先日のギックリ腰は順調に治りつつあります。
一時はどうなるかと思いましたが、人間の回復力は凄いです。
まだ激しい動きはできませんが、日常生活では問題ありません。
さて、スライドレールの取り付け紹介です。
スライドレールとは、抽斗(ひきだし)に使われる金具のことです。
この金具を使うメリットは、金具が抽斗の全長(奥行き)分、伸びますので、
抽斗を全部引き出せることです。
昔の抽斗は、全部引き出すと落ちてしまうか、
落ちないように途中で止まるようになっており、
奥にある物が出しづらかったりします。
今回、取り付けるのは3箇所 ↓

取付の時に注意するのは墨付けです。
これが正確でないと、スムーズにいきません。
まずは、スライドーレール取り付け穴の位置(ビスを止める所)に線を1本引きます。
そのときに抽斗3箇所、つまり実際の取り付け金具の数は6個でありまして、
すべてを同じ高さのところに線を引くのに、いちいち定規を当ててとやっていたのでは、
時間は掛かるし、均一にするのも難しいです。
取り付け位置の幅に加工した板を使って線を印していきます ↓

早く同じように6箇所に線が引けました。
次にスライドレールを取り付け箇所に当てて、下穴を開けていくわけですが、
片手で金具を保持して、もう片手で電動ドリルを持っての作業では、
せっかく正確に墨付けしてあっても、穴あけの時に位置がずれてしまう恐れがあります。
ですので、これも先ほどと同じように、
墨線に、金具の穴が合うような高さになる板を用意します ↓

この板の上にスライドレールをのせれば、安定して作業ができます ↓

墨線が穴のほぼ中心を通っています ↓

下穴を開けるのは、ヒンジドリル です。
ドリルが木目に流されてずれることなく、センターに穴あけできる優れものです。
取り付け完了 ↓

フレームが完成して、現場へ搬入です ↓

引き出しへの取り付けはこちら ↓
スライドレール取り付け その後