松野博一官房長官は12日午前の記者会見で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル攻撃を「テロ攻撃」と明言した上で「断固として非難する」と述べた。
同時に、イスラエル軍が多数の兵士や装甲車両で包囲し、近く地上侵攻を行うとの観測が強まっているガザの情勢について「これ以上の被害が生じないよう事態の沈静化を図ることを最優先すべきとの考えから、日本政府としても国際社会と連携しつつ、さまざまな外交努力を行っている」と説明した。
岸田文雄首相はイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長との電話会談を調整している。
産経新聞
市議が市有地でタケノコ採って販売?「言葉足らずで誤解を与えて残念」本人弁明も議会は市議を処分 - YouTube
2日朝、FNNのカメラに笑みを見せたのは、静岡・沼津市の江本浩二市議。 9月に行われた議会での発言をめぐって、11日、懲罰特別委員会が開かれた。 発端は9月27日の議会で取り上げられた、別の市議が市の土地を勝手に駐車場として貸し出していたとされる問題だった。 この日の議会で、江本市議は同じ会派に所属するその市議を擁護する形で次のように発言した。 静岡・沼津市 江本浩二市議(9月27日) 「実はわたしの農地の中にも市の土地が存在しています。その土地は現在、竹林として管理をして、毎年タケノコを掘って利益を得ています。販売しています」 市の土地に生えたタケノコを勝手に採って販売し、利益を得ていたと自ら話した江本市議。 この発言に対し、市議22人が「議会の権威と品位を汚した」として、議長に懲罰動議を提出した。 議論となっている土地は以前、江本市議が所有していて、2000年ごろ市に売却。 「イット!」は、隣接する土地の管理者に許可を得て現場の竹林を取材した。 ロープで区切られた先にある問題の土地の状態について、隣接する土地の管理者は次のように話した。 隣接する土地の管理者 「放置されても塩漬けの土地で、われわれのところに竹が折れて、このケアも沼津市に言ったんですよ。なんとかしてくださいと、だけどほっぽらかし。(問題の)本質っていうのは、このあたりにあるんじゃないのかなと」 江本市議は10日の議会で、販売したのはわたしの竹林についてであり、市の土地のタケノコを販売したとは発言していないなどと弁解。 また、11日の懲罰特別委員会での弁明も...。 江本浩二市議 「わたしの言葉が足らなかったな。多くの方に誤解を与えてしまったことは非常に残念」 委員会では、江本市議が議会で謝罪の言葉を述べる「陳謝処分」とすることが可決され、10月16日の本会議で処分が決まる。 FNNプライムオンライン
米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンが12日、韓国南部釜山に入港した。16日まで寄港する。抑止力強化の一環で、北朝鮮を牽制(けんせい)する狙い。北朝鮮が反発して弾道ミサイル発射などで対抗する可能性もある。 米原子力空母の韓国寄港は3月のニミッツ以来。レーガンは昨年9月も米韓合同演習に参加するため5年ぶりに釜山に入港し、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返すなどして緊張が高まった。 韓国国防省は、レーガン入港は米国の「核の傘」提供を軸とする拡大抑止を増進するためだと強調している。今年で締結70年の米韓同盟を記念し、寄港中に両軍の親善を深める。(共同) 産経新聞
【新華社北京10月10日】中国海警局の甘羽(かん・う)報道官は10日、フィリピンの軍艦が黄岩島に不法侵入したことに関し、次の談話を発表した。
フィリピン海軍の砲艦1隻が10日、中国側の再三にわたる制止と警告を顧みず、我意を押し通し中国の黄岩島隣接海域に侵入した。中国の海警船は拡声器を使い何度も警告したものの効果がなかったため、法に基づき同船に対して追跡監視や接近、航路管制など必要な措置を取り、退去させた。現場の対応は専門的かつ規範的で、正当かつ合法的だった。
中国は黄岩島と周辺海域に争う余地のない主権を有し、関係海域に対して主権的権利と管轄権を持つ。フィリピン側の行為は中国の主権を侵害し、国際法と国際関係の基本準則に著しく違反しており、われわれはフィリピンに対し、権利侵害行為を直ちにやめるよう強く促す。中国海警は法に基づき、中国の管轄海域で引き続き権利維持のための法執行活動を展開し、国家の主権と海洋権益を断固守る。
パレスチナ自治区ガザ境界に近い南部をはじめ、イスラエル各地には11日もハマスによるロケット弾が多数飛来し、被害が相次いだ。「くたばれパレスチナ」「安全な場所はない」。イスラエル市民から憎しみと恐怖の声が相次いだ。 アシュケロン市街地ではハマスからとみられる複数のロケット弾が着弾。地元メディアによると、12人が負傷した。1発は高層マンション前に落ち、窓ガラスや壁が破壊された。片付けに当たったジェレミーさん(60)は「攻撃を止めるためにも、軍はガザを徹底的に破壊すべきだ」と憤りをあらわにした。 ロケット弾は集合住宅にも直撃し、5階から火が出た。同じ住宅の2階に住むカニーナさん(56)は「建物全体が衝撃を受けて地震のようだった。イスラエル軍は侵入したハマス戦闘員を一掃したが、ロケット弾が飛ぶ限り安全な場所はない」と肩を落とした。 産経新聞
【カイロ=佐藤貴生、ワシントン=渡辺浩生】イスラエルのガラント国防相は10日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの大規模戦闘を巡り、ガザとの境界近くで「空からの攻撃に着手した。後で地上からも行う」と述べた。イスラエル軍は多数の兵士や装甲車両でガザを包囲しており、近く地上侵攻を行うとの観測が強まっている。 イスラエルのネタニヤフ首相と野党党首のガンツ前国防相は11日、挙国一致の戦時内閣を樹立することで合意した。 イスラエルメディアによると、イスラエル側の戦闘での死者は約1200人に上った。ガザ保健当局によると、パレスチナ側の死者は1055人。死者の合計は11日、2200人以上となった。イスラエル軍は、ガザ空爆によりハマスの幹部2人を殺害したと発表。一方、ハマスはイスラエル中部アシュケロンに多数のロケット弾を撃ち込み、戦闘は長期化の様相を呈している。 イスラエル南部ベエリでは新たに100人以上の遺体が収容された。パレスチナのメディアによると、ガザ唯一の発電所が11日、燃料切れのため停止した。 イスラエルが占領するヨルダン川西岸では7日の戦闘開始以来、治安部隊との衝突でパレスチナ人21人が死亡するなど、ハマスに呼応する形で反イスラエル行動が広がっている。 イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとの衝突も激化しつつある。双方はイスラエル北方の国境付近で11日までに4日連続で交戦した。 一方、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は10日、記者会見し、ハマスの攻撃後、現地で20人以上の米国人が行方不明となっていると明らかにした。 サリバン氏は、イスラエル軍のガザ攻撃に備え、ガザ住民の安全な脱出の方法についてイスラエル当局と話し合っていると述べた。
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