福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

手カンナがけ

2012-12-06 20:09:02 | 日記

随分と寒くなってきました。

今朝の仕事場の温度は10℃。

このくらいになると、体があったまるまでは動きが鈍い。

あまり体を動かさない墨付けなどの作業なんかは結構きついです。


ですが、タイミングよく今朝一番の作業は手カンナがけ ↓






全身をリズムよく素早く動かす作業ですので、こんな日にはうってつけ。

作業してまもなく、じわーと汗が。

冬場は気持ちの良い作業です。


この杉板は、幅450mmあります。

ウチの自動カンナに通せるのは300mmまでですので、このように手作業になります。

大型の自動カンナと手押しカンナがあれば10分くらいで終わってしまうのですが、

手作業ではそういうわけにはいきません。

両面の作業で、なんだかんだと1時間以上はかかりました。


縦方向だけでなく、横幅方向も平面が出ているかどうか、

定規を置いてみて、板と定規の間の隙間具合をチェックして、高いところを削っていきます ↓






削っては見て、削っては見てと、何度も何度も繰り返して順番に平面を出していきます。

一つ一つ地味な作業ですが、やればやっただけの結果がでます。


普段は300mm以下の板材ばかりで、手カンナの作業は殆どありません。

たまには、このように手カンナの作業もしなければ、カンナの使い方を忘れてしまいます。

と言いましても、手カンナは奥が深く、結構高い技術経験が必要な道具ですから、

恥ずかしながら、ワタクシはカンナを語るほどの腕も経験もありません。

自己流で四苦八苦しながらです。

いつも機械に頼ってばかりですので、いつまでたっても腕が上がりません。

機械も良し悪しかな。




コメント
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