クローバー 匍匐(ほふく) 福福

末梢神経鞘腫瘍で右前足と肩甲骨を切断したココのことや身の回りの出来事など日々感じたことを発信します。

一足早く愛でることが出来ました!

2024-03-30 22:21:04 | さくら

ちょっと固い話が続いたので、ソメイヨシノよりも一足早く咲いたご近所の桜をどうぞ・・・!

いつもココをとても可愛がってくださっているSさんに教えていただいたので、さっそく行って来ました。

古くて広いお屋敷の庭の枝垂れ桜です。
江戸時代から続く民家かも知れません。
とても大きな桜で、塀や屋敷とともに歴史を感じます。
 
電線が縦横に伸びていたのが残念でした。

<3月29日>















<3月30日>

あまりに素晴らしかったので、もう一度行って来ました。
まだつぼみもありましたが新芽も出かけていました。
















<別の場所>




今日はメジロによく会いました。



医者あれこれ③ 精神科医師への手紙-1

2024-03-25 23:17:52 | 精神疾患
<写真は9年前に入院していた病室から撮ったもの>

以前から何度か書いていますが、私は精神疾患の一つである双極症(双極性障害)II型です。20代の頃から精神科(11の病院、13人の医師)に通って来ました。カウンセリングも受けました。症状の出ない寛解の時期もありました。

今の精神科医ですが、言い方が断定的で、その上、私の言うことを否定することが多く、寄り添ってもらえないと感じます。

例えば、「ふらつきがあるので、薬を減らしてほしい」というと「ふらつきは自分で気を付けられるけど、精神の症状は薬でないとコントロールできない。」

私は薬を1日に13種類、23錠飲んでいます。

手の震えの様子ですが、全身にも影響しています。
(脳神経内科ではパーキンソン病ではなく薬の副作用だろうと言われました。)




「物忘れがひどく日常生活に支障がある。」というと「努力が足りない。」

あと、私は「拒絶に弱い」というと「そういう人もいるがそうでない人もいる。」

私のバイブルのようにしている内海健先生の「うつ病新時代〜双極II型障害という病』の一番核心的な部分なので、どうしても分かってほしいと思いました。

これは2022年2月1日に書いたものです。

診察日が近づいてくると辛い気持ちになって来ます。

今の病院には複数の医師がいるので担当の医師を変わってもらおうかと思いました。

2年前、入院した別の病院の医師に「退院したら、元の病院の主治医が変わることになっている。もし、新しい医師が合わなかったらこちらに来てもよいか?」と聞いて、了解を得ています。そこに変わろうかとも思いました。

でも、もしかしたら、今の主治医に私の思いを伝えることで対応が変わるかもしれないと思い、手紙を書くことにしました。





精神科は5分診療と言われています。診療報酬や精神科医の少ないことが原因のようです。

ゆっくり話を聞いてもらえないのが実情で、前回からの変化を伝えて、薬を調整するという感じです。たまに血液検査をします。

診察時間内に思っていることを充分に伝えることは出来ません。

それでも、前の主治医は全身で私の話を聞こうとしてくださる方でした。
(内海先生の本も読んでおられました。)

転勤されると聞いた時は涙が出ました。転勤先を聞きましたが、とても通えるところではありませんでした。

手紙の内容は次のブログに書きます。
                    

医者アレコレ②

2024-03-18 18:50:57 | 病院
〈写真は9年前に入院していた病室の窓から撮ったもの〉

整形外科はもう一ヶ所ある、家に近いところに変えることにしました。

初診の時、なぜ病院を変えることにしたのかと尋ねられました。

整形だけでなく、内科も含めて困っていたこと話すと、私が感じてきたことをズバッと言われるので驚きました。小気味いいほどでした。

いきなり怒った医師に対しては「高圧的かもしれないがレベルは高い」とのことでした。

話を聞いていて、この医師が少し自信過剰でなければいいなと思いました。





また、大学病院で骨粗鬆症の検査を受けて、「腰椎は大腿骨頸部より数値が良かった」と言うと

「側湾症で体に歪みがあるから数字的にはそうであっても、腰椎も実際は大腿骨頸部と変わらない」と言われました。

若い人の基準値以上になったと喜んでいたのに残念に思いました。でも、数値が上がっているので、あまり気にしないようにしようと思います。
   
「歩いていると腰から下の重だるさと腰椎、頚椎を通って後頭部の方までズーンと不快に感じることがある」と伝えると

「体の歪みや骨の硬さが関係している」とのことでした。

この症状は大学病院では「脊柱管狭窄の症状ではない」と言われただけでした。

自分の悩んでいた症状が初めて解明されたようで、モヤモヤしていたものがスッキリしました。





私は口腔外科で、口の両側の頬の裏に出来ている扁平苔癬を診てもらっています。

癌になる可能性があるということで10年以上、約3ヶ月に一度診てもらっています。

よくなったり悪くなったりを繰り返し、治ることはないと聞かされています。

その口腔外科ですがバスを乗り継いで1時間以上かかるので、家の近く病院に変わることにしました。紹介状を書いてもらっています。





内科は結局、元のところに行くことにしました。

この病院の医師は毎回必ず、目を診たり、首を触ったり、聴診器で胸や背中の音を聞いたり、ベットの上で、お腹を押さえたりと昔ながらの診察をしています。(もちろん、パソコンも見ます)

最近は検査の数字ばかり、パソコンばかりで、体を診ない医師が多い中、安心できます。

ただ、この先生は説明も丁寧なので待ち時間がとても長いのが玉に瑕です。





泌尿器科や歯科、眼科には問題を感じていません。

とくに泌尿器科の先生は好感度No.1です。穏やかで優しく話しやすい先生です。

先日の診察の時、スマホで次の予約日を入れていると「すごいね!」と言ってくださったので、「ブログも書いているのですよ!」というと、

「とくに女性は恥ずかしがって泌尿器科に来ない人が多いから宣伝しといて!」と笑顔で言われました。

「私、デイサービス(スポルト高倉)から宣伝部長と言われているんですよ!」と言いました。

*頻尿や尿失禁など尿トラブルを60歳以上では8割近くの人が経験しているそうです。


<続く>



医者アレコレ①

2024-03-14 22:29:35 | 病院

<写真は9年前に入院していた病室の窓から撮ったもの>


最近、いくつか病院を変えました。

以前住んでいたところにある内科に20年以上通院していました。

引っ越してからは自転車で行っていましたが、2、3年前からフラつきがあったり、体や気分が重かったりするので、出かけるのが億劫になり、少しでも家に近いところにしようと思いました。





最初に行った内科の医師は1回目は良かったのですが、2回目はびっくりする対応でした。

看護師に症状を伝えて、診察室へ入った途端、

「前にそんなこと言わなかったじゃないか!」と怒鳴られました。

前回診てもらった後の症状です。

その医師は身長が高くガッチリしておられる上、声が大きいので圧倒されました。

しかも、画像を見せようとして、スマホを触っていると

「あんたは失礼なやっちゃな!」と怒るのです。

「画像を見てもらおうと思いまして・・・」と言いましたが
「そうか!」とも「悪かった!」ともありません。

怖くてその病院には行けなくなりました。




背中の腰の右側が痛くなり、別の内科に行きました。

私が症状を言っていると、その医師はだんだん椅子ごと後ろに下がっていくのです。もちろん、聴診も触診もありません。

私には「この患者は何を言ってるんだ。」と思っているように感じました。

私の話を聞いた後、人体模型を見せて、「そんなとこに臓器はない!」というのです。

この病院は皮膚科は別の医師ですが、内科、整形外科、外科などは一人の医師が診る総合クリニックです。

私は整形からの痛みなのか、内科からの痛みなのかを見極めてもらおうと思ったのです。

この病院には以前も何回か行ったことがあるのですが、いい印象を持っていませんでした。

ただ、送迎があり、行きやすいと思いましたが行くのをやめました。





一応、大きな病院に紹介状を書いてくれました。

そこで「そんなところに臓器はないと言われた」というと腎臓を調べてくれました。

MRIを撮りましたが腎臓には問題はなく、「側湾症のため筋肉が引っ張られて痛みが出ているのだろう」と言われました。




家の近くの整形外科に長く通院していました。

しょっちゅうレントゲンやMRI(紹介)を撮るのでどうして?という思いがどんどん強くなってきました。

私の去年の医療費を調べてみると年間10万円を少し超えた額でした。

この整形外科だけで半分の5万円以上かかっていました。

この医師は以前、背中の腰の右側の痛みを伝えると、レントゲンを撮った上で、「側湾症からの痛みだろう」と言っていたのです。

その時、私が「どちらに曲がっているのですか?」と聞くと、「右側だ」と言っていました。





ところが、大きな病院の医師が側湾症によるものだろうと言っていたと伝えると「それは違う」と否定しました。

私は「整形外科医でない内科の医師が何をいうか!」と思っているように感じました、

この医師はたまに話しやすい日がありますが、いつもむすっとしてとても話しづらいです。





以前、通院していた別の整形外科ですが、歯を抜くときは飲んではいけないとされている骨粗鬆症の薬を「大丈夫!」と言って処方し続けました。

他の整形外科医も歯科医も口腔外科医も「ありえない!」と言っていました。

実際、歯を抜いたあと口腔外科で診てもらうと「顎の骨が壊死している」と言われました。





私は左膝も骨壊死していて、痛みが酷くなれば手術をすることになっています。

顎の骨壊死は膝と違って口の中のバイ菌にさらされるのでとても厄介な病気だそうです。

お陰様ですぐに腐骨が取れて大事には至りませんでした。

もちろん、その病院に戻る気はありませんでした。

口腔外科もバスを二つ乗り継いでいかなければならず、1時間以上かかっていました。

主治医に私の状況を説明して、家の近くの口腔外科に紹介状を書いてもらいました。

<続く>


法華寺と帯

2024-03-08 23:15:13 | お出かけ

3月2日も奈良に行きました。

実は2月24日に水墨絵画塾の「描くよろこび」展と片岡梅林に行った時に書の表装に使えないかと着物のリサイクルショップで帯を二つ買いました。

そのうちの一つが鹿と楓の模様で秋にしか使えないかと思い、お店に交換か返品は出来るかと問い合わせると「返品は出来ない」「交換するなら購入した金額かそれ以上」「一週間以内」とのことでした。

どうするか悩んだ末、法華寺で梅が見られることと古代雛人形展が開催されているということで思い切って行くことにしました。

帯を交換した後、書道具の老舗の一心堂で筆を買いました。

前回食べはぐれたので、食事をしてから、タクシーで法華寺に向かいました。































法華寺の有名な枝垂れ梅は今年の暖冬で見頃を過ぎていました。

後ろの句は橋本多佳子さんの
「古雛を みなの道ぞ いつくしき」です。

古代雛人形展が開催されていましたが写真撮影禁止でした。

江戸時代から現代まで伝わる雛が100体展示されていました。









これが買った帯です。

帯は最初に買ったものより少し安かったので、さらに安いものと合わせて二枚買うことになってしまいました。

本当は普通の帯より、広い幅ものがほしいと考えていたのです。

袋帯(間違えているかもしれません。)なら、帯の片方を開くと倍の幅になるとのことでした。でも、数が少ない上、派手な柄だったので諦めました。

どれも、長さが4メートル以上あり、活かしきれるかも悩みどころです。

私はミシンも持っておらず、裁縫が不得意なので、どなたか得意な方はいないかなと考えていました。

いつも、ココを可愛がってくださるTさんにお会いし、事情を説明すると「いいよ、縫ってあげるよ!」と言って下さいました。

ほっとしましたが、帯は厚みがあり、工夫をすれば何とかなるかもしれませんが、うまくいくかどうか不安です。

買ってはみたものの実際に表装として使えるかどうか・・・

それにしてもその安さには驚きました。
真ん中のものは帯を閉めた跡があるということで1100円でした。

奥のものは3300円、手前のものは4400円でした。

どちらも締めた跡は見えません。
手前のものは無地ですが、あとの二つの柄は精巧で素晴らしいです。

最初はいい値段だったのではないかと思います。





この帯を見ていて、結婚の時に母に買ってもらった着物や道行、帯のことを思い出しました。

また、昔は嫁入り道具として婚礼セットとして洋服タンスや整理タンスなどを持たせるのが普通でした。

その当時、父は転職を繰り返し経済的に決して余裕があった状態ではなかったのに、母心として無理して揃えてくれたのだなと思うと涙が出ました。

友人などの高そうな婚礼セットを見て、「こんなのじゃないほうがよかった。」と文句を言っていました。

今から思うと本当に申し訳ないことをしたと思います。

子どものない伯母からも帯や反物が届きました。

子どものいない私には伯母の気持ちがよく分ります。

その後、着物を着る文化はほとんどなくなり、「タンスの肥やし」と言われるようになりました。