Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

TRIOの30㎝(T12-30J)はどうだ!

2023-12-02 18:59:26 | スピーカシステム

今日は、先日入手したアイデンのアルニコ30㎝を組み込んだシステムの測定を行おうと思い、その前に試聴を実施。

が、左側のシステムがおかしいことに気が付きました。

なんと、ウーハの音が出たりでなかったり、またガサガサ音がしたりとなんだか変。「おいおい、414Aに続けて故障はやめてくれよ~」としばらくコーン紙に手を当てて状況が変わるかなど見ていましたが、状況は一向に変わらずで、仕方がないのでユニットを取り出してみました。

結局、原因はすぐにわかりました。

上記のようにユニットの端子にはめ込んでいる線が、端子からはみ出してフレームについていたのです。両方微妙についていたので、ショートしたりしなかったりで、それでなったりならなかったり、ガサガサしたりとなっていたようです。

この線のはみだしをなくしたら治りました。よかった~~。

で、ユニットをまた元に戻そうかと思ったのですが、ここまでユニットを出しましたので、折角だしと思い、予定を変更してアイデンから別のユニットに差し替えて見ることにしました。

アイデンのユニットと前後して、実はもう1つユニットを落札していたのです。

それは、TRIOのアルニコ30㎝ ”T12-30J”というユニットです。

アルミの鋳造と思われるフレームに大きめ(この手のスピーカでは標準的?)の角型アルニコマグネット回路が載った30㎝ユニットです。見た目、このフレームの形状やコーン紙の状態など、何とも言えず味があり、これはよいユニットに違いないと思い、価格が安くなったところで落札してみたのです。

ずっとウォッチしていましたが、あまりウォッチリストに入れている人がいなくて興味のある人はかなり少なかったようです。思うに、日本製のユニットは人気があまりなく、比較的安く入手できるようです。やはりオーディオは舶来製に人気がある様で同じ30㎝でもALTECやJBLは、高嶺の花。日本製はその10分の1ぐらいの価格で購入できるのではないでしょうか。

まあ、確かに日本製のユニットは、マグネットも小さめで少し安っぽい感じがしますしね。しかし中には良いものもあると思いますので、その辺は目利きが重要だと思います。

ということで、組み込みが完了しました。

早速音出しをしてみたのですが、やはり能率はアイデンのユニットよりは低いようで、高音側ドライバのアッテネータを少し調整しました。

そうすると、結構よい音がしています。

コーン紙はパリッとした感じの張りがあるタイプで、あまり上下に動かず少し動きは固めです。そのため、中音域に特徴があるのか響きが良い感じがしています。特に女性ボーカルがいいようです。価格以上に良い働きをしてくれているようで、儲けた気分がします。しばらく聞いていたいユニットです。

が、アイデンのユニットもあり、しばらく聞いたら載せ替えたいと思います。日本製のユニットもなかなか良いというのを経験しました。よく考えたらアイデンも日本製でしたが・・・。

 

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アイデン AW-120X入手も、やってしまった・・・

2023-11-26 20:39:35 | スピーカシステム

昨日、荷物が届きました。

中身は何かといいますと・・・

こんな古くてボロボロの箱に入った、

知る人ぞ知る・・・

Aidenの30㎝スピーカAX-120Xです。

先日オークションを見ていたところ、あなたにお勧めの商品の欄で自分好みのスピーカがあるな、と思い見てみたところ、このスピーカだったわけです。

話は変わり、かなり前ですが、同じスピーカが出品されていたので入札しようと機会をうかがっていたことがあります。しかし、なんやかんやで忙しく入札をすっかり忘れてしまい、気が付いた時にはオークションは終了していました。そして終了価格は、驚きの3万円台。その時は残念で悔しくてうっかりしてしまった自分が腹立たしかったのですが、今回、また同じ機会に巡り合いました。しかも開始価格はかなりの安値です。

ここは以前のリベンジとばかり、ちょっと頑張ってしまい、1か月のお小遣い分を使い果たしてしまいました。が、2か月分へそくりがありましたので、大丈夫です。

ということでようやくわが家へ招いきれることが出来ました。

こういうアルニコのスピーカは趣があっていいですね~。しかし、このフレームの形といい、コーン紙の形状といい、どこか似ているスピーカがあったなと、思い出したのが、ALTEC 414Aです。

フレームの色は黒とグリーンの違いはあるものの、それ以外はそっくりなので、ブログネタにと見比べてみようと思いました。

で、414Aを元箱ではなく、今使っているYAMAHAの30㎝のスピーカの箱に入れていたのを思い出し、取り出してみました。が、なんと、414Aのビスコロイドたっぷりのエッジが箱の段ボールにくっついて取れない。

この時、ゆっくりやったらとれるかな?と徐々に剝いだところ、なんと、エッジが破れてしまったのです。この時は焦ってしまい、気が動転してもう片方はどうだと、やめておけばいいのに同じことをしてしまいました。残念ながらもう片方もエッジが破れてしまいました・・・。しまったと思いましたが後悔先に立たずです。

これが引っ付いたエッジです。細い黒い部分です。

ということで比較の写真です。

フレームの形は似てますね。そしてコーン紙も。

左の414Aエッジが痛々しいですが、そっくりです。

ですが、フレームの高さが少し異なるようです。

ということで、これで音楽を聴いてみようと思い、現状のYAMAHAのウーハーと入れ替えてみました。

YAMAHAも負けず、こんな立派なユニットですが・・・

アイデンのユニットもいいですね。装着も完了しました。

音出しですが、女性ボーカルをいくつか聞いてみましたが、414Aのせいで気分が落ち込んで、あまり気乗りません。心を静めてもう少しこのユニットで聞いてみたいと思います。

 

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YAMAHAビンテージ級同軸スピーカ

2023-05-03 18:18:47 | スピーカシステム

先日、旧いスピーカを入手しました。メーカーはあのYAMAHA。製品の年代は恐らく60年代といったところか。車でいえばスバル360とか、トヨタ パブリカの全盛の頃のかなり古いスピーカーです。

口径はウーハーが30㎝、ツイータは8㎝。インピーダンスなど諸所のスペックは不明。

当初は薄汚れた状態でオークションに出品されていました。また残念ながら1個だけだったので、おかげで格安で落札できたのですが、見た目はコーン紙の破れ、目立ったフレームの錆や塗装はげなどはなく、磨けばよくなるんじゃないかと思い、きれいに拭き掃除してみました。

予想通りきれいになりました。フレームは艶のあるライトグレーに、磁気回路は大型の壺型のヨークに入ったアルニコと思われるマグネットで、形はエレガントにやや角度をつけた円柱型、しかもフレームよりも濃いグレーの縮緬塗装で、見た目は今風に言うとインスタ映えすること間違いなし(ちなみに娘に言っても相手にされない・・・)。あと磁気回路は結構重く、スピーカー自体は、かなり金がかかっているものと思われますが、端子が安っぽいのが少し残念。

ウーハーのコーン紙は少し柔らかめですが、触ってみるとかなり薄く軽いことがうかがえます。上下の動作も柔らかく、磁気回路部分の厚いプレートの様子から有効な磁束の範囲が広く、恐らくは短めのボイスコイルに軽いコーン紙と相まって能率はかなり高いのではないかと思います。現に裸の状態で鳴らしてみましたが、小出力の真空管アンプでかなり大きな音が出ました。

ツイーターは、磁気回路とフレームを砲弾型ヘッドライトのごとく円錐状のカバーで覆い、ウーハーの音を邪魔しないよう配慮。鋳造と思われる肉厚のアルミフレームに支えられた同軸構造を形成しています。ネットワークは、ウーハーのフレームの裏に隠れたコンデンサー1個で低域をカットしていますが、あまり高域は出ないと思われるものの、ウーハーとのつながりは至極自然でまさにフルレンジスピーカーのようです。

本当はこういうスピーカを使ってシステムを組みたいのですが、残念ながら1個しかなく、家にモノラルのシステムもないことから、きれいに磨いた後に倉庫にしまっておきました。オークションにまた誰かが出品されるのを気長に待ちたいと思います。

 

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ヤマハJA-3068をシステムへ組込んでみました(2)

2022-08-07 21:03:30 | スピーカシステム

昨日、ヤマハのJA-3068をシステムに組み込んでみたのですが、低音が目立ち少し気持ちが悪い状況とお伝えしました。そこでこれをもう少し自然な音の感じにするにはどうすればいいかと考え、とりあえず高音側とのクロスをもう少し下げてみることとにしました。

まずは、現状のクロスがどうなっているのかを確認です。

いつものようにスピーカの前にPCを置いて、測定してみました。その結果が下記です。どうやらクロスする周波数は1.6kHzあたりのようです。

以前製作したネットワークの回路を示しますが、この回路にコンデンサを追加します。

この回路のウーハー側のコンデンサにさらに10μF追加し24.7μFに。ツイータ側のコンデンサを3.5μFから3.3μF追加して6.8μFに変更。

音の確認ですが、高音側のドライバーの音が低い方まで広がったためか、自然な感じの音になりました。低音が目立って気持ち悪い感じはなくなったようです。

では、測定結果です。

○ウーハー

○ツイータ

○全体

と、このようにクロスは1.1kHzあたりになりました。

どうやらこのスピーカは、414Aよりも低めの周波数でクロスするのが良さそうです。低音も充実しており音はいいので、しばらくはこのスピーカで遊ぼうかと思います。

ところで、実は30㎝のスピーカはまだ倉庫にたくさん眠っており、暇を見つけてはまたこんな感じで掲載してきたいと思います。

 

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ヤマハJA-3068をシステムへ組込んでみました

2022-08-06 23:32:09 | スピーカシステム

今日は先日紹介したヤマハの30㎝ウーハーJA-3068をシステムに組み込んで見ました。

ユニットを後ろから見たら、やはりAltecのユニットの方がかっこがいい。恐らくヤマハのユニットは、何かのスピーカシステムに組み込むように設計されたのでしょう。ユニットの後ろの見栄えは、なにも塗装などなく、見たままの状況です。

ユニットの外観を改めて載せます。左手側はヤマハJA-3068、右手側がAltec414Aになります。

そして、JA-3068をエンクロージャにも組み込みました。

このままの状態で鳴らしたところのファーストインプレッションは、低音が増して少し気持ち悪いでした。JA-3068のスペックは全く不明なのですが、おそらくFoが414Aよりも低い可能性があり、全体的に音が低音側に振れているような印象です。しかし、音圧は414Aの場合と大差なさそうで、現状のN314Xの設定ままで良さそうです。

こういう場合は、どうしたらいいのか、恐らくはクロスをもう少し下げればよいのでしょうが、少し考えてまた掲載したいと思います。

 

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