ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

うだる夏、扇風機の要望はまだ続いています!

2011-08-15 09:30:08 | ふんばろうタイムズ
 私のような会社員ボランティアは週末しか活動できません。今回のお盆休み(夏休み)も嫁と娘を先に実家へ帰して、14日は宮城支部のボランティア6人と前出の国井伸寛さん(社会福祉法人椎の木会)にも手伝っていただき、亘理郡亘理、山元の両町の仮設住宅などをまわり、支援物資(扇風機)を届けてきました。急きょ予定を変更して、南相馬の避難所まで遠征してきました。休み返上でお手伝いいただいた宮城支部の皆さんお疲れさまでした。

 「暑いのにエアコンの室外機の音がしない」。亘理、山元町の仮設住宅を回って感じたのは、エアコンの室外機がほとんど回ってなくて、玄関から全ての窓を全開にしているところがほとんどでした。プレハブの仮設は想像以上の暑さです。私の家でも夏場の電気代は相当跳ね上がりますが、避難者の方も電気代などは自費なので、かなり無理をして節約されていることがうかがえました。その意味でも今年のようなうだる夏は扇風機がとても重宝されています。
 
※登米市南方イオン仮設住宅をフォローしていただいている大槻さん
 まだまだ扇風機の要望をいただいているすべての避難者にお届けできていません。1日でも早くこの酷暑の少しでも和らげる扇風機の支援をお願いします。
▽ふんばろう東日本支援プロジェクト寄付専用サイト
http://www.kauloco.com/ecwish/

お盆期間しか動けない支援者も少なくありません

2011-08-15 08:41:36 | 活動報告
 お盆期間中の帰省ラッシュ。かなり渋滞しているようですが、少々複雑な気持ちです。なぜなら、県外から支援物資を届けようとお盆休みを利用して被災地を訪れる方も少なくないからです。渋滞に巻き込まれていらいらしているドライバーさんの姿を想像するのですが「大目に見て…」と思います。

 東京の東久留米市で障がい福祉サービスをしている「社会福祉法人椎の木会・第二どんぐりの家」の施設長、国井伸寛さんは、13時間かけて支援物資を届けてくれました。
 
※写真左が国井さん
 「障害者自立支援法の改正など多忙な日々が続き、被災地支援ができないでいた。被災地では今後も支援が必要だと思う。自分に何ができるかを探していたところ、ふんばろう東日本支援プロジェクトの直接被災者へ支援する仕組みに共感した。お盆期間しか休めないので対応してもらえないか」という連絡を受けたのが10日のこと。

 2tトラックに満載された支援物資は中古の家電や洋服、車いすにスコップまで多種多様な日用生活品ばかり。家電などは障がいのある方々がメンテナンスをされたもので、どんぐりの家(店舗)やバザーで販売されているものを持ってきていただきました。

 「早く避難者へ届けたい」ということで、一部の家電製品をつながりのある石巻市の在宅避難世帯(伊藤さん)へ持っていきました。地域のまとめ役をされている伊藤さんはさっそく、近所の方々をまわって「ふんばろうの人が来たよ」とアナウンス。4世帯の方が集まり国井さんが持ってきた冷蔵庫やドライヤー、血圧計、体重計、トースターなどを適切に分配できました。
 
 伊藤さんのところを訪れると必ず「ごはん食べて行きなさい」と言われます。「次の約束がある」とお断りすると、「じゃ弁当持って行きなさい」と弁当にパン、飲み物などいただきました。
 「今度来る時はゆっくりしていってね」の言葉にただただ恐縮しながら、国井さんから「これで13時間の疲れも吹っ飛びました。また来ます」と言っていただいた時、これでまた支援の輪が広がったと感じた瞬間でした。(こせきかつや)