台湾当局は4日、能登半島地震を受け義援金6000万円を贈ると発表した。これとは別に台湾の人々からの義援金を募る口座の開設も表明した。呉釗燮外交部長(外相に相当)らが台北で記者会見した。
呉氏は新型コロナウイルス禍での日本から台湾へのワクチン提供などを振り返り「台湾と日本は、最も助けが必要な際に手を差し伸べ合う家族のような関係だ」と強調。「被災地の住民が一日も早く苦境から抜け出せることを願う」と述べた。
記者会見には日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)も出席。「台湾の人々の温かい思いやりと善意」に謝意を示した。
2011年の東日本大震災の際には、台湾は国・地域別で最大規模の義援金200億円超を日本側に提供した。 (共同) 産経新聞
[台北 4日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は4日、3日に中国の気球3機が台湾海峡を横断し台湾上空に飛来したと発表した。うち1機は台湾本島上空を飛行したとしている。中国の気球は先月から台湾海峡で確認されているが、台湾上空への飛来は2日連続。
台湾は13日の総統・立法委員(国会議員)選挙を控え、中国の軍事的・政治的干渉を警戒している。国防部は、2日に中国の気球3機が台湾上空を横断したと3日に発表していた。
4日に発表した直近24時間の中国軍の活動に関する報告によると、中国の気球3機のうちの1機は本島北部の空軍基地のある新竹市の北45カイリ(83キロメートル)で目撃された。他の2機は空軍基地のある澎湖諸島のすぐ北を飛んだ。
Reuters