随分と寒くなってきました。
今朝の仕事場の温度は10℃。
このくらいになると、体があったまるまでは動きが鈍い。
あまり体を動かさない墨付けなどの作業なんかは結構きついです。
ですが、タイミングよく今朝一番の作業は手カンナがけ ↓
全身をリズムよく素早く動かす作業ですので、こんな日にはうってつけ。
作業してまもなく、じわーと汗が。
冬場は気持ちの良い作業です。
この杉板は、幅450mmあります。
ウチの自動カンナに通せるのは300mmまでですので、このように手作業になります。
大型の自動カンナと手押しカンナがあれば10分くらいで終わってしまうのですが、
手作業ではそういうわけにはいきません。
両面の作業で、なんだかんだと1時間以上はかかりました。
縦方向だけでなく、横幅方向も平面が出ているかどうか、
定規を置いてみて、板と定規の間の隙間具合をチェックして、高いところを削っていきます ↓
削っては見て、削っては見てと、何度も何度も繰り返して順番に平面を出していきます。
一つ一つ地味な作業ですが、やればやっただけの結果がでます。
普段は300mm以下の板材ばかりで、手カンナの作業は殆どありません。
たまには、このように手カンナの作業もしなければ、カンナの使い方を忘れてしまいます。
と言いましても、手カンナは奥が深く、結構高い技術経験が必要な道具ですから、
恥ずかしながら、ワタクシはカンナを語るほどの腕も経験もありません。
自己流で四苦八苦しながらです。
いつも機械に頼ってばかりですので、いつまでたっても腕が上がりません。
機械も良し悪しかな。