関西電力子会社の関西電力送配電は3日、北陸電力送配電の要請を受け、能登半島地震で被害を受けた地域の電力供給を応援するため、高圧発電機車や高所作業車などの車両計34台と人員計74人を派遣すると発表した。
関西送配電によると、2日夜に先発隊として富山市の北陸電力本店に2人が入り、3日午前には石川県内の被災地に向けて35人が関西を出発した。4日にさらに37人を派遣するという。また、高圧発電機車は10台を派遣。1台当たりの出力500キロワットで、一般家庭200~300軒分の電気を発電できる。
また、関西送配電は1日午後5時~2日午前0時、電力広域的運営推進機関からの指示を受け、北陸送配電に最大60万キロワットの電気を融通した。関西電力グループの電気工事会社「きんでん」も高所作業車や人員を派遣すると発表した。
産経新聞