福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

スライドレール取り付け その後

2012-12-25 22:13:40 | 製作記録

先日紹介しましたスライドレールの取り付けですが、

本日、抽斗(ひきだし)への取り付け作業を行いました。


今回使用しましたものは、三段引で、脱着可能タイプ ↓




三段の内、インナーレールを引き抜いて、抽斗へ取り付けます ↓






写真では判りづらいですが、ネジ取り付け用の穴の形には、

丸い穴と、上下に楕円の形をした2種類があります。



取り付け手順としましては、最初に楕円の穴にネジを仮止めしてみて、

本体に組み込んでみてみます ↓






抽斗を本体へ入れてみて、上下の隙間具合を確認してみます ↓






すべての抽斗(3つ)を横から見てみて、

先ほどの楕円のネジ取り付け穴を利用して、ネジを少し緩めながら、上下のズレを調整します。

位置が決まったら、丸い穴の方へ、ネジの本留めをすれば取り付け完了。

微調整できるので助かります。


ちなみに、本体側へ取り付けるアウターレールの方には、

前後に微調整できる楕円の仮止め用のネジ穴があります。

これによって、取り付けの際には、前後と上下の調整ができる訳です。


但し、左右には調整できませんので、ここは精度よく本体と抽斗を製作しなくてはなりませんね。



無垢の木は、家具になった後でも、気温・湿度など周りの環境変化によって、

収縮を繰り返し、動いたりしますので、このような金具でカバーする意味もあります。


金具の進歩と普及により、手軽に、そして快適に使用できるのは有難いことです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする