年末の忙しい状況であまり時間がなかったのですが、少しだけ前回の続きをしたいと思います。
前回は出力トランスの配置を変えて出力トランスが拾う電源トランスの漏れ磁束についていろいろ試したのですが、やはり出力トランスの配置は変えたくないので手持ちの金属板をトランスの間にかましてノイズがどうなるか確認してみました。
まずは、もともとついていたステンレスの板があり、これを真空管の後ろに取り付けるようになっているのでこれをつけた状態で確認してみました。
なお今回は2次側の8Ω端子の出力波形を見てみます。ステンレスの板がない場合は、前回と同じく1次側に85mV程度のノイズがあることを確認済みで、この状態だと1/25の3.4mVが2次側の出力になります。シールドをつけることでどのくらい下がるかを確認してみます。
上記の状態ではノイズの出力はどうなるでしょうか。
なんと、2.6mVにまで減りました。
次は、下記のようなアルミ板を電源トランスの後ろに付けてみます。
取り付け位置は下記の様に電源トランスの後ろ側です。
これでノイズを見てみたところ、2.42mVと少し下がりました。
今後はもう少し背の高いアルミ板にしてみます。取り付け位置は先ほどと同じ場所です。
その結果、また少し下がりました。2.22mV程度になりました。
これくらいだと夜寝ながら聞くと少し気になるかもですが、何とか許容できるのではないかと思います。そこで、実際の製作時は少し背の高い大きめのアルミ板を間にかませてシールドにすることとしたいと思います。
本当は、電源トランスにも銅の薄板でショートリングをつけたいところですが、今は銅の薄板を持っていませんので、とりあえずこれで行こうと思います。
次は球決めやら回路やらに取り掛かりたいと思います。