしたが、夕方ならそれなりの風情があります。

こちらはスズメも来ていました。





三ツ割池公園はあまり手入れがされていません。

でも、それがかえって華々しい桜ではなく、侘びしさを纏った桜として情緒がありました。
















このキンクロハジロを撮影している時、どこからかパンパンパンと大きな音がしました。

キンクロハジロは逃げてしましました。

あとで鳥を自分の方に近づけたい人が手を叩いていたことが分かりました。

この方もまさか近くで鳥の撮影している人がいるとは思われなかったことでしょう。

下の写真は法面の少し傾いたところでした。

夕陽の位置と桜の位置を合わすのに苦労しました。













足腰が辛くて、ヘトヘトで家に戻る力がなく、タクシーで帰りました。