今回の地震をうけて能登半島全域に「緊急用務空域」の設定が出されました。TBSはこの緊急用務区域について、特別な許可を得て飛行・撮影しています。
鹿磯漁港近くの砂浜で、地震によって前進した海岸線=3日11時、石川県輪島市(東京大学地震研究所提供)
1日に発生した能登半島地震で、石川県輪島市の漁港付近の広い範囲で3メートルを超える隆起があったと推定されるほか、隆起に伴って海岸線が海側に約250メートル前進したことが分かった。東京大地震研究所などが現地調査の結果を公表した。 地震研や岡山大などの研究チームは、地震発生翌日の2日から震源域の南西部にあたる能登半島北部の海岸地形を調査。調査範囲の中で最も顕著な隆起がみられたのは鹿磯(かいそ)漁港(輪島市)で、約3・9メートルの隆起があったと推定されるという。この漁港付近の海岸線沿い約4キロにわたって、複数地点で3メートルを超える隆起が確認されたとしている。 同漁港近くの砂浜で隆起に伴って約250メートルの海岸線の前進が確認されたという。 一方、赤崎漁港(志賀町)では隆起が約0.25メートルにとどまったものの、港湾施設への津波被害が確認された。倉庫の外壁に残された痕跡から津波の高さは約4・2メートルと推定されるという。
産経新聞
サントリーホールディングスは5日、能登半島地震の被災地支援に役立てるため5千万円の義援金を送ると発表した。義援金の送金スケジュールや送金手段は検討中。また、自社商品のミネラルウオーター「サントリー天然水」(550ミリリットル入り)約18万本を無償提供することも決め、このうち約6割を救援物資の受け入れ先となっている石川県産業展示館(金沢市)に4日付で発送した。残りは受け入れ先と調整したうえで送るという。 産経新聞