台湾当局は22日、能登半島地震を受けて民間から募った寄付金が19日の期限までに約5億4158万台湾元(約25億6千万円)に上ったと発表した。
台湾の衛生福利部(厚生労働省に相当)が銀行口座を開設するなどし、5日から寄付金の受け付けを開始。19日までに13万4千件余りの寄付があった。
台湾は2011年の東日本大震災の際にも国・地域別で最大規模の義援金200億円超を日本側に贈った。(共同) 産経新聞
通常授業が始まった珠洲市立緑丘中の教室。空席が目立った=22日午前、石川県珠洲市能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市と能登町の小中学11校が22日、通常授業を再開し、2市町の全20校の休校が解消した。
珠洲市立緑丘中では被災して制服を用意できず、私服姿で登校する生徒もいた。体育館には多くの避難者が身を寄せているため、始業式は多目的教室で行われた。全校生徒147人中35人が参加し、犠牲者に黙とうした。
3年の生徒(15)は、市内の高校が被災したため、金沢市内の高校へ志望校を変更するといい「ほとんどの友達が集団避難してしまったが、受験勉強を頑張りたい」と意気込んだ。
通常授業がこの日始まったのは、珠洲市の全11小中学校のうち未再開だった2校と、能登町の全9校。2市町では希望した中学生約140人が金沢市に集団避難している。