クローバー 匍匐(ほふく) 福福

末梢神経鞘腫瘍で右前足と肩甲骨を切断したココのことや身の回りの出来事など日々感じたことを発信します。

母とココ

2023-01-29 23:13:34 | 
1月27日から二泊三日で
母が老人施設から1年8ヶ月ぶりに帰って来ました。

コロナになって日のたたない2021年5月の入居だったので
家に帰れるとはずっと思っていませんでした。

もちろん、面会には行っていました。

金沢の弟も何度も来てくれています。
亡くなった弟の息子や母の甥の家族も遠くから来てくれました。

最近になって、施設長さんに尋ねると「帰ることはできますよ。」
とのことでいつか機会があればと思っていました。

近くの施設に空きが出来たので
母の様子を色々話すと面会をしたいということだったので
今の施設の施設長さんにそのことを伝え、
せっかく家の近くに来るので、家に泊まらせてあげたいとお願いしました。

◆     ◆     ◆

家に帰るなり、ココのあまりの人懐っこさに
母はメロメロになって、「ココは可愛い」を
連発していました。
そして、ずっと抱っこをしていました。


ココもくっついて離れません。


寝る時にココを母のところに連れて行くと
とっても嬉しそうに一緒に寝ていました。

私は母がいる間は母にココと一緒に寝させてあげようと
思っていたのですが
いざ、布団に入ると我慢ができません。

ココを呼んでしまいまいました。

ココは外で出会う人や家に来るお客さんに
誰にでも愛嬌をふりまいて、
帰る時には名残りおしそうにして
なかなか離れません。

私はそんな時、寂しさを覚えるのですが
家に帰れば、私に甘えてくれるのだからと
気にしないようにしています。

でも、博愛主義のココは寝る時も私以外の人とも
しっかり甘えて一緒に寝るのだろうなと思っていました。

思っていた通りでした。
嫉妬に似た気持ちになったのでしよう。
なんと大人気ないことかと
母に申し訳なく思いました。
(言い訳ですが、昼間や夜早くから寝ている時には
母はココと寝ていました。)

◆     ◆     ◆

実は母を28日に外食に連れて行った時
エレベーターを出てすぐのところで
手押し車を持っていた母は転んで尻もちをついて、
壁に頭をぶつけてしまいました。
少し坂になっていて、滑ってしまったのです。
すぐに救急車を呼んで病院へ行きました。

母は8年前に階段に買い物カートをぶつけて
真後ろにひっくり返って道路で頭を打って
急性硬膜下血腫でしばらく入院しました。

その出来事をきっかけに
母は今まで出来ていたことがほとんどできなくなり
介護を受けるようになったのです。

それで用心して救急車を呼んで、当時入院した病院に
行くようにお願いしました。

検査の結果は異常はなくてほっとしました。

結局、面接には行けませんでした。
その施設は自立が条件で
今回の母の様子は自立とは全く言えず、
こちらから辞退しました。


母の筋力の低下は大きく、
床やベッド(座卓を三つ繋げた急ごしらえのもの)からは
一人で立ち上がることができませんでした。
歩くのも家具などを持ってやっとの移動です。

施設のスタッフの方たちは
入所者が怪我をしないように
細心の注意を払ってくださっているのだなと
あらためて思いました。

母の排泄の世話も大変でした。
(下痢をしたこともあるのですが・・・)
たくさんの入所者がいる中で一生懸命に
介護してくださっている方々に感謝の気持ちで
いっぱいです。

感謝と言えば、
母に今まで至らなかったことを誤り、
母が働きながら3人の子どもを育て、
その中でも本を読んだり、音楽を聴いたり、
美術を鑑賞したりしていたことを尊敬していると伝えました。
(母は耳がほとんど聞こえないので筆談です。)
母はニコニコして頷いていました。

母は3月19日で91歳になります。






今日の散歩 春の兆し 1月11日

2023-01-11 22:32:58 | 

今日はとても暖かく穏やかな日でした。

久しぶりにココと一緒にフォレストガーデンに行ってきました。

市民菜園の周りに池や緑地があります。

ここには水仙の谷というところがあり、
私の数少ない撮影スポットだったのですが
大きな台風が来た時、崖が崩れてしまって、
長い間擁壁工事をしていました。

それも数年前に終わっていたので、
そろそろ咲いているかと思って来たのですが
端の方に以前からの水仙が
ほんの少し咲いていただけでした。

水仙が咲くようになっても擁壁工事とともに柵がつくられ、
中に入れないようなので写真を撮るのは難しそうです。




今日は太陽が燦々と輝いていました。


木々が水面に写ってのどかな感じがしました。
緑と青のコントラストが美しかったです。


カワウが何度も羽を広げたり、閉じたりしていました。
これは濡れた羽を乾かしているのだとか。

カワウは水の中に潜ることが得意です。
それは、羽に脂が少ないからこそ出来ることだそうです。

他のカモ類などの水鳥は尾脂腺という器官から脂が出て、
それを羽に塗ることで撥水効果を
もたらしているということです。


カワウは羽が濡れると体が重くなって
飛ぶことが出来なくなってしまうので
時々干さないといけないそうです。

この木には時々カワセミが止まっています。
撮りたいのですが少し離れていて、
私のカメラの望遠では
小さくしか撮れません。


まだつぼみですが梅が咲いていました。
この梅はとても早く咲き始めます。
目に入った途端、いっぺんに春の兆しを感じました。
ヤエカンコウでしょうか?










ここの桂の木はとても大きいです。
フォレストガーデンのシンボルツリーと言ってもいいと思います。


ココはカメラを向けられるのが大嫌いです。
顔を横に向けたり、目を細めたりして
なかなか撮らせてくれません。
今日もしっかり目を開けてくれませんでした。

上の写真は1月6日のココです。


ココはお陰さまでまあまあ元気です。

近所の方もしばらくココの顔を見ないと
とても心配してくださっていて
会うと「元気でよかった!」と
喜んでくださいます。

ココの近況はまたの機会に・・・