Friends of Valves 自作真空管アンプ

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Altec 414Aがやってきた

2021-07-18 14:18:36 | スピーカシステム

今日はオーディオがらみの話題でも、たまにはスピーカに目を向けたいと思います。と言っても、うんちく云々はもっと詳しい方にお譲りするとして、ようやく念願だったAltecの414Aを入手したので、ユニットの取り換えにについての記載を。

現在まで使用していたスピーカユニット(ウーハー)は日本が誇るダイアトーンのモニタースピーカPW-125を使用していました。我が家は、よくネットや雑誌で見るものすごいオーディオルームではなく、ただの8畳間の寝室に機材を置いているので、スピーカもそれほど大型のものは置けなく、広くもないので30㎝のシステムで十分で、出力の小さい真空管アンプでも十分な音量になります。また、手持ちのスピーカは古い真空管時代のものが多く高能率で30㎝で不便に思ったことは全くありません。また、やはり人気は38㎝のものが多いのか、オークションでも30㎝は案外安く出品されたりしています。そのため、えっ、このスピーカがこの値段!という時もたまにあり、かなり安く手に入れることもしばしば。

で、本題のユニット交換です。まずは、PW-125の時の様子から。

ユニットは、PW-125の他にJBLのLE-85にエール音響のEX-800ホーンを抱かせています。ネットワークは単純に2.5μFのMP(メタライズドペーパー)コンとアッテネータをつけた6dB/octのものをLE-85に接続しているだけ。ウーハーはメカニカルフィルターにより高音は出ないようになっているのか、ネットワークなしでもよいようでした。実際、2S-305でも、ウーハーにはネットワークは入っていません(以前はAS-3001という派生機種を持っていた)。

ところで、最近ネットで面白い書き込みが出ていたのですが、PW-125のエッジについているスポンジがメカニカルフィルターだと言っておられる方がいらっしゃり、ほんとかい?と思ったのですが、確か、このスポンジはただのダストカバー(ホコリよけ)だったような。昔はそのように呼んでいたと思います。

これがメカニカルフィルターだったら、その硬さや質量などフィルターとして重要なファクターを考慮に入れて作らねばならず、とてもじゃないけどこんなスポンジ切れで特性を均一に保つことは難しいでしょう。まして、当時の放送局では、たばこを吸う人が多くコーン紙にヤニがついて頻繁にメンテナンスを行っていたとMJか何かの記事で読んだことがあり、すぐに加水分解するようなウレタンのスポンジをメカニカルフィルターとしていたのなら、業務用モニターとしての品質は得られなかったのでは(温度、湿度などで特性がころころ変わりそう)。よってこのスポンジは周波数特性に影響を与えるものではない、ただのダストカバーだと思います。しかもスピーカのエッジについてるものですし。これがダンパーについているものならまだ理解できますが。

と余談はさておき、PW-125と414Aを並べてみました。

PW-125も素晴らしいスピーカですが、414Aもまた素晴らしい。このグリーンが何とも言えません。マグネットはアルニコV(ファイブ)。

そして付け替え完了。ただ、PW-125の後でもあり、ネットワークがない状況。

全体の風景を下記に。

実は、この写真のために、今日は朝から部屋を掃除し、スピーカ廻りのふき掃除から整理整頓他、大変でした。何せ寝室なものですぐにホコリが舞い積もるので、それこそ、414Aにもダストカバーが必要です。裏側もホコリまみれだったのをきれいにし、ようやく写真が取れました。

ネットワークは、音出ししてから考えようと思い、とりあえず音出ししてみたのですが、なんとその音質はみずみずしくて抜けがよく、高音部とのつながりも良くて、ネットワークがなくても楽しめそうではありませんか。こりゃこのまま当分いけそうです。ということで、しばらくはこのまま楽しみたいと思います。

ではまた~。

 

コメント
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