ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

「自分にできることは…」被災地の状況に関心を持つことからはじめよう

2011-08-03 10:30:45 | 活動報告
 「自分にできることは…」。ふんばろう東日本支援プロジェクトの活動を通じて、多くの方々から相談を受ける機会が増えました。そんなとき、私はこう答えています。「無理のない範囲で長く続けられることを一緒にやりましょう」と。
 個人が動き回ってやれることは限られるものです。会社に勤めていらっしゃる方ならなおさら…。では、仕事上でかかわりのある企業さまに、その得意分野の協力要請をしてみるというのはどうでしょう。

 私は勤務先でこんな行動を起こしました。従業員の団体保険などを通じてかかわりのある保険会社さまへ「被災地ではカレンダーにニーズが高いため余っているものをいただけないか」というお願いです。そうしたら、複数の保険会社さまからカレンダーを頂戴しました。特に明治安田生命保険相互会社仙台支社の法人営業部(小林利也部長)からは、全国の支社へ呼びかけていただき、ダンボールで30箱を超す壁掛け、卓上のカレンダーを集めていただきました。
 
 今般、弊社法人営業部門が東京本社を中心に声掛けしてくれたところ、思いのほか多くのカレンダーが集まりました。私どもも社員の絆のありがたみを改めて感じた次第であります。被災地の皆様に活用いただければ幸甚です。今後ともよろしくお願いいたします。(小林部長からのメッセージを引用)


 お預かりしたカレンダーは仙台市内の仮設住宅はもとより、7月31日に石巻で開催された「家電まつり」でも避難者へ配布させていただきました。ご協力をいただいた皆さま、どうもありがとうございました。
 
 被災者のニーズは日々変わっていきます。支援物資の配布から心のケアや仮設住宅の自治活動。そして就労支援…。個人のチョッとしたふんばりが企業を動かし、それぞれの企業に勤める従業員の底力をその企業自体が再発見する。
 「自分にできること」はあまり悩まずとも結構あるものです。一番大切なことは、被災地の状況に関心を持っていただくことです。ふんばろうの輪をもっと広げていきたいと思います。(こせきかつや)

石巻、南三陸、気仙沼で家電まつりが開かれました!

2011-08-03 07:31:55 | 活動報告
 全国の支援者から集められた中古家電を在宅避難者などへ家電を送ろうと、都内のボランティアが中心になって取り組んできた「家電プロジェクト(家電まつり)」が7月31日、石巻市内の輸送会社倉庫で開催されました。
 
 冷蔵庫や洗濯機、電子レンジに炊飯器など新品同様の家電に加え、地デジチューナーやタオルやカレンダーなどの生活物資が会場を埋め尽くしましたが、それ以上に来場された避難者は400人を超える盛況ぶりとなりました。東京から応援に駆け付けた約30名のスタッフと現地ボランティアが対応し、多少の混乱もありましたが事故もなく運営されたと思います。多くの避難者が希望の家電を譲り受け、満足げに会場を後にされました。
 
 家電まつりは8月1日にも南三陸町と気仙沼市で開催されましたが、こちらも家電を求める避難者が開場前から長蛇の列をつくりました。
 仮設住宅に移られた避難者には行政側から家電7点セット(地域によって内容は異なります)が贈られていますが、避難所にも移らずに家の2階で生活をされている在宅避難者への物資供給はまだまだ充足していません。行政側は避難所ベースで被災地の現状を把握しているようですが、行政側からの支援対象とならない在宅避難者は相当数いらっしゃいます。

 現地の声を集約しながら、「必要なところへ必要な数だけ」物資支援を行っていく必要があると強く感じます。皆さまのご協力をよろしくお願いします。(こせきかつや)