副業サイトで詐欺疑い、韓国籍の男ら4人逮捕 手続き費用名目で9300万円詐取か
運営する副業サイトに登録した女性から手続き費用名目で現金をだまし取ったとして、警視庁犯罪収益対策課は24日までに、詐欺の疑いで東京都渋谷区神宮前、韓国籍で職業不詳の朴成寿容疑者(42)ら男女4人を逮捕した。犯収課によると、同様の手口で2023年7月~24年5月、計約9300万円を詐取したとみられる。
相談者の悩みに助言すれば報酬がもらえると持ちかけ、報酬を受け取るには保証金が必要などと説明していた。朴容疑者は宮城、埼玉、千葉、東京、福岡の1都4県の拠点で、だますためにうそのメッセージを送る「打ち子」の売り上げ管理などをしていた。残る3人は福岡が拠点のグループのメンバーだった。
逮捕容疑は共謀し、今年5月18~21日、埼玉県の女性(48)に計7万5千円分のギフトカードを購入させ、だまし取ったとしている。犯収課は認否を明らかにしていない。
特殊詐欺で仙台市の70代女性が1億2千万円被害 総務省や警官名乗り口座に振り込ませる
仙台南署は24日、仙台市太白区の70代の無職女性が、警察官や検察官を名乗る男の指示に従い、計約1億2千万円をだまし取られたと発表した。署は特殊詐欺事件として捜査している。
署によると、7月6日、女性方に電話があり、総務省を装う音声ガイダンスが流れた後、警察官を名乗る男が「極秘捜査で逮捕者が出ている。あなたの名前で携帯が契約されている」と告げた。女性は「口座が凍結される」と言われ、指示されるまま口座を開設した。
さらに検察官を名乗る男から「お金を調べる必要がある」と言われ、女性は7月16日~8月19日、開設した口座に7回にわたって入金。9月13日に口座を確認すると残高がほとんどなく、詐欺だと気付いたという。