今日は以前製作したTaylor T-55のダイナミックカップリングアンプをお題に。
以前は別のアンプだったシャーシを現在は実験ステーションとして使用しているのですが、上記のようなダイナミックカップリングアンプの実験を行いました。
ところでダイナミックカップリングアンプというものですが、正しい定義があるのかどうかはわかりません。しかし、一応、ここでは、アンプの回路として、出力管であるポジティブグリッド管をドライブするためにドライブ管Q2のカソード電流をポジティブグリッド管のグリッドに流して動的な制御をするアンプとしておきます。
基本的な回路は、下記のような回路と思っています。
この回路で、ドライブ段の+B2の電圧を制御し、ドライバー段のカソード電流を調整して、出力段(T-55)のプレート電流を調整します。
しかし、今回の実験は、出力段のT-55のカソードに定電流回路を設けることでプレート電流を調整し、わざわざ+B2を調整することなく、+B2=+B1としてT-55を制御してしまおうというわけです。しかも、T-55には定電流回路がついていますので、ドライバー段Q2と初段Q1は直結も可能です。
回路的には、下記のような回路になります。+B2=+B1です。
さて、ここで問題です。
この回路ですが、うまく動作するでしょうか。実はうまく動作しなかったのですが、これをごく簡単にうまく動作させるためにはどうすればよいでしょうか。
答えは1週間後に!わかった方、こっそりコメント欄にでもいただければ。”ごく簡単に”というのがみそです。