能登半島 被災地に行けなくても…今すぐできる支援は【スーパーJチャンネル】(2024年1月20日) (youtube.com)
被災地では停電や断水、道路の寸断から現地で避難生活を支援することが難しい状況が続いています。こうしたなか、今すぐできる支援は何か調べてみました。 ■被災地に広がる支援の輪 口いっぱいにうどんを頬張る男の子。被災地につかの間の笑顔が戻りました。石川県七尾市を支援しようと親善都市の香川県丸亀市が19日と20日の2日間に、名物「讃岐うどん」の炊き出しを行ったのです。長い行列もできました。 長引く避難生活を支えようと今、こうした支援の輪は広がっていますが、現地に行けない人はどのような支援ができるのでしょうか。 長年にわたり能登地域を支え続けてきた恵寿総合病院でも地震により建物に大きな亀裂や水漏れの被害が出ました。そんななか、支援の申し出は相次いだといいます。しかし…。 神野正博理事長 「色々な職種で疲れた職員を休ませる。長続きさせるために休ませる」 患者が増え続けるなか、現在は外来だけでなく避難所での訪問診療も行っていて、支援の受付窓口を作ることはできなかったといいます。 ■被災地に行けなくても 今すぐできる支援は そこで利用したのが、インターネットで支援金を募るクラウドファンディング「レディーフォー」でした。当初、目標としていた1000万円はあっという間に達成し、現在では7500万円以上が集まっています。 クラウドファンディングを担当するレディーフォー文化部門長 廣安ゆきみさん 「クラウドファンディングは支援が必要な人が直接、手を挙げて、そこに素早く支援を届けられる一つの社会インフラとして成長しつつ、確立されつつあると感じています」 また、クラウドファンディングでは応援メッセージも添えることができます。 レディーフォーでは現在、能登半島地震関連のプロジェクトが23件あり、合わせて1億7000万円の寄付がおよそ1万人から集まっています。 一方、各自治体では、被災した自治体の代わりにふるさと納税を通じた寄付を受け付ける「代理寄付」の取り組みも広がっています。「ふるさとチョイス」では全国105の自治体で「代理寄付」が実施されています。 「代理寄付」は「受領書」の発行や「送付」といった事務作業を被災していない自治体が代わりに行うため、被災した自治体に負担を掛けずに支援することができると今、注目を集めています。 このほかにも、七尾市に拠点を置き能登地方の名産品を扱う通販サイト「能登スタイルストア」は「応援消費」を呼び掛けています。甚大な被害を受けた地元農家の商品などが重点的に販売されています。 酒井可奈子さん 「関心を持って、皆さんのできる限りのことをできる範囲で(被災農家を)支えていただけたら、お気持ちを寄せていただけたらありがたいと思います」 [テレ朝news]