クローバー 匍匐(ほふく) 福福

末梢神経鞘腫瘍で右前足と肩甲骨を切断したココのことや身の回りの出来事など日々感じたことを発信します。

母の手術とココの悲鳴の原因

2023-06-21 22:26:15 | 

母は6月21日、6時間半をかけて無事に食道胃接合部がんの手術を終えました。

医師が「胃の入り口がほとんどがんで塞がりこれでよく流動食でも食べられたと思う。」という状態でした。

あとは合併症などが出ないことを祈るばかりです。


母の様子については次の機会に書きたいと思います。


トリミング後のココ

ココは昨年の9月悪性腫瘍のために右前足を切断しました。

今年の1月ごろから、時々キャンと短い悲鳴を上げるようになりました。

気になる度に動物病院で診てもらいましたがなかなか原因やどこからの痛みなのか分かりませんでした。


抱っこ紐が大好きなココ

6月8日に私がココの首を触らながら動画を撮っているとハッキリと悲鳴をあげている場所が分かりました。

6月10日にその動画を獣医に見せました。その部分を触って痛そうにする様子を見て、「前にココが足を切断したした病院でMRIを受けてきて下さい。」と言われました。

6月19日に大阪公立大学獣医臨床センターに行きました。






着いてすぐ、レントゲンと血液検査を受けました。

この結果だけでは原因が分からないのと検査の結果がMRIを受けることが出来る状態だということですぐに麻酔をして、MRIを受けました。4時間以上待ちました。


最初はヘルニアの疑いもあるとのことでしたが、これは首の痛みの原因とは思いにくいとのことでした。


私の胸の上で眠るココ

主治医からはこれは意見の分かれるところではあるが私の見解としては腫瘍を切り取った端っこにちょっと気になる部分があり再発の可能性がある。
前に腕を切り取った傷口に接する場所、神経が出入りする部分とも一致すると言われました。

つづく




目標は「お寿司を食べること」

2023-06-18 15:28:51 | 
6月16日に母が入院しました。

6月9日に外科に行って話を聞いて来ました。

母の癌は食道胃接合部癌。
胃の入り口に癌が出来ている。入り口が非常に狭くなって、食べ物が通る邪魔をしている。このまま手術をしないと閉塞あるいは転移をする。
詳しくは手術をして腫瘍を取って調べてみないと分からないが母の癌はおそらくステージⅢであろうとのことでした。





癌の治療の3本柱は手術、抗がん剤、放射線。

抗がん剤は手術ができない場合にがんをくい止めるものでがんが治ることはない。
放射線は胃に届きにくいのでがんが0になるのは難しい。
手術しかない。問題は年齢、体力。

ステントは腫瘍をそのままにして、胃の入り口を広げるだけなので2、3ヶ月しか持たない。





胃を半分と食道も一部切って、その後両方を引っ張ってきて、ぬい合わせるが食道は手前に肺や心臓があるので大変難しい。胃だけより苦しい手術になる。

傷跡は小さいといえども痛い。しんどいのは1週間くらい。胃が半分になるので食べる量は減る。すぐにお腹いっぱいになる。

食事後、ひっかかった感じがしたり、逆流があって食べられなくなって弱っていく人もいる。

手術後、食欲もあって通りも良ければミキサー食でなくても食べられる。

手術は全身麻酔をして、ロボットで行う。





母への確認
医師から「胃の入り口に腫瘍が見つかった。このままやったら、食事が食べられなくなる。頑張って手術しようを思っているんだけど手術する気持ちはありますか?」

母は指でOKサイン(母は耳がほとんど聞こえないので会話ができない。)

「2〜3週間になると思うけど頑張りましょか?」

母は指でOKサイン

家族に癌になった人はいないか聞かれました。我が家は祖母、私、次男がなっています。母は90歳を超えたのでもう癌にはならないだろうと思っていました。さすがに長男はかなり心配になったようです。

食事が食べられていないので体力が落ちないうちに早い目に手術をしようということで16日に入院して、21日に手術をすることになりました。





母がお寿司が好きなことが分かった医師は「目標はお寿司を食べることだね。」と言ってくれました。

とても配慮のある優しい先生だと思いました。図を書きながら丁寧に説明をしてくださったり、こちらの話もよく受け止めてくださいました。信頼できる先生で良かったと思いました。

手術が決まるとたくさんの検査や手術、麻酔や入院の説明、そして、同意書をたくさん書きました。

6月20日にも手術の準備から手術後の流れの説明があります。





6月16日にもう一度外科の医師からの説明を受けました。

母の癌は4cm大。浸潤やリンパ節転移は胃がんの領域内に認められるが他の臓器への転移は認められない。しかし、ステージⅢはギリギリ切除可能なもので予後はあまり良くない。

病変が胃の入り口近くに存在するので通常は胃全摘が必要だが、体力面、腫瘍の状態などから縮小手術(胃の下1/2程度を温存)が妥当と考えられる。

リンパ節郭清の範囲は大きくしない。

あとはどこの病院でも手術前は最悪のことを想定して、いろいろなリスクの説明があるものですが、母は大丈夫だろうかと不安が大きくなりました。

母の生命力にかけたいと思います。



このページの紫陽花はココがいつもお世話になっているSさん宅の紫陽花です。




母の胃がん

2023-06-08 19:46:43 | 
見出し画像は母が2006年7月に行ったギリシャのサントリーニ島の写真です。
母が撮ったものです。母の部屋に飾られています。




この絵は病院の壁に飾られていたもので、私が母に「お母さんが行ったところやね。」というと「ギリシャ、覚えている。」と言いました。


母は91歳ですが耳がほとんど聞こえないこともあって無口な人です。
でも、よく食べる人です。

昨年の9月28日に施設に持って行った寿司パックの一人前半を全部食べました。残ったら私が食べようと思っていました。

10月19日にはくら寿司で10皿食べました。私は7皿でした。そのあとかなりボリュームのあるケーキセットをペロリと平らげました。 

12月14日にスシローとサイゼリアで普通に食べました。

1月28日、かごの屋へ行った時、麺類をほとんど食べずに残し、何と珍しいことかと思いました。

2月23日にはさん天で天ぷらをまあまあ食べ、その後桜珈琲でケーキと飲み物を飲みました。

3月19日は母の誕生日。プレゼントとお寿司と苺を持って行きました。この時もしっかり食べました。


<4月に新しい施設に転居>


4月22日に新しく入所した施設近くの公園でシュークリームとカフェオレを渡しましたがほとんど口にせず不思議に思いました。

5月中旬、施設から「5月の初旬に2回戻してからほとんど食べなくなった。」「何か好きな食べものを待ってきてください。様子を見たいので。」と連絡があり、5月25日にお寿司、餃子、豚饅、御座候などを持って行きました。お寿司を一切れ食べただけでした。

私は初め、母は新しい施設に移り、環境に馴染めず食べられないのかなと思いました。

でも、顔色も悪く、時々ゲップのようなものが出て、何も手を付けない母を見ていて、ただならぬものを感じました。「病院で検査を受けさせてください。」とお願いしました。

翌る日すぐに病院で検査を受けられるように施設の担当医師が手配してくれました。



6月2日B病院で胃カメラを撮りました。

胃カメラを受ける時、私の方から「麻酔をしてください。」と言うと、「高齢なので麻酔はかけない方が良い」とのことでしたが終わってから胃カメラがなかなか入らなかったので途中から麻酔をかけたと報告を受けました。


消化器内科担当医師より
画像を元に食道と胃の境目あたりに腫瘍がいくつか出来ている。悪性進行癌の可能性が高い。胃の入り口が狭くなっているので食べたものが入らない。
(画像を見ましたが、食道から胃に入るところに5つくらい腫瘍があり胃の入り口をほとんど塞いでいました。)

高齢であるのでステントを入れることになると思う。

エンショワーという栄養剤を処方。(母は飲めなかった。)
イチゴなど砕いた物や甘酒なども良いとのこと。

昨年から今年の初めまであれほど食べていたのに半年ほどでほとんど食べられなくなるとは・・・何と進行が早いのでしょう!



6月3日<母の施設>
葡萄、甘酒、月餅、森永ミルクキャラメルを見せるととても嬉しそうにし、それぞれを少しずつ食べました。



6月6日 血液検査、造影剤、CT

消化器内科担当医師より
 検査の結果は進行がん。転移はしていない。91歳の割に元気そう。腫瘍をとる手術をした方がいいのではないか。ステントを入れて癌をそのままにするのはもったいない。
ステントを入れてもあまり食べられないこともあるし、長くは持たない。

ただ、切除手術をしてもうまくいかないこともある。

外科に紹介するが外科の判断によっては手術できないこともある。


この日、消化器内科の医師から母は直接胃癌であることを告知されました。

母は「ショック」とただ一言。
私の母は文句や泣き言は一切言わず、いつもニコニコしています。
どこの施設やデイサービスに行っても「笑顔が素敵」と言われています。




これは今年の1月27日久しぶりに家に戻って、ココと初めて対面しメロメロになった母。

6月7日
施設にいる母の様子を見に行きました。昨日告知されてその後の様子が気になって仕方がありませんでした。
前日にお願いしたミキサー食をまあまあ食べたと施設の方が伝えてくれました。
私の持っていった牛乳プリンも全部食べ、落ち着いた感じだったのでホッとしました。
(母は病気のことを一言も話しませんでした。どんな気持ちなのでしょう。どんなことを考えているのでしょう。) 



6月9日 
13時45分 外科での診察で手術が出来るかどうかを聞きます。