Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

薄型イコライザーアンプ(8)

2023-03-05 20:45:50 | イコライザアンプ

昨日に引き続き、イコライザアンプのシャーシの加工を行いました。

今日は、シャーシの穴あけです。

ある程度穴あけしてから、そういえば写真を撮り忘れたと慌てて撮りました。

と、こうやって穴あけを行い、2時間ほどで穴あけは終わりましたが、腰が痛くて痛くて。

ある程度、バリをとって何とか穴あけは完了しました。

下記は、小物部品を少しつけてみて穴の大きさが大丈夫かどうか確認してみたところです。

が、シャーシ加工についてはまだ完成ではありません。

シャーシを紙やすりで磨いてきれいにし、塗装が待っています。また、フロント・リアパネルもビニールの保護膜が付いていますので、こういうのを剥がして色を塗っていこうと思っています。

まだまだやることが多く、たった1台のアンプを作るだけでも結構大変です。

ではまた。

 

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薄型イコライザーアンプ(7)

2023-03-04 18:40:53 | イコライザアンプ

最近、ようやく暖かくなってきましたので、外での作業も苦痛でなくなり今日はシャーシの切り出し加工を行いました。

薄型ケース内に入れるサブシャーシの加工を行います。上記のアルミの端材をL型のサブシャーシに加工します。

こんな感じです。

このように電源部分と増幅部分の2つのサブシャーシを切り出しました。

この後、穴あけをと思い、以前製作した図面を穴あけの型紙にしようと印刷し、実際の部品と型紙の位置を念のため合わせてみました。

すると、上記のようにずれている・・・

残念なことに、図面作成の際に計測ミスをしていたようです。そこで、再度図面を修正しましたが、他にも部品やネジが干渉しそうなところなどが見つかり、図面を触っているうちに夕方になって今日はこれで作業終了としました。

サブシャーシの形ができたので、主要部品とともにこれらをケース内に入れてみました。

こんな感じで何とかできるんじゃないかと思います。

ところで、今日はサブシャーシの切り出し中に長い間疑問に思っていたことが解消しましたので報告を。

数年前から、街の中で「カーン、カーン」と何か金属をハンマーで叩いているような音が響き渡り、何の音だろう、どこからそんな音がするのか、など疑問に思っていました。最初は、近所の建機レンタル会社が、ユンボのバケットを外すのにハンマーで叩いているのかなと思っていたのですが、夜中でも聞こえる時があるし、建機レンタル会社の方向とは違うところから聞こえることもあるし、長い間音の正体は謎でした。

が、サブシャーシを切り出し中、近所の人が最近買った車でお出かけからかえって来たのですが、車庫入れの際にあの音が。

なんと、「カーン、カーン」と金属をたたく音は、N産車がバックするときに出す音だったのです。”あれ、この音!”と最初はびっくりしたものの、そういうことだったのかと長い間の疑問が解消され、すっきりすると同時になんだかミステリーに感じていたのに、正体は車の音だったとは、と少し残念な気持ちに。

どこかで見知らぬ人が闇の組織の暗号として、金属音で仲間に知らせる。江戸川乱歩の探偵小説じみたことを想像していたのですが・・・

今回は、知らなかった方が楽しめたということで、このイコライザアンプが出来上がった後、同じような結果にならないようにしたいと思います。

 

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薄型イコライザーアンプ(6)

2023-02-19 18:02:02 | イコライザアンプ

そろそろ、シャーシの加工をしようかなと思っていたところ、残念ながら今日は雨でしたので、大したことができませんでした。

そこで、回路の見直しと初段の球をどうするか検討しました。

まずは、初段の回路ですが、6AU6を使用することとします。

写真はGEの6AU6WCです。”WC”と記載がありますが、トイレではありません。高信頼管の”W”が付いているのです。振動などに強く航空機にも搭載できるような高信頼管です。

日本製の”6AU6A”を探していたのですが、今まで6AU6を軽視していたため、抜き球があってもすぐに捨てていました。しかし、よく考えたら使ったことがなく6AU6の音も知らないで軽視していたことに気が付き、gmもそこそこありますので、一度この球を試してみようと好奇心がわいてきました。

そして回路ですが、電源回路を見直しました。

B電源の方は、FETを使ったリップルフィルタと、抵抗に定電流を流して、その電圧降下分で電圧を調整する回路としました。レギュレータ用の石を保護する回路は、はずしました。一方、ヒータ用の電源は、TL431を使用した安定化電源ですが、出力側にも大きなコンデンサを使用するので、保護回路をつけておきました。

これらの回路を基板にしたときにうまく実装できればそのままの回路としますが、実装が難しかったり、部品サイズが大きくなったりしてケースに入らなかったりしたら、まだ変更するかもわかりません。

ということで、今日はこれぐらいです。

 

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薄型イコライザーアンプ(5)

2023-02-12 20:33:03 | イコライザアンプ

今日は、製作するにあたって、部品配置がどんな感じになりそうなのか検討するため、想定している回路図を書いてみました。書くのに結構時間がかかりました。

大体こんな感じになるのかなと思っています。

が、作るにあたってはスペースの関係や部品の手持ちの関係などもあり、最終的には変わる可能性があります。

増幅回路のトランジスタは5極管のプレート電圧調整を行うのですが、歪が少なくなりそうなところを実測しながら調整してやろうと思っています。また、2段目は今のところ3極管を想定しています。

電源回路は若干複雑になりそうで、B電源は、FETによるリップルフィルタを通した後、安定化電源で定電圧化を図ります。しかし、限られたスペース内に収めるので、ここはもう少し簡素化する可能性もあるかもです。また、ヒータはTL431を使用した安定化電源を想定しています。

あとは、これらの部品が想定しているユニバーサル基板に乗るか、基板の設置スペースがあるかどうかですが、これらはまた次回にでも。

それから昨日の真空管の写真がいまいちでしたので、あまりなじみのない球だけ再度載せておこうかと思います。

下記は、左:6BS7、右:6BR7です。

下記は、左:403A、右:401Aです。

6AU7や6267はもうおなじみなので、写真は不要かと思います。

 

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薄型イコライザーアンプ(4)

2023-02-11 22:00:08 | イコライザアンプ

ようやく球選びですが、気になっている球としては下記があります。

一応全部5極管です。

なぜ5極管にしたかというと、イコライザアンプとしてどのくらいのゲインが必要なのかを検討しましたが、前回プレイバック特性の回路の測定時にどのくらいの信号の減衰があるのかを実際に確認しました。なお、入力に瞬時値として1Vを入れています。

それが下記になります。

低い周波数と高い周波数で当然変わるのですが、基準である1kHzでは、実測で約‐33dBほどの減衰となるので、初段は40dBほどあればいいのかなと考えています。

ピックアップもMMカートリッジで大体3mV~5mV、高い時で10mVほどあるようなので、出力が0.1V程度のアンプとすれば、次段で20dBぐらいあれば良さそうかなと思います。

そこで、40dB(100倍)のゲインが得られる回路としては5極管が手っ取り早く、初段は5極管にしたいと思います。

最初の写真に戻りますが、上から順に球を記載しますと、

Sylvania 6AK5, WE403A、WE401A、GW 6AU6WC、Zaerix 6BR7, Brimar 6BS7、Amperex 6267

を候補としました。

最初のSylvania 6AK5とWE403Aは同一特性の球です。Gmが約5000μSとゲインが高くできそうでよさそうですが、高周波用ということで、ノイズがどうなのかちょっと心配。

次にWE401Aは、403Aに似ていますが、特性表がなく謎の球です。403Aの差し替えができないか、確認したいと思います。

6AU6はもともとは高周波用の球のようですが、オーディオ用でもおなじみの球です、ソニーのコンデンサマイクに使用されたという実績もあり、また、イコライザアンプでも使用されているのを見かけます。シールド付きですのでノイズにも強そうですし、Gmも4‐5000μSほどもあり、高いゲインが得られそうです。

6BR7と6BS7ですが、こちらは超低ノイズ管です。イコライザアンプにはうってつけの球かもわかりません。6BS7はさらにグリッドが管頂に出ていますので、浮遊容量も小さく、まさにイコライザアンプ向きです。特性的には6J7と似ているようです。Gmは約1000μSほど。

最後に6267ですが、こちらもローノイズ管で、オーディオ用の初段管としてはかなりおなじみの球です。シールドも施されており、Gmも2000μSほどあります。こちらもイコライザアンプにはうってつけの球のようです。

ということで、これらの中から選択したいと思います。

今現在何をしているかというと、下記のようにシャーシの寸法決めをしています。

薄くて狭い場所での配線になりますので、事前にアルミ板の上に回路を配置しておき、配線を済ませたのちシャーシに取り付ける構成にしようと考えています。

回路がまだなので、回路がどんな具合になっても応用が利くようにとりあえず基板をたくさんつけられるようにしています。

ただ、寒いのでシャーシの加工はもう少し暖かくなってから行うかもわかりません。

 

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