【能登半島地震】ゆがんだ街「庭まで消えた」 内灘町 (youtube.com)
元日の能登半島地震では、地盤の液状化による被害も各地で確認されている。中でも金沢市に近い石川県内灘町とかほく市では、計千軒以上の住宅が液状化被害に遭ったとみられる。 バキバキと音を立てて割れた。まるでスローモーションを見ているかのようだった」。内灘町立西荒屋小学校の近くに住む鍛原恵夫さんは地震当時を振り返る。 「自宅前の階段が一枚ずつベリベリとめくれた後、コンクリートがバキバキと音を立てて割れた。まるでスローモーションを見ているかのようだった」。町立西荒屋小学校の近くに住む鍛原(かじわら)恵夫さん(77)はそう地震当時を振り返った。 築約60年の家に妻と娘夫婦、孫の5人で暮らしていた鍛原さん。家族で穏やかに正月を過ごすはずが、地震で一変した。 内灘町は最大震度5弱を観測。ゆっくりした揺れで物が落ちたりはしなかったが、外に出ると驚くべき光景が広がっていた。コンクリートが盛り上がり、家がせり出して庭がなくなっていた。自宅前に止めていた車はタイヤが泥に埋まっていた。
【能登半島地震】金沢「近江町市場」には観光客も…被災地では“日常生活”いまだ遠く (youtube.com)
金沢市民の台所、「近江町市場」。地震で減っていた観光客の数が少しずつ戻ってきています。 市場を訪れた人 「来た方がいいのかなと思って」「応援という意味でも」 その一方、この時期、北陸の海鮮は何を食べても美味しいといいますが、能登産の魚は、いまだに十分な量を入荷できていませんでした。 鮮魚店 「漁師さんも大変で(漁に)出られなくて」「一部しかお届けないのが本当に残念」 およそ5000軒の家屋が被害を受けた石川県珠洲市。記者が取材をしていると、壊れたシャッターの隙間から出てきた男性。避難所へは行かず、棚などが散乱した店舗兼自宅の一角で生活をしているといいます。 在宅で避難生活 北川伸夫さん 「今まではろうそくの生活だったけど、ストーブを引っ張り出して灯油も買い置きがあったから、それで暖をとって」 自宅は応急危険度判定で「危険」を示す赤色。それでも家に残る理由は…。 在宅で避難生活 北川伸夫さん「本当に困った人がいっぱいいるから」「(避難所に行っても)ざわざわしたら寝られないんだろうな…」「生きとるだけやけどな、日々を」 そして、同じく被害が深刻だった輪島市には、多くの人が待っていたものが到着しました。 母親「本当にありがたいですね」「どうしても汚してしまうので、漏らして着替えるとかもありますし」 娘「早くお洗濯したいよー」 これは、洗濯機を積んだトラック。断水が続く地域でも洗濯ができるようにと、宮崎県から駆けつけたといいます。 女性「ふかふか。家で干すよりふかふか」 1日でも早く元の生活へ…。この思いとともに、地震発生からもうすぐ1か月を迎えます。
七尾市 29日から県が送水開始も 住宅には届かず…被災者に疲れの色(2024年1月28日) (youtube.com)
石川県で最も多い1万5000戸余りで断水が続く七尾市に29日から県の水道用水の送水が始まります。ただ、住宅に届くにはまだ時間がかかる見込みで、被災者には疲れも見えます。 石川県は県が管理する水道用水の点検や補修が進んだとして、29日から七尾市中心部などをカバーする給水点まで送水を始めます。 給水点で水がたまるのには2日ほどかかり、その後、七尾市側が水道管の補修が必要か確認をしたうえで、住宅などに配水することになります。 七尾市の断水地域に住む男性は地震の後、近くの山から湧く水をトイレなどに使っています。 一方で「洗濯とお風呂が一番困る」と、長引く不便な生活に疲れの色が隠しきれません。 七尾市全域での断水解消は4月となる見込みです。