覚醒剤を使って運転していた車で信号無視して事故を起こしたとして、警視庁田無署は21日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)などの疑いで、東京都西東京市西原町、自営業、三宅祐介容疑者(44)を再逮捕した。調べに対し、容疑を認めている。
逮捕容疑は今年9月20日午後9時10分ごろ、東久留米市南沢で、覚醒剤を使用した状態で乗用車を運転。赤信号を無視して交差点に進入し、60代の男性が運転する乗用車に衝突してけがを負わせたとしている。
田無署によると、三宅容疑者は事故後に車を置いたまま逃走。翌21日に田無署に出頭していた。意味不明な言動をしていたことから検査したところ、覚醒剤使用が判明。同日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されていた。
産経新聞
中国人が海外で子どもを傷つける事件が連続、ゆがんだ愛国主義に警戒を―香港メディア
6月に江蘇省蘇州市内で、さらに9月に広東省深セン市内で発生した日本人の子どもが襲われていずれも死者が出た事件は、多くの人々に生々しい記憶を残した。一方で中国国外では、中国人の男が現地の子を襲う複数の事件が発生している。香港メディアの亜洲週刊はこのほど、犯人は極端なナショナリズムの持ち主だとして、警戒を呼び掛ける記事を発表した。以下は同記事の主要部分に若干の情報を追加するなどで再構成したものだ。
スイスのチューリッヒでは現地時間10月1日午後、男が刃物で路上を行く幼稚園児の集団に襲い掛かった。幼稚園児は幼稚園から学童施設まで、学童施設の職員に付き添われて移動中だった。この事件で幼稚園児3人が負傷し、1人は重傷だった。学童施設の職員と周囲にいた人が男を取り押さえ、男は警察に逮捕された。男は23歳の中国人留学生だった。
男のゆがんだ考えの背景には、かつてある女性に愛を告白したが受け入れられなかったことがあると見られる。男の「愛国感情」は個人的な欲望と挫折によってゆがめられ、暴走した感情を転嫁するための道具になっていった。結局、この極端な感情がスイスの街頭で爆発し、惨劇を招いくこといなった。
それよりしばらく前の8月末には、オーストラリアで33歳の中国人の男が生後9カ月の赤ちゃんに熱いコーヒーを浴びせて全身60%に重度のやけどを負わせた。男はオーストラリアで合法的な居留資格を得ることができなかったので恨みを抱き、罪のない赤ちゃんに怒りをぶつけた。
報道によると、男は留学ビザを取得して長期にわたってオーストラリアでアルバイトをしていたが、生活は順調ではなかった。男は長年の不満と前途への絶望で理性と人間性を失い、理不尽かつ凶悪な社会への報復行為に走った。
この二つの事件の犯人には、ナショナリズムのイデオロギーと深く絡み合う極端な感情を持つに至ったという共通点がある。スイスでの事件で犯人は個人の感情的な挫折を国家の栄誉と結びつけてしまい、その熱狂的な感情に突き動かされて罪のない人に対する憎しみを持つようになった。オーストラリアで起きた事件でも、犯人の心の中には外部との深い溝が存在した。
中国では近年、過激なナショナリズム感情がネットでも現実でもますます激しくなっている。他国の文化にやみくもに排斥する「戦馬作戦」のような行為も「ネット上の叫び」にとどまらず、現実の行動になる場合がある。自分の生活の中の不満を外部への憎しみ置き換えて、過激で暴力的な方法に訴える人が増えている。過激なナショナリズムはネット空間から現実世界に飛び出し、さらには国境すらも超えた。
スイスとオーストラリアでの二つの悪質な事件は、社会のすべての人に対する警告だ。極端なナショナリズムによる行動が中国国家のイメージを損なうだけでなく、世界の華人の生活環境を脅かしている。過激なナショナリズムの背後にあるのはまっとうな「愛国」ではなく、歪んだ価値観や病んだ心理だ。真の愛国行為とは、例えば理性的かつ文明的な方式を通じて自国の力と自国の善意を世界に示すことであり、罪のない人を攻撃したり、心の不満をぶつけるために暴力による報復をすることではない。
極端なナショナリズムの「毒の炎」はすでに、国境を越えて広がっている。われわれは警戒せねばならない。このような感情がさらに拡大することを許してはならない。この問題に真剣に向き合い、その拡散を抑制するための措置を講じる時が来ている。社会が理性と寛容を取り戻すことが求められている。(翻訳・編集/如月隼人)
アメリカ海軍のミサイル駆逐艦とカナダ海軍のフリゲート艦が台湾海峡を通過しました。
これに対し、中国軍は「両国の行為は台湾海峡の平和と安定を破壊している」と非難しました。
神奈川県横須賀市にある基地を拠点とするアメリカ海軍第7艦隊は20日、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ヒギンズ」とカナダ海軍のフリゲート艦「バンクーバー」が台湾海峡を通過したと発表しました。
第7艦隊は「原則としてすべての国々の航行の自由を守ることへのアメリカとカナダの関与を示すものだ」と強調。
「台湾海峡における航行の自由は制限されるべきではない」としています。
中国軍は今月14日に、台湾を取り囲む形での軍事演習を行っていますが、この演習後にアメリカ海軍の艦艇が台湾海峡を通過するのは初めてとみられます。
これに対し、中国軍で台湾を管轄する東部戦区の報道官は、アメリカとカナダの行動を追跡、監視し法に則って対処したとするコメントを発表しました。
その上で、「アメリカとカナダの行為は台湾海峡の平和と安定を破壊している」と非難、「常に厳戒態勢で国家の主権と安全、地域の平和を守る」としました。
9月下旬に日本へ観光で入国し、和歌山市内を旅行していたドイツ人の21歳の男子学生が行方不明になっていると警察が発表しました。
行方不明になっているのは、ドイツ人国籍の学生・クラウディオ・ヴォルムさん(21)です。
警察によりますと、クラウディオ・ヴォルムさんは9月21日(土)に観光のため日本へ入国、東京都内を観光後、9月30日から和歌山県へ入ったということです。
その後、10月10日(木)午前5時ごろ、クラウディオさんが母親とSNSでやり取りしたのを最後に所在不明になっています。
16日(水)にクラウディオさんの友人から和歌山県警本部に「ドイツに住む友人男性の息子が日本に旅行に行った後、学校が始まるのに未だドイツへ帰国しない」などと相談があったため、把握したということです。
17日に行方不明者届が受理されています。
警察はクラウディオさんに関する情報提供を呼び掛けています。
【問い合わせ】和歌山県警本部・人身安全対策課:073-423-0110
和歌山県警西警察署:073-424-0110
▼クラウディオ・ヴォルムさん(21)の特徴
警察によりますと、クラウディオさんの特徴は次の通りです。
国籍:ドイツ連邦共和国
氏名:CLAUDIO WORM(クラウディオ ヴォルム)
年齢:21歳(2003年7月10日生)
職業:学生
服装など:身長約172cm、中肉、金髪、黒色様のリュックアック、白っぽいズボン、黒色長袖シャツ、白色様のスニーカー着用