介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

介護していません

2011-09-12 12:46:35 | 日記
今週も父の所へ行ってきました。
今回は、記憶違いでなければ施設内に居た最短時間となる10分。

さて、今回は金曜日から話を始めます。

9日(金)
 色々と仕事が残っているのだけど必要な確認相手が定時退社日なので、私だけで処理できる部分は終らせ、仕方なくこちらも20時には退社[モットも、金曜日はNHK教育TVが22時から放映している『にっぽんの芸能 花鳥風月堂』『にっぽんの芸能 芸能百花繚乱』を母に見せるために、20時には退社を心がけているのだけど]。
 誰も残っていないのを好いことに、会社から私用電話を掛けて『今、会社。10時ごろには家に着く。何か買う物は?』と尋ねると、「今さっき、帰ってきたところなの。明日、買い物に行くから、今日は真っ直ぐ帰ってきて」との予想外の返事。
 何があったのかは帰ってから聞くことにして、急いで会社の退出確認作業を行い、どうにか22時少し前に自宅に到着。すると、雨戸を閉めることはなくガラス戸が一部開けられた状態で家の電気が落ちている。居間に上がって部屋の電気をつけると、母が起きて「寝ちゃったようね」と何事もなかったかのように起き上がりました。いゃ~今思い返すと面白い事に、電気が消えている家を見たときには、泥棒を疑うよりも、突然死を疑いましたね~。
 遅い夕食が終わり、母の話が始まったのですが、午後3時に施設から『薬が切れたので、病院に行って、薬を貰ってきてください』との電話が入り、杖を突きながらとりあえず施設へ。施設の職員も入所者が入院しているので一緒に行きましょうと言う事になり、4時に施設の車で病院に。患者当人ではないからと言う理由で、なんやかんやあり、3時間後にやっと薬が渡され、待っていたくれた施設の車で自宅まで送って貰ったけれど帰宅したのが19時だったとの事。施設側も、『今後は施設が契約している病院で診療及び薬の受け渡しにしてほしい』との手続き変更を要求。元々、施設側が契約している病院での診察だったのを取りやめたのは施設側なのに勝手だね~と言う事で話は終りました。
 

10日(土)
 予報では1日持ちそうな感じでしたが厚く雲が垂れ込んでいたので、母の方から積極的に施設に出かけようと言い出し、家を9時過ぎに出ました。自転車後輪の空気が甘く、大分ガタガタ揺れながら施設に到着したのが9:10頃。
 2階に上がると、母が「お父さんは何処にいるのかな~」と言うので、私は『多分部屋でしょう』と答えながら、部屋を目指しました。
 職員詰め所がある広場を曲がりトイレ前を歩き過ぎると、通路で父が日向ぼっこをしておりました。昨日の施設からの電話は呼び出し電話だけではなく、父がベッドから転げ落ちて顔面にアザを作った旨の事後報告も兼ねていたので、父の右ほほ辺りが黒アザになっているのを見ても驚きはしませんでした。
 この日の父は言語不明瞭で、何を話しかけてきているのかが母にも判りませんでした。「もっと顔を出せよ」と言うのは聞き取れたので、母が「一昨日、病院に一緒に言ったでしょう。昨日は、薬を取りに病院に行って大変だったんだから」とやり返す横で、私は『一昨日じゃないでしょう。水曜日だから、サキオトトイ?』と茶々を入れる。雨が降るといけないので、いつもの様に「用がなければ帰る」旨を言うと、「顔を見て安心したから帰れ」との返事。
 『こりゃ~5分程度だな~』と思いながら玄関に設置している時計を見たら9:20過ぎ。いつもの様に買い物をして自宅に戻ったのが10:05だったので、私としてはこんな早い時間に戻れたのが驚きでした。

 そうそう今週末から3連休ですが、18日(日)には母を連れて新橋演舞場で歌舞伎(昼の部)を見に行く予定です。今回は1F1列の20番台後半が取れましたので、ホボ真正面です。
私も気晴らしになりますし、余り外出しない母の足腰が弱って寝たきりになる事を考えれば、無理やりにでも連れ出して、2名で3万円(郵送手数料別途300円)の切符は安い出費だと思っております。
 昨年も9月公演を見に行き、演目『沼津』を母は喜んでいたので、今年も播磨屋さまご一門(「2代目中村吉右衛門」様、「中村歌昇」改め「3代目中村又五郎」様、「中村種太郎」改め「4代目中村歌昇」様 ほか)の素晴らしい芸を喜んでくれたら親孝行の真似事が出来て嬉しいです。
 唯一残念なのは、今回の9月公演は「3代目中村又五郎」「4代目中村歌昇」の襲名披露の場でもあり、その口上を述べる「夜の部」が見られないことですね[2階や3階であればどうにか席は取れますが、杖を突いている母には階段での上り下りは無理ですし、座席も階段状なので足が縺れたら1階に転落してしまいます]。