震災から一年を迎えようとしている今、その日に受けた被害の格差がどんどん開き始めていると感じます。復興祭はこれからの支援を考えるために地元の方と触れ合い、話を伺うきっかけにもなる素晴らしいイベントだと思いスタッフとしてお手伝いさせていただきました。
素晴らしいステージの数々、各支援団体から蕎麦、お餅、タイ焼きなどの無料提供、地場産品販売など会場は笑顔とぬくもりで溢れていると感じました。そして、そこで出会った地元の方々にお便りプロジェクトで寄付をいただいたレターセットを配りながら、お話を伺うことができました。
胸につけている『ふんばろう』のネームプレートに安心していただけるのか、今までの支援に対してのお礼、仮設での生活、心境、自分が震災でどんな経験をしたか、何を失ったのか、これからへの不安…今の心境、環境などをたくさん話して下さいました。必要としているものもやはりさまざまでした。涙目になりながら、お応えするのに目一杯でしたが、できることならもっとお話を伺いたいと思いました。
そして皆さんが仮設住宅の場所を教えて下さったり、「遊びにきてね」と誘って下さったり…。心に寄り添うようなお付き合いが、これからとても大切なのではないかと感じました。
※総合司会を務めた ふるいちやすしさん(左)と大塚智子さん
その日は家族で参加させて頂いていました。小6になる娘、10年後の未来を担ってゆく世代にボランティアの場を直に見て、何かを感じて、考えて欲しくて連れて行ったのです。はじめは皆さんのお邪魔になるのでは…とためらっていたのですが、『大丈夫だからつれておいで』と背中を押して頂いたこともあり、ふんばろうのネームプレートも頂いて参加させていただきました。娘は今回が2度目のボランティアです。
『あまり簡単に震災のことを言ってはいけないと思う、私がわからない悲しい気持ちがたくさんあると思うから』と娘は話すようになりました。そして、『みんな、優しい人たちばかりだったよね、全員優しいね』と。そして西條代表に『一緒に頑張ろう』と声をかけていただいたことも励みになったようでした。
会場に展示されていた雄勝小学校の子どもたちが作った陶板の空には、「明るい未来、一致団結、笑顔、希望」の言葉が刻まれていました。娘と同じく10年後の未来を担ってゆく子どもたちの声。今私たちにできることはこの子たちにバトンを渡せるような社会を一歩一歩、育んでいくことなのだと思いを新たにしました。
※ハンドメイドPJブースでは手作りミサンガが大人気
ポストカードの蓮華の花をみつめて、『懐かしいなあ、綺麗だよね、でも今年は塩の土だから咲かないね』と…地元の方がおっしゃいました。『大丈夫、また咲かせましょう』と涙目になりながら答えていました。
きっと咲く!一面に!また蓮華の花が、東北の全ての地に・・・。
石巻大街道復興祭は笑顔と涙で幕を閉じたけれど、それぞれどのような思いを胸に帰って行かれたでしょう。一人ひとりが復興の1ピースであるということを忘れず、日々を精一杯ふんばっていこうと思います。
参加なされた全ての支援団体の皆さまと、笑い、語り合い、未来へ繋がる時間をともに過ごしてくださった地元の皆さまに感謝します。(中川ひとみ)
***資料***
石巻大街道復興祭
目的:
東日本大震災から1年を迎えようとしているなか、被災された地域では震災の傷跡は生々しく残っています。被災された方々は、日々の厳しい生活環境の中、復興に向けて歩みだしています。
この1年間震災支援にかかわった多くの支援団体と、被災された地域の方々と、共に手を取り合って、復興に向けて新たなキックオフの機会にし、被災された方々を力づけ、支援してくださる方々や、関わる全ての人々の絆を深めていく機会として、イベントを開催いたします。
会場:
宮城県石巻市大街道南1丁目3-1 大街道小学校 体育館及び校庭
日時:
2012年3月3日(土) 10:00〜16:00
前日祭 衣料品配布お楽しみバザー 主催 株式会社丸井グループ
お茶っこ飲み 運営 実行委員会+ボランティア
3月4日(日) 10:00〜15:00
ハートフル・コンサート(体育館) ふんばろうエンタメプロジェクト 企画・運営
屋台村(校庭) 炊き出し・地元特産品販売 約20団体
ハンドメイド品無料配布&ワークショップ ふんばろうハンドメイドプロジェクト
ゲームラリー ボーイスカウト神奈川連盟 県央地区こどもわくわく隊
素晴らしいステージの数々、各支援団体から蕎麦、お餅、タイ焼きなどの無料提供、地場産品販売など会場は笑顔とぬくもりで溢れていると感じました。そして、そこで出会った地元の方々にお便りプロジェクトで寄付をいただいたレターセットを配りながら、お話を伺うことができました。
胸につけている『ふんばろう』のネームプレートに安心していただけるのか、今までの支援に対してのお礼、仮設での生活、心境、自分が震災でどんな経験をしたか、何を失ったのか、これからへの不安…今の心境、環境などをたくさん話して下さいました。必要としているものもやはりさまざまでした。涙目になりながら、お応えするのに目一杯でしたが、できることならもっとお話を伺いたいと思いました。
そして皆さんが仮設住宅の場所を教えて下さったり、「遊びにきてね」と誘って下さったり…。心に寄り添うようなお付き合いが、これからとても大切なのではないかと感じました。
※総合司会を務めた ふるいちやすしさん(左)と大塚智子さん
その日は家族で参加させて頂いていました。小6になる娘、10年後の未来を担ってゆく世代にボランティアの場を直に見て、何かを感じて、考えて欲しくて連れて行ったのです。はじめは皆さんのお邪魔になるのでは…とためらっていたのですが、『大丈夫だからつれておいで』と背中を押して頂いたこともあり、ふんばろうのネームプレートも頂いて参加させていただきました。娘は今回が2度目のボランティアです。
『あまり簡単に震災のことを言ってはいけないと思う、私がわからない悲しい気持ちがたくさんあると思うから』と娘は話すようになりました。そして、『みんな、優しい人たちばかりだったよね、全員優しいね』と。そして西條代表に『一緒に頑張ろう』と声をかけていただいたことも励みになったようでした。
会場に展示されていた雄勝小学校の子どもたちが作った陶板の空には、「明るい未来、一致団結、笑顔、希望」の言葉が刻まれていました。娘と同じく10年後の未来を担ってゆく子どもたちの声。今私たちにできることはこの子たちにバトンを渡せるような社会を一歩一歩、育んでいくことなのだと思いを新たにしました。
※ハンドメイドPJブースでは手作りミサンガが大人気
ポストカードの蓮華の花をみつめて、『懐かしいなあ、綺麗だよね、でも今年は塩の土だから咲かないね』と…地元の方がおっしゃいました。『大丈夫、また咲かせましょう』と涙目になりながら答えていました。
きっと咲く!一面に!また蓮華の花が、東北の全ての地に・・・。
石巻大街道復興祭は笑顔と涙で幕を閉じたけれど、それぞれどのような思いを胸に帰って行かれたでしょう。一人ひとりが復興の1ピースであるということを忘れず、日々を精一杯ふんばっていこうと思います。
参加なされた全ての支援団体の皆さまと、笑い、語り合い、未来へ繋がる時間をともに過ごしてくださった地元の皆さまに感謝します。(中川ひとみ)
***資料***
石巻大街道復興祭
目的:
東日本大震災から1年を迎えようとしているなか、被災された地域では震災の傷跡は生々しく残っています。被災された方々は、日々の厳しい生活環境の中、復興に向けて歩みだしています。
この1年間震災支援にかかわった多くの支援団体と、被災された地域の方々と、共に手を取り合って、復興に向けて新たなキックオフの機会にし、被災された方々を力づけ、支援してくださる方々や、関わる全ての人々の絆を深めていく機会として、イベントを開催いたします。
会場:
宮城県石巻市大街道南1丁目3-1 大街道小学校 体育館及び校庭
日時:
2012年3月3日(土) 10:00〜16:00
前日祭 衣料品配布お楽しみバザー 主催 株式会社丸井グループ
お茶っこ飲み 運営 実行委員会+ボランティア
3月4日(日) 10:00〜15:00
ハートフル・コンサート(体育館) ふんばろうエンタメプロジェクト 企画・運営
屋台村(校庭) 炊き出し・地元特産品販売 約20団体
ハンドメイド品無料配布&ワークショップ ふんばろうハンドメイドプロジェクト
ゲームラリー ボーイスカウト神奈川連盟 県央地区こどもわくわく隊