パレスチナ自治区ガザに通じるラファ検問所開通へ 国連安保理は一時停止を要請する決議案否決(2023年10月19日) - YouTube
アメリカのバイデン大統領は18日、エジプトのシシ大統領と電話会談し、イスラエル側の同意のもと人道危機に陥っているパレスチナ自治区ガザに通じるラファ検問所を開通させることで合意したと明らかにしました。人道支援物資を積んだトラック最大20台を20日にもガザ南部へと通過させます。バイデン大統領は「ハマスが支援物資を没収したり妨害したりすれば、搬入は中断される」と説明し、人道支援はガザの住民が対象だと強調しました。一方、国連安全保障理事会は18日、ガザの人道状況改善を目指し、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘の一時停止を要請する決議案を否決しました。15カ国のうち日本やフランスなど12カ国が賛成しましたが、常任理事国のアメリカが拒否権を行使しました。アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「決議案がイスラエルの自衛権に言及していない」と説明しました。こうした中、ホワイトハウスはバイデン大統領が日本時間20日午前9時に大統領執務室からテレビ演説を行うと発表しました。
【速報】9月の貿易収支 3カ月ぶり黒字 自動車輸出が過去最高(2023年10月19日) - YouTube
9月の貿易収支は、3カ月ぶりの黒字となりました。自動車の輸出が過去最高となったことなどが要因です。 財務省が発表した9月の貿易統計の速報で、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、624億円の黒字でした。 自動車の輸出が、半導体不足の解消を受けて比較可能な1979年以降過去最高となるなど、輸出総額は9兆1981億円と3カ月ぶりに前の年を上回りました。 一方で、エネルギー価格が落ち着いていることなどから輸入は6カ月連続で下回りました。 また、日本からの水産物の輸入を停止している中国への食料品の輸出額はおよそ99億円と、この2カ月で半減しました。 同時に発表された今年度の上半期の貿易収支は、輸出額が初めて50兆円を超えたものの、5期連続の赤字となりました。
【北京=三塚聖平】中国当局が、北京市で3月に反スパイ法違反容疑で拘束されたアステラス製薬の日本人男性社員を正式に逮捕したことが19日、分かった。日中関係筋が明らかにした。中国側が、日本大使館などに通知した。中国でビジネスを行う日本を含む外資系企業の懸念がさらに増すことが必至とみられる。 男性は中国に進出する日系企業の団体「中国日本商会」の幹部を務めたこともあるベテラン駐在員。3月に駐在期間を終えて日本に戻る予定だったが、帰国直前に北京の国家安全局に拘束された。 中国側は拘束理由を「刑法と反スパイ法に違反した疑い」と説明するが、容疑の詳細は一切明らかにしていない。 中国政府は9月中旬、男性を刑事拘留したことを日本側に伝えていた。それまでは、取り調べのため当局が指定した場所に留め置く「居住監視」措置が取られていたもようだ。 北京の日本大使館が領事面会などを通じて男性に対する支援を続けている。4月には林芳正外相(当時)が訪中して秦剛(しんごう)国務委員兼外相(同)と会談し、男性の早期解放を求めた。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡って日中関係が緊張していることもあり、中国側には男性の早期解放に応じる気配がない。 習近平政権は2014年に反スパイ法を施行するなど中国で活動する外国人の摘発を強化している。中国ではスパイ容疑などによる日本人拘束が続いており、15年以降に少なくとも計17人にのぼる。中国はスパイ行為の定義を拡大した改正反スパイ法を今年7月に施行し、取り締まりをさらに進める構えを見せており、外資系企業による懸念が増している。
産経新聞