日本維新の会が6日の党紀委員会で、党に無断でウクライナを侵略中のロシアを訪問した国会議員団副代表の鈴木宗男参院議員を「除名」とする意見をまとめたことが分かった。10日にも最終決定する。
関係者によると、党紀委員会では鈴木氏がロシアの勝利を期待するとの趣旨の発言をしていたことが問題視されたという。
鈴木氏は党が海外渡航のルールとして定めていた申請書を事前に出さないまま、日本を1日に出発してロシアに向かった。届け出は2日だった。鈴木氏はロシア滞在中、ルデンコ外務次官などと会談し、5日に帰国していた。
産経新聞
トルコ航空の旅客機が9月、羽田空港を出発後に本来のルートを外れて東京都心上空を飛行していたことが6日、国土交通省への取材で分かった。十分な高度があり、乗客や地上の安全に影響はなかった。国交省は再発防止を要請し、他の航空会社にも注意を促した。 国交省によると、9月22日深夜、羽田発イスタンブール行きトルコ航空199便は離陸後、東へ旋回して東京湾沿岸を飛行する必要があった。だが北西に飛行して東京タワーの上空を通過した後、南東に旋回して東京湾に出た。 国交省はトルコ航空に報告を指示。同社から「マニュアル操縦から自動操縦への切り替えがうまくいかなかった」との回答があった。 産経新聞
【ロンドン=黒瀬悦成】ロシアに侵略されたウクライナに隣接するポーランドやスロバキアで、ウクライナ支援への慎重姿勢が目立ってきた。15日に総選挙を控えるポーランドは従来、ウクライナを強力に支持してきただけに、方針転換に踏み切れば欧米のウクライナ支援にとって大打撃となる。欧州連合(EU)は、対ウクライナを巡る加盟国の結束を確保するのに躍起となっている。
ポーランドのモラウィエツキ首相は9月20日、「ウクライナへの兵器供与をやめる」と述べた。ウクライナのゼレンスキー大統領が19日の国連総会一般討論演説で、ポーランドなどによるウクライナ産穀物の輸入規制を批判したことに反発したものだ。
ただ、この発言が「ロシアを利する」と米欧などから批判を浴び、ポーランドのドゥダ大統領は21日に「自国の軍に向けた最新鋭の装備を供与する気はないという意味だ」とし、「既に合意した兵器や弾薬は引き渡す」と軌道修正した。
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