地球観測衛星「だいち2号」の観測データから合成した画像。赤色は輪島市皆月湾の沿岸部で陸化した領域を示す(国土地理院提供)
地球観測衛星「だいち2号」の観測データから分かった、沿岸域が陸化した地点(国土地理院提供)
輪島市皆月(みなづき)湾では約4メートルの隆起が検出され、海岸線が海側に約200メートル移動したことがわかった。皆月湾から25キロほど北東の名舟(なふね)漁港付近では、約150メートルの移動が観測された。地震前に見られた浅瀬が陸化したとみられるという。 地盤隆起は、津波観測にも影響を及ぼしている。気象庁の津波観測地点「珠洲市長橋」は、地震直後の1日午後4時10分ころから観測データが得られなくなっている。国土地理院が撮影した空中写真から隆起によるとみられる海底の露出が確認され、観測不能となっていたことがわかった。同庁が5日発表した。
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は5日、甚大な被害の出た能登半島地震を受け、岸田文雄首相に見舞いの電報を送った。朝鮮中央通信が6日、「被害地域の人々が一日も早く地震被害から復旧し、安定した生活を取り戻せるよう祈る」とする全文を報じた。 電報は、岸田首相を「閣下」と呼称した上で「日本が不幸にも新年の初めから地震による多くの人命被害と物質的な損失を被ったという知らせに接した」とし、「遺族と被害者に深い同情と慰問の意を表す」とした。
産経新聞
【涙流し訴え】「食べ物が欲しい」震災で約100人避難の老人ホーム 職員ら物資不足で窮状語る 避難者は大勢の人で1つのストーブ囲む (youtube.com)
1月1日、能登半島で最大震度7を観測した地震の影響は各地でに出ています。石川・珠洲市にある老人ホーム「長寿園」では入所者100人、デイサービス利用者で帰宅できなくなった30人に加え地域の住民100人が避難し職員らが休なく対応にあたっています。施設に備蓄の食料は全員を賄えるほど十分ではなく、支援物資が足りないと職員は訴えます。